現在、真のお母様はラスベガスに行かれ、
明日は、WCLC創立1周年記念としての
「神統一世界安着のための世界基督教 聖職者希望前進大会」
が行われるとのこと。(下に紹介動画)
新型コロナウイルスが深刻な米国でありますが
真のお母様のご安寧と、
大会の勝利をお祈りいたします。
今日は、金元弼先生の『伝統の源流』の
最終回、「神を慰める者となりましょう」より、
「本人以上に心配して伝道する」を紹介します。
☆
先生がこの神の道を切り開かれた時に、
いつも神のことを考えて祈られたといいます。
もっとつらい神様がいらっしゃったのです。
先生の苦しい立場を眺め、苦しい立場に
追い込まなければならないけれども、
それを見捨てなければならない神の御心情は
もっとつらかったでしょう、ということを先生は考えられたのです。
先生が牢屋の中に捕らわれた時にも、
“私が苦しむのを見る神の御心情はいかぽかり苦しいことだろうか。
その苦しみは、私よりも、もっと苦しいでしょう。
だから私よりもつらい苦しみを見つめた時に、
私の苦しみは、その苦しみの中に包含されてしまう”
とそう思われたのです。
だから先生は、いつも神と一緒に苦しみ、
一緒に泣かれるのです。
☆
ところが私たちは、神と共にそういうことをしないから、
泣いても自分のために泣くということになります。
そして自分が泣いたばかりでなく、神をもっと泣かせることになるのです。
しかし先生はいつも、いろいろな苦しいことがあっても、
恨みの境地をお歩きになっても、ののしることができなかったというのは、
恨みの中におられる神の心情を御存じだからです。
そのようにして、摂理の中をお歩きになる先生は、
惨めな私たちですけれども、私たちが大事にし、
私たちが愛するそれ以上に愛し、大事にしてくださるお方です。
そのことを思い、それに習って、私たちも伝道するにあたって、
その人が自身を心配する以上の心掛けで伝道するならば、
その人は分からないとしても、その人の先祖には分かるのです。
自分の後孫に私が非常に心をかけているということを、
本人は分かりませんけれども、その人の先祖には分かるというのです。
それが成り立った場合は、その先祖は、
気が付かない後孫に降りて、知らせてくれるのです。
☆
世の中にも、そういうことがあるのです。
対人関係において、人のためにやったとします。
ところがその人には分からないのです。
しかしその人の親は分かっています。
自分の子供に対して、他の友達が自分のことを非常に心配して、
ためになっているということが親には分かるというのです。
そしてそのお父さんが気付いた時は、子供に言って聞かせるのです。
☆
ですから先生は、その伝道する人のために祈るならば、
必ずその人の先祖が霊にでも幻の中にでも現れて
教えてくれるとおっしゃるのです。
先生が世の中の人や私たちに現れたり、
教えてくれたりする奇跡みたいなことが起こりますが、
それは奇跡ではなく当然のことです。
それは先生がそのように私たちの先祖を感動させたからなのです。
そしてその先祖が私たちに、私は全然見聞きもしないのに、
現れて教えてくれるというのです。
☆
先生は牢屋(興南収容所)の中では全然語らなかったのですけれども、
その牢屋の中で、ある人に先祖たちが現れました。
その人は先生のことを全く知らないのです。
囚人たちにはみな番号がありますけれども、先祖の霊が、
何々番の人にこれをささげなさいと言いました。
牢屋の中でそのようにして伝道されたお弟子が十二人もいたのです。
先生のそういう面をお手本として、これから私たちは生活の中で
一つひとつこれを実践して、熱心にがんばってまいりましょう。
これでもって、私の話を終わりたいと思います。
(「神を慰める者となりましょう」
一九七六年四月四日東京教会)
信仰生活シリーズ 6
『伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道』
金元弼
1998年7月1日発行
※『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題
一九七六年四月四日東京教会)
信仰生活シリーズ 6
『伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道』
金元弼
1998年7月1日発行
※『信仰と生活第二集伝統の生活化』を改題
☆
お父様が神様を愛されるご心情は、
本当に素晴らしいと思います。
まさにお母様が語られるように、
「孝情」の塊なのですね。。。
また、夢や幻で特別な夢を見るのは、
先祖が「私」に悟らせるために、
教えてくれるものだ、と知りました。
お父様は、深刻に切実に祈られるから、
伝道したい人の先祖が現れるのでしょう。
私たちも導きたい人に対して、
夢に現れるくらいに、真剣な祈りを捧げる
そういう姿勢が必要なのだと感じました。
金元弼先生のみ言、「伝統の源流」は、
今回で終了になります。
(最後ですので、下にあとがきを掲載します)
ただ、元弼先生のみ言は好評ですので、
別の書物を紹介しようと思っています。
お楽しみに。
あとがき
本書は、金元弼先生が日本、英国、米国で語られた講話を再構成したものです。英国では一九七九年に指導者向けの修練会で語られました。また米国では、八一年の一二〇日修練会で語られました。講話の内容は、金先生が四六年に文鮮明先生と初めて出会った時の様子から始まり、弟子となられてからの日々の間に文先生から受けられた様々な貴い恵みの一つ一つにまで及んでいます。さらに、今日までに『成約の鐘』『聖徒』『ファミリー』誌上に掲載された講話を加えました。
※本書は、『信仰と生活第二集伝統の生活化』を、『伝統の源流−主と歩んだ教会創立以前の道』に改題したものです。
【著者略歴】金元弼(キム・ウォンピル)先生
1928年 9月 平壌で出生
1946年 3月 平壌師範学校卒業
7月 統一教会へ入教。(教会創立前)
弘益大学 西洋絵画科受講
1962年 2月 全国巡回師室長
9月 協会経理部長
1963年10月 財団理事長
1968年 4月 龍山地成長
1972年 9月 ソウル本部教会教会長
12月 英国、米国家庭教会責任者
1986年 5月 ヨーロッパ信仰指導責任者
信仰生活シリーズ 6
伝統の源流 主と歩んだ教会創立以前の道 金元弼
1998年7月1日発行
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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