奈田壽美子先生
「聖書に見るメシヤ観」の続きです。
☆
「サタンはよたもの(ならず者 やくざ)の世界的王様だよ。
これが、見える王様じゃないんだよ。
見えない王様だから、
我々が目をつむっているのと同じだよ」
と文先生のみ言にあるように、
どんなに実践を積んできた、
どんなに神に近づいてきたと言っても、
自分がメシヤを迎えて、はっきりメシヤと
一つであるということが確認できていなければ、
いつでもサタンは隣り合わせにいるということを
自覚しておかなければなりません。
☆
神は霊的な存在ですが、サタンも
神を押しのけてでもやってくる霊的存在なのです。
それを押しのける条件は自分にありますから、
いつも油断ができないのです。
サタンとはっきり決別していくためには、
どうしてもメシヤ、キリストという介在者が必要です。
☆
キリストが自分の心の中にいつも住んでいなければ、
サタンは巧みに心の中に侵入してくるのです。
文先生も、
「サタンというのは
他のどこにいるのでもない。
私の中、自分自身の中にいるのだ」
と言っておられます。
すなわち自分という一つの宿の中に、建物の中に、
神が住むか、サタンが住むかの戦いだと言われます。
☆
そして、サタンは巧みに言い寄ってくるのです。
「今、二十歳前後でこんなところに来て、
こういうことをやるべきじゃないよ。
十年くらい待っても統一教会はなくならないし、
人がたくさんいるのだから、
こんな苦労なんかしなくても追いつけるよ!」と。
☆
それに対して、エベソ人への手紙四章22〜24節には、
「すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、
情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、
心の深みまで新たにされて、
真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた
新しき人を着るべきである」 とあります。
聖書の言葉というのはとても深いと同時に観念的です。
これを理解するためには深く考えなければなりません。
脱ぎ捨てるべき「古き人」というのは一体何か、
「新しき人を着る」というのはどういうことか、
このような表現はなかなか分かりにくいのです。
しかし、分かってみるとすばらしいのです。
そういう聖句を聖書の中から抜き出して、
文先生のみ言と同時に学ぶことが必要だと思います。
☆
先生もこう言っておられます。
「統一教会の信仰生活は、その習慣性を超えて、
より以上の習慣性をつくるべきなのに、
その基準を凌駕していくことができない。
それは非常に難しい。
それには、故意に反対の方向をとっていく
という方法を、十年以上続けないと、
そういう境地を凌駕することは難しい」。
新しい習慣性をつくることはそれくらい難しいものです。
では、一体何によってそれが可能となるのでしょうか。
それは、キリストの勝利圏を引き継ぐことによってです。
またそれを引き継ぐことによって、
新しい習慣性の形成も早くなるのです。
奈田壽美子
「父母と共なる生活
信仰生活の真髄をつかむ」
第一章メシヤ観
二 聖書に見るメシヤ観
「父母と共なる生活
信仰生活の真髄をつかむ」
第一章メシヤ観
二 聖書に見るメシヤ観
☆
先日、紹介した浅川先生の講話にもありましたが、
最強の「鬼滅の刃」は、真の愛の心から生じる?! 見えない鬼の存在 《浅川先生》
私たちに巣食うサタン、
また、その手下である悪霊という存在は、
目に見えないから厄介なのです。
サタンは、私たちの堕落性を棲み家にするといいます。
お父様も、堕落性を脱いで、新しい習慣性に到達するには、
「十年以上続けないと、そういう境地を凌駕することは難しい」
と語っておられるわけです。
堕落の習慣性だったものを、
天の習慣性に変えるのは、
変わらない精誠しかないということでしょう。
それでも、変えていける道があるのです。
奈田先生が語られるように、
キリスト(真の父母様)の勝利圏を引き継ぐことができる
これがどれほど、ありがたいことでしょうか。。。
さらには、勝利圏の相続、と考えると、
もっともっと奥深いところを求める必要があるな、
さらにみ言を求めていきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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