倉本正彦先生の講話を紹介します。
「祝福家庭を愛される真の父母様」
〜最後の1カップルまで精誠を込められる〜
☆
式典の直前になり、“相手と出会えない”
“キャンセルがあった”と
駆け込んでくる者が数人いました。
それを真のお父様にご報告すると、
「すぐに集めなさい」と言われ、
改めて実体で組んでくださったのです。
お父様は、聖酒式、祝福式を主管される超多忙な中でも、
そのような人が出てくるたびに、
個人個人に丁寧に接して事情を聴きながら、
祝福式の直前までマッチングしてくださったのです。
いちばん最後にマッチングされたカップルは、
真の父母様が主礼の服装に着替えるため、
お部屋に入られたあとにやってきました。
お父様はドアを半開きにして顔だけのぞかせて、
その人に事情を聞かれたうえで組まれたのでした。
お父様は、神様が創造において完全投入されたように、
最後の1カップルまで精誠を込めてくださったのです。
☆
また、祝福式の途中で会場に入ってきたカップルも少なくなく、
彼らは、果たして式が成立したのかどうか不安がっていました。
のちに、お父様にお尋ねしたところ、
お父様から「祝祷が終わる前に
式場に入っていればOKだ」とのお答えを頂きました。
☆
全ての式典が終わったあと、私たちは外に出て、
真の父母様をお見送りしました。
お父様の車が動き出したとき、
数人の女性たちが歓声を上げて、
お父様のお車に駆け寄りました。
彼女たちは日本から来たのですが、
式典には間に合わなかったのです。
お父様が車を停めて降りられ、その女性たちに
「今、来たの?」とお聞きになりました。
「はい、今来ました」
「悪いね。もう式は終わってしまったよ。
どこの人と組まれたの?」
二言、三言、彼女たちと言葉を交わしたあと、
お父様は「これでおいしいものでも買って食べなさい」と、
ご自分の財布をお渡しになりました。
女性たちは飛び上がって感激していました。
お父様は寂しく悔しい思いをしていたであろう彼女たちに、
ある意味、式典に参加した人以上の、
「お父様との忘れられない出会い」をつくってくださったのです。
『祝福家庭』94号(2019年秋季号)
倉本正彦先生の講話
「祝福家庭を愛される真の父母様」
〜最後の1カップルまで精誠を込められる〜
(blessed lifeより)
倉本正彦先生の講話
「祝福家庭を愛される真の父母様」
〜最後の1カップルまで精誠を込められる〜
(blessed lifeより)
☆
滑り込みアウトの花嫁たちは、
式典に間に合わなかった、ということは、
6500双祝福を受けることが出来なかったわけです。
ここでのお父様との出会い、というものは、
天の計らいだったと思わされます。
おそらく、その後の3万双の祝福を
受けられたと思いますが、
当時は、いつ行われるか、わからなかった時代です。
胸痛い思いは、どれほどのものだったか・・・
わずか一瞬の出会いだったかも知れませんが、
財布を丸ごと渡されたお父様の姿に
心が癒されたに違いないと思います。
今回は、二つのエピソードを紹介しました。
どちらもお父様が祝福に対して、貴く思われる、
深い深い、親としての心情を感じます。
それは、神様も全く同じでしょう。
だからこそ私たちは、祝福の価値を再確認しつつ、
万民に分け与えていきたい、という、
父母の思いを共有していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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