橘先生のコラム
「やっぱり謝れない?」です。
☆
「講座で聞いておいてよかったわ」
ショッピングモールでばったり出会った友人が、
あいさつもそこそこに、こう言ってきました。
どの講座かと聞けば
「男性はプライドがあって謝れないって言ってたでしょ」
と彼女。
大半の男性は一般的に、気持ちはあってもプライドが邪魔して、
妻に対して「ごめん」「悪かった」がなかなか出てきません
(深刻な問題の場合は別です)。
私自身、このことを知って20余年、わが夫を見れば
思い当たることが時折あります。
男女の心理の違いを知らなかったら、
内心責めていたかもしれません。
☆
友人が話してくれたのは、こんなエピソードでした。
ある件で話をしている時、旦那さんがイライラし始めて、
ついには強い口調で何か言い放って部屋を出て行きました。
彼女は、「どうして怒るの?」と理解できません
(よくあるパターンです)。
やがて気が収まらないのか、旦那さんは出掛けてしまいました。
彼女は、「え〜っ? そんなに怒っているの?」
とあぜんとします。
「私の言い方が気に入らなかったのかしらねぇ?
他に考えられない」。
☆
男性は怒ると、
@手が出る、
A物に当たる(壁をたたく)、
Bその場を離れる、
と覚えていたので(これを聞いたある男性は
“3パターンともよく分かります”と言っていました)、
彼女は夫の気が鎮まるのを待つばかりです。
「講座を受けていない若い頃の自分だったら、
もっとあたふたしていたと思うし、
うちの主人は出て行くタイプなだけよかったわ」
☆
数時間後、旦那さんはブスッとしたまま帰ってきました。
手にはしゃれたデザートの入った袋があります。
「あ、これも聞いたとおりのパターン!」と心の中で思う彼女。
男性は悪かったと思うとき、言葉ではなく態度で表すのです。
女性は「ごめんね」の一言を聞きたいかもしれませんが、
その行動自体が「ごめん」と言っているのですから、
男性なりの謝罪を受け入れるのが肝要、
と知っている彼女は、ぎこちないながら受け取ります。
「でも今は便利な時代ね。
翌日仕事先から謝罪の絵文字を一つ、
ポツンとLINEで送ってきたの。
私も絵文字で返したわ」
☆
時には、子供に対してもなかなか非を認められないことも
あるかと思います。
子供としては納得しかねるかもしれませんが、
男性の(父親の)プライドを考慮に入れると、
少し受け止めやすいかもしれません。
神様は男性と女性に異なった特性を与えられました。
「堕落性だ」などと責めるのは控えて、
愛を見るようにしましょう。
夫婦愛を育む 165
やっぱり謝れない?
ナビゲーター:橘 幸世
(blessed lifeより)
やっぱり謝れない?
ナビゲーター:橘 幸世
(blessed lifeより)
☆
これは、お恥ずかしながら、
自省の念を込めて紹介させていただきました。
とともに、「男性というのは、往々にして
プライドが高いんだな・・・」
とちょっとホッとしたような気持にもなりました。。。
自分が正しいことを主張しても、
相手は(間違っていることを自覚したとしても、)
非を認めようとしない、ということがあります。
思春期真っただ中の我が家の三男は、親からは
「お小言しか言われない」と思う節があり、
何かあるとすぐにその場を離れてしまいます。
食事をとる時くらいしかじっくり話せません。
相手を愛する気持ちを先立てて、
より良い家族関係を築いていきたいものです。
もちろん、自分の非は棚に上げないように・・・
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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