小山田先生の自叙伝。
続編です。
☆
聖書研究を機に「統一原理」を学ぶ
人生と宇宙の根本問題は、神様への理解なくして
解決できるのかという問題がありました。
それまでに習ったのは、神様の理解に対する二つの方法です。
一つは、歴史的なユダヤ教、キリスト教を
中心とする一般啓示です。
もう一つは、イエス・ キリストを通した、
特殊啓示による理解です。
私は、大学三年から四年にかけて、専門分野とは別に、
歴史的な神との出会いを中心に研究しました。
イエスの弟子たちゃパウロ、アウグスティヌス、
ルター、カルヴァン、キルケゴールとか、
日本では内村鑑三や賀川豊彦が、
どのようにして神様に出会ったのかを調べました。
そして、仙台東一番丁教会(日本基督教団)を訪ねました。
そこは「東一とういち教会」
と言っていました。
その東一教会から、のちに統一教会に来たわけです。
☆
私は、YMCAの活動として聖書研究もしていました。
一九六三年に星野一夫(郭勝鎬クァクスンホ 、七七七双)さんが、
その聖書研究会に訪ねてきました。
それを機に、彼から「統一原理」を学ぶようになり、
二週間で三回聞きました。
その当時、私が最も引っ掛かっていた内容が、
「十字架の贖罪による救いの限界とメシヤの再臨」
という問題でした。
私が「そのことに悩んでいる」と言うと、
彼は「おめでとうございます」と返してきたのです。
そして、「堕落論」に強い衝撃を受けました。
私は、埼玉県の戸田修練所で行われた特別修練会の、
第10期、第11期、第12期の
三回の修練会に参加しました。
当時、講師の周藤健先生から
「何回来るのですか?」と聞かれたので、
私は「分かるまで来ます」と答えたのです。
その後、大学と教会と下宿を舞台に、
知人や友人との間で、教理を中心に大問題になりま した。
東一教会の長老でもある私の指導教官は神学の先生で、
次のように言いました。
「それでは三年間ぐらい予備的にやってきなさい。
三年間たって(『原理』が)間違いだと思ったら、
いつでも戻ってきなさい」と。
私は「分かりました。三年間、時間を下さい」
と言ったのです。
☆
「統一教会で本格的に歩んでみよう」
特別修練会に三回出たあと、周藤先生から、
「田舎に行って三日修をしてきなさい」と言われました。
それで私は高知県に行き、二日間、高知教会で修練会を担当したのです。
将来、私の妻となる(岸本)儀子さんがそこの出身だとは、
当時は知る由もありませんでした。
その帰りに見た吉野川に、
「この川はどこから始まって、どこに流れていくのだろう?」
と思い、「わが人生はどこから始まって、どこへ流れていくか」と、
それまでの二十数年間の人生を振り返ったのです。
「統一教会に出合う前の二十数年間よりも、
その後の三年間のほうが、はるかに中身が濃い。
よし! 統一教会で本格的に歩んでみよう」 このように考えました。
そして、私は二十三歳のときに献身的に歩むことにしたのです。
☆
私が二十歳になったとき、東京・渋谷にある松濤本部の礼拝堂で、
早朝祈っていると、突然、どこからともなく、
「おまえの祈りは聞かれた」という声が聞こえました。
周りには誰もいません。
私の内心からの働きかけだったと思います。
それは、忘れていた、かつて私自身が捧げた祈りに対する、
天からの答えだったのです。
そのようにして導かれた私の三大課題の解答が、
第一に、永遠の真理が「統一原理」でした。
第二に、永遠の先生とは文鮮明先生です。
第三に、永遠の相対者は、のちに祝福を受ける
妻・儀子ということになるのです。
自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」
小山田秀生
小山田秀生
☆
小山田先生は、ご自身の疑問を解決されるために
徹底していかれたのだ、と感じました。
また、先生の通われたキリスト教会も
「三年間ぐらい予備的にやってきなさい」
なんと寛大なアドバイスだったでしょうか。。。
先生の背後で、神様が人を介して、
導いてくださったのだ、と思います。
そして、先生が悩まれていた
三つの疑問が解かれました。
『求めよさらば与えられん』
小山田先生の歩みを通して、
その聖句が浮かんできました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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