『愛を育て、幸せをつくる結婚
〜あなたにお勧めする祝福結婚』より
「ゴール? それともスタート?」を紹介します。
☆
『愛を育て、幸せをつくる結婚』
本書は、「そもそも結婚ってすべきものなの?」
「結婚はしたいけれど、自信がない」という青年男女に向けて、
まずは「祝福結婚っていいかも」
と思ってもらえることを目指してまとめられています。
20〜30代のかたがたに、家庭連合の結婚観について
知っていただくきっかけにもなる書籍です。
☆
「ゴールイン、おめでとう!」
結婚式でよく聞かれるお祝いの言葉です。
先ほどまで、結婚生活の喜びについて説明しましたが、
実際にはそのような幸せに憧れて結婚する人たちが
今もたくさんいます。
しかし、必ずしも皆がみな、うまくいくわけでは
ないのは、なぜでしょうか?
ここでもう一つ、物語を紹介しましょう。
☆
あるところに一匹のメス猫がいました。
そこへ凜々(りり)しい青年が通りかかります。
「なんて素敵な方なのかしら」。
メス猫は一目ぼれしてしまいます。
「あの人と結婚したい」
その思いは日に日に強くなっていきました。
ある日、メス猫は女神様にお願いをします。
「私を美しい人間の娘に変えてください」
女神様の魔法で美しい娘に化けた猫は、ついに青年の心を射止め、
めでたく結婚にゴールインするのでした。
これは「花嫁になった猫」というイソップ物語の一つです。
めでたくゴールインとなりましたが、
ストーリーはここで終わりません。
幸福な結婚生活を始めたのはいいものの、
猫であった時の本性はまるで変わっていませんでした。
昼は一日中、寝たまま。
掃除をすれば、ほうきで遊びだし、
料理をお願いすると、生の魚をお皿に載せて持ってくるだけ。
しまいには、台所に現れたネズミを追いかけ回す始末です。
温和な青年もさすがに辟易(へきえき)し、
「あなたとは、やっぱりやっていけないよ」となるのです。
☆
この話を聞けば、誰でも「そりゃ当然だ」と苦笑することでしょう。
しかし、結婚というものを考える上で、
この話は私たちに大切な教訓を与えてくれています。
誰もが「幸せになりたい」と思って結婚しますが、
この物語のようになってしまうケースも多いのではないでしょうか。
「結婚さえすれば幸せになれる」というわけではないのです。
そういう意味で、結婚はゴールというよりもスタートと言えます。
「結婚できて幸せ」ではなく、「結婚した後」にどうするかで、
幸せになるかどうかが決まるのです。
結婚後が本番だということです。
さらに言えば、「結婚後」に備えてあらかじめ何をするか、
つまり「結婚前の準備」が重要になるのです。
世界平和統一家庭連合 「結婚と家庭」研究チーム / 編
(光言社・刊『愛を育て、幸せをつくる結婚』より)
『愛を育て、幸せをつくる結婚』(4)
第二章「幸福な結婚」、その前に…
(1)ゴール? それともスタート?
(Blessed Lifeより)
(光言社・刊『愛を育て、幸せをつくる結婚』より)
『愛を育て、幸せをつくる結婚』(4)
第二章「幸福な結婚」、その前に…
(1)ゴール? それともスタート?
(Blessed Lifeより)
☆
「花嫁になった猫」。。。
なるほどー。
これは物語ではありますが、
結婚した猫の様子は、
人間の私たちにもありがちな姿だと思います。
私自身の人格、心情、
私なりの人生観で生きてきた人生。
しかし、夫婦となったなら、
昔と同じようにはなかなか生活できないでしょうし、
もし自分のスタイルを通せば
結婚自体が難しくなることでしょう。
相手に合わせることも
ストレスかもしれませんし、
実際、この猫のように本性が表れてしまうのも
家庭では仕方がないことかもしれません。
ただし、それは、その人の心持ち次第で
かなり変わります。
きっと気ままな独身時代の癖も、
直していけるのではないでしょうか。
結婚・夫婦・家庭というものが、
私たちを成長させてくれ、
そして、真の愛の神様に似ていくことができる。。。
「愛を育て、幸せをつくる」祝福結婚。
子どもの養育や、神氏族メシヤ活動など
共通の目的や、愛する対象があれば、
なお、助けになると思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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