2021年02月15日

サタンと同じ建物に住むか、決別するか── 《奈田壽美子先生*父母と共なる生活》



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奈田壽美子先生
「聖書に見るメシヤ観」の続きです。


「サタンはよたもの(ならず者 やくざ)の世界的王様だよ。
 これが、見える王様じゃないんだよ。
 見えない王様だから、
 我々が目をつむっているのと同じだよ」


と文先生のみ言にあるように、
どんなに実践を積んできた、
どんなに神に近づいてきたと言っても、
自分がメシヤを迎えて、はっきりメシヤと
一つであるということが確認できていなければ、
いつでもサタンは隣り合わせにいるということを
自覚しておかなければなりません。


神は霊的な存在ですが、サタンも
神を押しのけてでもやってくる霊的存在なのです。
それを押しのける条件は自分にありますから、
いつも油断ができないのです。

サタンとはっきり決別していくためには、
どうしてもメシヤ、キリストという介在者が必要です。


キリストが自分の心の中にいつも住んでいなければ、
サタンは巧みに心の中に侵入してくるのです。

文先生も、

「サタンというのは
 他のどこにいるのでもない。
 私の中、自分自身の中にいるのだ」


と言っておられます。

すなわち自分という一つの宿の中に、建物の中に、
神が住むか、サタンが住むかの戦いだと言われます。


そして、サタンは巧みに言い寄ってくるのです。

「今、二十歳前後でこんなところに来て、
こういうことをやるべきじゃないよ。
十年くらい待っても統一教会はなくならないし、
人がたくさんいるのだから、
こんな苦労なんかしなくても追いつけるよ!」と。


それに対して、エベソ人への手紙四章22〜24節には、

「すなわち、あなたがたは、以前の生活に属する、
 情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、
 心の深みまで新たにされて、
 真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた
 新しき人を着るべきである」
 とあります。

聖書の言葉というのはとても深いと同時に観念的です。
これを理解するためには深く考えなければなりません。

脱ぎ捨てるべき「古き人」というのは一体何か、
「新しき人を着る」というのはどういうことか、
このような表現はなかなか分かりにくいのです。

しかし、分かってみるとすばらしいのです。
そういう聖句を聖書の中から抜き出して、
文先生のみ言と同時に学ぶことが必要だと思います。


先生もこう言っておられます。

「統一教会の信仰生活は、その習慣性を超えて、
 より以上の習慣性をつくるべきなのに、
 その基準を凌駕していくことができない。
 それは非常に難しい。

 それには、故意に反対の方向をとっていく
 という方法を、十年以上続けないと、
 そういう境地を凌駕することは難しい」。



新しい習慣性をつくることはそれくらい難しいものです。
では、一体何によってそれが可能となるのでしょうか。

それは、キリストの勝利圏を引き継ぐことによってです。
またそれを引き継ぐことによって、
新しい習慣性の形成も早くなるのです。

奈田壽美子
「父母と共なる生活 
信仰生活の真髄をつかむ」 
第一章メシヤ観
二 聖書に見るメシヤ観


先日、紹介した浅川先生の講話にもありましたが、
  最強の「鬼滅の刃」は、真の愛の心から生じる?! 見えない鬼の存在 《浅川先生》
私たちに巣食うサタン、
また、その手下である悪霊という存在は、
目に見えないから厄介なのです。

サタンは、私たちの堕落性を棲み家にするといいます。
お父様も、堕落性を脱いで、新しい習慣性に到達するには、
「十年以上続けないと、そういう境地を凌駕することは難しい」
と語っておられるわけです。

堕落の習慣性だったものを、
天の習慣性に変えるのは、
変わらない精誠しかないということでしょう。

それでも、変えていける道があるのです。
奈田先生が語られるように、
キリスト(真の父母様)の勝利圏を引き継ぐことができる
これがどれほど、ありがたいことでしょうか。。。

さらには、勝利圏の相続、と考えると、
もっともっと奥深いところを求める必要があるな、
さらにみ言を求めていきたいと思います。





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posted by ten1ko2 at 07:41 | Comment(0) | 信仰生活・信仰講座・礼拝説教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする