方相逸大陸会長が、3月14日長野家庭教会において、
特別合同礼拝の時に語られた説教より、
一部題目、
「世界の宗教団体の中で長男の立場にある家庭連合」
を紹介します。
☆
私たち夫婦は、恵まれて男の子四人、
女の子二人を授かりました。
子供たちには、いつも申し訳なく思っているのですが、
家族で外食に行くことはほとんどできませんでした。
皆さんも同じような思いを持っているのではないでしょうか。
長男が中学三年生のときのことです。
少しお金が手に入ったので、久しぶりに
家族を食事に連れていこうと思いました。
しかし、八人分には足りなさそうだったので、
妻に「本当にごめん。息子たちと食事に行こうと
思うんだけど、娘たちと家で食べてもらってもいい?」
と聞きました。
妻は「娘たちは私か守るから、安心して行ってきて!」
と、快く送り出してくれました。
回転ずしに行くことになり、私は、一皿百円だから、
五人でおなかいっぱい食べても、一万円で足りるだろうと、
たかをくくっていました。
そして、子供たちは「おいしい!おいしい!」と
勢いよく食べ始めました。
しばらくして、長男が、隣にいた次男の足を蹴りました。
私が、「けんかをしないで静かに食べなさい」と
注意して、再び食べ始めましたが、少しして、
また蹴ったので、長男を叱りました。
すると、長男は私に、後ろを見るように指さしたのです。
私か振り返ると、皿の色で五百円、四百円……百円と
値段が決められていました。
長男はそれに気づいて百円のものだけを食べていたのです。
私や他の息子たちは高いものばかり食べていました。
私は頭が真っ白になりました。
食べた分の値段を簡単に計算して、
何とかなると腹をくくり、長男に
「お父さんはもういいから、おまえも四百円、
五百円のすしを食べなさい」と言うと、
「いいよ。百円のもおいしいよ」と答えました。
私は、次の言葉が出てきませんでした。
自分が食べたいのを我慢して親のことを気にかけてくれる
長男の姿に、ただただ感動したのです。
世界には数え切れないほどの宗教団体があります。
それらは次男、三男、四男の立場であり、
家庭連合は長男のような宗教団体だと思います。
ですから、天から「これをしなさい、あれをしなさい」
と言われる前に、長男としてその願いを悟って
行動しないといけないでしょう。
長野家庭教会は全国で唯一、教会に真のお母様をお迎えして
大会を開催しました(「日本宣教55周年記念上信越大会」〈2013年10月20日〉)。
歴史に永遠に残されるべき栄光です。
そのように恵みを受けた教会だからこそ、
サタンが狙うのではないでしょうか。
皆さんが天の前にりっぱな長男、長女になるための
試練なのだと思います。
(世界家庭5月号より一部抜粋)
☆
真の父母様は、6000年の
蕩減復帰歴史を一代で清算するために、
苦難の道を歩まれ、勝利されました。
真の父母様に似る者になるため、
家庭においても、教会においても、
同じような道を歩まなければならないわけです。
方相逸大陸会長は、家族でお寿司を食べた時、
長男の姿を通して、わかりやすく説明してくださいました。
弟たちは、お兄ちゃんに言われるまで、
高い寿司を気兼ねなく食べていました。
父のふところ事情を考えることがなかったのは、
幼い子供たちには仕方ないことですね。
それよりも、長男さんの行動をたたえるべきだと
思います。
きっとその後は、弟たちも(仕方なく)
100円の寿司を食べたかもしれません。
私たちに当てはめてみても、
年少の弟たちのように、言われて強要されてするのではなく、
天の心情を悟って、いわれる前に
主体的に歩むことを、
天は喜んでくださるに違いありません。
個人、家庭においても、教会においても
実体を示していきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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