金元弼(キム ウォンピル)先生にまつわる
先輩家庭の証しです。
☆
私の妻(米国人)が統一神学大学院の院生であった時、
お父様がベリータウン神学大学院に
しょっちゅうお越しになられました。
院生がお父様に質問する機会があった時、
妻が「私たちが完成したと、どのように分かるのですか?」
と質問しましたら、お父様は
「完成したら自然に完成したと分かるんだよ。」
とおっしゃられました。
☆
元弼先生が58歳の時、私がとても真剣な顔をしているので、
「澤田さんどうしたのですか。」と、
高い女性のような声で尋ねられました。
先生は言葉使いがとても丁寧で、私のような者にも
「さん」付けで呼んで下さいました。
先生の話を聞かれた方はよくご存知ですが、
先生の声はとても高音なのです。
私が真剣な顔をしていましたので、私がする質問は
大切な質問だとすぐにお分かりになられました。
質問はとてもぶしつけな質問だったのですが、
私には信仰生活をかけた質問だったのです。
☆
「元弼先生、先生は蘇生、長成、完成の
どの段階におられるのですか。
あるいは既に完成しておられるのですか。」
とお尋ねしました。
これは信仰歴が長くなればなるほど、
受ける者にとって厳しい質問です。
それまでいろいろな先輩に、
「今どの段階におられるのですか?」と尋ねても
はっきりと答えてくれる方がいませんでした。
お父様は、私たち堕落人間も祝福を受けて
復帰路程を歩めば完成できる、と語って下さいます。
しかし、身近にその見本の方が居ないのです。
もし、第一弟子の金元弼先生が
「私はわかりません」、と言われたら、
原理のどこに希望があるのだろう、と考えて悩んでいました。
☆
私の信仰生活を賭けた質問に、先生は
「私は今完成期にいます。
そして限りなく完成に近づいています。」
とおっしゃられました。
その時、嬉しくて涙が止まりませんでした。
そして、先生は
「澤田さん、私と一緒に復帰の道を歩みましょう。」
と言われました。
それが1984年の出来事で、いまから36年前の話になります。
(文責:ten1ko2)
アメリカ宣教師・澤田亮一郎先生
アメリカ宣教師・澤田亮一郎先生
☆
元弼先生とのやり取りは、
とても貴重なものだと思います。
「完成期にいます」
とはっきり答えられた元弼先生には、
自信と確信があったに違いありません。
1980年代の元弼先生は、
年齢としては、50代だったでしょう。
私も今50代なのですが、そう考えると、
後輩から同じ質問されたとすると
「完成に近づいています」
と自信をもって答えられるでしょうか。。。
「神氏族メシヤです」
というのは、名ばかりで、
中身も何もない存在であると、
申し訳なく感じています。
内外ともに、公私ともに、
完成期にいることを誇ることができるよう、
さらに精誠を捧げなければ、と思うのです。
私は限りなく完成に近づいてゐます
まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)
まるくまーる(旧・教育部長の講義日記)
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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