2020年04月17日

聖霊の働き! 誹謗する相手を愛したとき感じた幸福感 《UTS時代の神体験》



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神明(しんみょう)先生の「UTS時代の神体験」より
『カインとアベルの関係における聖霊降臨の体験』
を紹介します。


私は紆余曲折を経て、1985年からUTSで教鞭を執り始めましたが、
それからというものは当時の総長に心から侍ることによって、
3年以内には総長から絶大な信頼を受けるようになりました。

私は教授という立場上、学生たちに教えているだけでよかったのに、
総長は次第にUTSの組織上の問題、財政の問題、
スタッフの心霊問題、学生の問題といった全ての問題について、
まず私に相談をしてこられるようになりました。

それは実に光栄ではありましが、
そんなに簡単なものではありませんでした。
というのは、周りからは私にさまざまな抵抗が生じてきたからです。

同じ統一食口の間でこんなことが起こるのは残念なことですが、
私を失脚させ追放するための画策が、
当時のUTSのリーダーやスタッフの間で、
見えないところでなされたりしていました。

私は米国の旧敵の日本人として、どこに行っても
苦労が付きものなのかな、とも思いました。


1990年代の初め頃に、あるスタッフの姉妹などは
総長に手紙を書いて、
「UTS内で最も危険な人物はドクター・シンミョウなので
気をつけてください。彼は問題がある所には必ず顔を出し、
その問題をかえって悪い方にこじらせた後、
自分の解決法を提示して点数を稼ごうとする悪人です」
などと讒訴したのです。

私を完全に信頼する総長はカンカンに怒って、
彼女を解雇し追放しようとされました。

それで、私は、私を讒訴する彼女の総長への手紙のことは
知らないふりをして、彼女と直接話してみることにしました。

彼女は私のオフィスに静かに入ってきましたが、
話しているうちに次第に
彼女の形相が見る見るうちに怒りと怨みに満ちてきたのです。

韓国や日本からやってたた東洋人が
教会のトップを占めていることに承服できない、
というのが彼女の一番の言い分でした。

彼女の毒々しい言葉を全部聴いてあげました。
それを聴いたら、普通だったら我慢できないような内容でした。

しかし不思議にも神様の働きのせいか、
私は彼女の怖い形相を見ながら、かえって愛の思いが
ふつふつと湧いてきて泣きそうになりました。

いよいよ彼女との話が終り、彼女が立ち去った後、
独りになった私は彼女に対する神様の無条件の愛を感じて、
机の上に顔を伏せてしばらく号泣しました。
そして私に対する彼女の個人攻撃の事実さえも
許して余りあるように感じました。

これも聖霊現象でなくて何でしょうか。
自分の力ではこんなことは絶対にできないはずです。


それで私は総長に訴えました。
私が必ず彼女を面倒見るので、彼女をクビにしないでください、と。
面倒を見れる自信はありました。
なぜならば、神様がいらっしゃると感じたからです。

総長は私の訴えを聴いてくださり、彼女をクビにされませんでした。

その後も何度も、いわゆるカインの立場にある人達の苦情を
真心で聴いてあげて、同じような聖霊降臨の体験をしました。
私がUTSの総長になってからもそれを体験しました。

そのときは、本当に神様の愛が充満して、
怨讐はもういなくなってしまうのです。
全ての人を愛せるのです。

それこそ天国に入ったような気持ちでした。
これ以上の幸福はないと感じました。


統一運動もこのような聖霊体験を基にして歩めれば、
どれほどよいでしょうか。

もちろん、組織とか経済などの外的な現実面を
無視するわけではありませんが、
現実面もこのような内的なものによって
支えられなければならないのではないか、とも思います。

要するに、カインとアベルの関係に
聖霊が降臨できるようになれば、いちばんよいと思います。

先生に確認の上
一部編集しています
文責:ten1ko2

「UTS時代の神体験:ドクター神明の信仰エッセー」
現在、『世界家庭』に連載中


先回は、神明先生が愛の減少感を感じる立場の証しでしたが、
今回は、逆の立場です。

アダム家庭においては、アベルは傲慢になり、
カインの怨みの思いは増幅して、アベルを殺害する結果になりました
彼女のために祈りを捧げました。
本当に素晴らしいな、と思います。

先生は、他にも様々な仕打ちを受けられたそうですが、
その試練を乗り越えられる中で、
神様の導きを実感されたといいます。

私たち、家庭連合には神様がともにあり、
しかもお母様の語られる、
本当の神様、天の父母様がともにおられます。

ですから、先生の語られる通り、
聖霊がともにある組織、統一運動が
実現可能であることを心から感じるのです。





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