2021年04月22日

共産主義をも救おうとされるお父様、東大大学院卒の苦労を慰労 《大谷先生へのみ言》



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大谷先生の証し、続編です。


(明史さん)一九八〇年から私は、韓国統一思想研究院院長の
李相軒先生(三十六家庭)が『共産主義の終焉』という本を
出版するために必要なマルクス主義の
資料編纂の責任者になりました。

当時、強固な反共国家であった韓国では
マルクス主義の書籍を入手するのは困難でした。

しかし、日本はマルクス主義が盛んであり、
マルクスーエングルス全集、レーニン全集、
スターリン全集、毛沢東全集など、
全て原書から日本語に訳されていました。

私は三年半、国際勝共連合のM氏(七七七家庭)
の協力を受けながら、マルクス主義の文献の収集、
研究に没頭したのです。

日本語の堪能な李相軒先生は、日本語で原稿を書かれました。
そして、一九八四年二月一日に日本語版の
『共産主義の終焉』が出来上がりました。

ちなみにその八日後にアンドロポフ
(当時、ソ連共産党書記長)が亡くなりました。


その後、日本語では世界に影響を与えられないということで、
英語版を作るようになりました。

一九八四年末、私はニューヨークに行き、
七か月間滞在して、一九八五年七月に英語版が出版されました。

英語版の作成に際しては、大和田法生さん(トリニダード・トバゴ国家メシヤ)、
アメリカのCAUSAのメンバーのポール・ペリー、
古田武士さんの協力を受けました。


一九八九年七月二十三日から八月十二日まで、
アメリカニューヨーク州のUTS(統一神学大学院)で、
アメリカのリーダーに対する特別講師統一思想修練会がありました。
李相軒先生が講師で、私はスタッフとして携わりました。

修練会の後、真のお父様がニューヨークのディアパーク乗馬訓練場、
アラバマの造船所を視察されるのに、
私たちスタッフ三人がお供をする恵みにあずかりました。

そしてニューヨークの乗馬訓練場で、お父様は私たちに
次のように語られたのです。

「闘争的弁証法ではない。
 和合的弁証法、ハーモナイズ弁証法だ。
 少し字を変えればそのまま共産党のイデオロギーだね。

 物を中心とした弁証法ではなく、
 神を中心とした和合弁証法だ。
 それさえ変えれば共産党はそのままでよい。
 分かった?
 一つ変えれば、すぐ神中心の弁証法になるのだよ」

このとき私は、「強力に勝共を推進しておられた真のお父様の真意は、
共産主義者を倒すのぱなく、誤った共産主義思想を正して、
彼らを正しい方向に導こうとされているのだ」
と悟りました。

そして、真のお父様は一九九二年にソ連のゴルバチョフ大統領と、
一九九一年に北朝鮮の金日成主席と会談されるに至ったのです。


その後、真の御父様が
「アラスカでのハリバット釣りの修練会に行くように」とおっしゃり、
私も大和田法生さんと共に参加しました。

朝早くから海に出掛けて釣りをして、夜は真のお父様のみ言でした。
その席で、思いもかけず、お父様から証しをするように言われたのです。
一九八九年八月二十五日、アラスカのノースガーデンでのことです。

私は簡単に生い立ちを紹介して、「私は東大で自然科学を学びましたが、
そこでは研究のための研究、論文を書くための研究になっていて、
自分のやっていることが人間の幸福と何の関係があるのか分かりませんでした」
というようなことを証ししました。

すると、真のお父様はこのように語ってくださったのです。

「現代科学は心情を中心としなければならない。
 神が天地を創造したのは「ための創造」であった。

 今から世界は、自己中心的に反対する者は
 力でもって排除される。
 悪らつな暴虐、戦争の歴史は終わりを告げる。

 ……大谷君も自然科学をやったのだね。
 統一思想をずっとやったのだから、 
 非常に範囲が広くなっただろう。
 前後左右……。(『はい』)

 今は、自分を中心として
 いくら自然科学をやっても、追求で終わる。
 虚無で終わる。
 最後には、その運命は虚無で終わる。
 その一生は、自然科学の僕のようになってしまう。

 人間主体はいずこや? 
 自分という価値を貴重にしなくてはならない。
 その問題の解決……統一思想は
 人間を主体として自然科学を発展させるのだね。
 (『はい』)

 相対的関係をもって運動しながら……
 二性性相とは大変なことだ。
 創造されたものは二性性相だから、
 宇宙は全てペアシステムだ。
 そういう理論を打ち立てるのが原理である」


少しさかのぼって一九七〇年代のことになりますが、
私が原理研究会で学舎長をやっているとき
訪韓したことがあります。

このとき、私は七七七家庭祝福の後で、
思いがけないことがあり、非常に落ち込んでいて、
暗闇の中を歩くような苦しい時期でした。

真のお父様がみ言を語ってくださったのですが、
私は後ろの方にいて、お父様を正面から見ることもできず、
斜めの方を向いていたのです。

すると、真のお父様は、
「東大の大学院、博士課程を出てね、
花売りをするのは歴史的なことだ。
普通の女の子が花売りをするのとは違うんだ」
とおっしゃるのです。

「えっ?東大の大学院?博士課程?
自分しかいない・・・」
とびっくりしました。
お父様は私の心を見通して慰めてくださったのです。


狭山公園(東京都)で真のお父様が語っておられるときも、
後ろの方にいました。
遠くから眺めているような場所だったのですが、
やがて疲れて、眠くなり、小首がカクンと垂れました。

その瞬間、お父様が「大谷ちゃん!」とおっしゃったのです。
続けて、「今、先生が何を言ったか言いなさい」と言われました。

私は眠った瞬間でしたから、しどろもどろになりました。
けれども、「しっかりしなさい」という
温かい励ましが伝わってきました。

やがて私は心の暗闇から脱することができました。
このような出会いから、真のお父様は、
「原理」を説かれた偉大なお方であると同時に、
本当に人の心を見通して導かれる
お方であることを知りました。



今回は、ご夫婦の祝福の証しではなく、
大谷先生が語られていて、
真のお父様から受けた様々なみ言を
紹介していただきました。

大谷先生は、李相軒先生とともに
勝共理論をまとめあげられた功労者です。

勝共理論執筆の証しも、とても素晴らしいものですので、
折を見て、後日、紹介したいと思います。

そんな先生も万物復帰の道を歩まれ、
相当ご苦労なされたのですね。。。

得意、不得意あると思いますが、
やはり、大谷先生のような学者出身の方は、
簡単ではなかったと思います。

それでも懸命に歩まれたことに
お父様は慰労の言葉をかけられました。

私たちは、直接お父様から
声を掛けて頂いたり、み言を頂く
機会はありませんが、大先輩の証しから、
真の父母様を知ることができることを
感謝します。





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