橘先生のエッセイ、
今回は、「仲良くなる順番」です。
☆
本欄で連載中のエッセイが、おかげさまで一冊の本になりました。
アトランダムにつづったものがテーマごとにまとめられています。
編集作業を始めた時点で書いたエッセイは80本を越えていましたが、
その中で私が躊躇(ちゅうちょ)せずタイトルに選び、
その後も迷うことがなかったのが
『いちばん大切な人と仲良くなれました』です。
読まれたかたは意味するところをご存じと思いますが、
タイトルだけ聞けば「一番大切な人」は人によって違う、
自分にとっては誰だろう、などと思われるかもしれません。
親にとっては子供は自分よりも大切ですし、
配偶者もそうだという人もいるでしょう。
でも本書では、「まず仲良くなるべき大切な人」
という視点でお話ししています。
仲良くなる順番があるのです。
☆
先日、友人が電話で「私の周りには
自分が嫌いな人が案外多いかもしれない。
家庭集会で“自分を愛しましょう”と言っても
ピンとこないみたい」と話していました。
信仰熱心な年配の婦人でも
「自分のことが嫌いです」と言っていたそうです。
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恵まれた環境に感謝することはあったとしても、
自分が嫌いな人は「私、幸せ!」と
心から言えないのではないでしょうか?
嫌いになった理由はさまざまあると思いますが、
嫌いになったら仲直りしないといけませんね。
天の父母様を知り、自分がその子女であることを知ったなら、
そんな貴い自分を否定的に見るのはNGです。
☆
真のお母様もこう言われています。
「…誰であっても、自分自身を
取るに足らないものとして扱ってはなりません。
宇宙の聖なる作用によって生まれた
貴い存在であることを、
心の底から悟るべきなのです。」
(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』64頁)
☆
貴い存在は貴く扱わなければいけません。
前著『夫婦愛を育む魔法の法則』でも触れましたが、
真のお父様も
「自分を愛さない人は
神を愛することができません」
(『世界経典U』177頁)と言われました。
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とはいえ、既に身に付いた思考のクセが、
自分をつい否定してしまうこともあるでしょう。
そのクセを理解し修正し自分をポジティブに見るようにする
地道な作業が大切なのですが、それは一朝一夕ではなりません。
本書がその作業の助けになればと願っています。
☆
創造原理で、人は個性完成して、夫婦となり、親となっていくとあるように、
自分と仲良くすることが夫婦関係を良くする土台であり、
良い夫婦関係が親子関係の改善にもつながるのです。
順番の最初にあるものを後回しにしないようにしましょう。
大切な、全ての人と仲良くなれますように。
夫婦愛を育む 121
仲良くなる順番
ナビゲーター:橘 幸世
仲良くなる順番
ナビゲーター:橘 幸世
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橘先生、書籍の出版、おめでとうございます。
普段、BlessedLifeに紹介されている
エッセイを読んでいます。
日常のちょっとした話題を題材として、
とてもわかりやすく語られているので、
たまにブログでも、こうして
紹介させていただいています。
タイトルの『いちばん大切な人と仲良くなれました』
真の父母様が語られているように、
一番貴く思わなければならないのは、私自身である、
これが究極の答えなのです。
自分自身を本当に愛する人は、
身近な人、周りの人を愛することができる
ということなのかと思います。
逆に言えば、自己中心的で、
ために生きることができない人は、
本当の意味で、自分を愛していない、
ということになるでしょう。
自己牧会プログラムにも通じることですね。
自分の本心に働く神様を見出すべく、
今日も一日歩んでいきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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