小山田先生の自叙伝より。
原理講論の翻訳に携わった小山田先生。
今日は、原理講論発刊の意義と価値。
お父様が語られた原理講論に関するみ言も
紹介してくださっています。
☆
『原理講論』と『原理解説』との違い
『原理講論』が発刊された意義と価値はどこにあるのでしょうか。
まず、『原理解説』と異なる点を挙げてみましょう。
『原理解説』は、読んでいただくと分かるように、檄文(げきぶん
;自分の主義や行動が正しいと人々に主張し、同意を求め、人々の決起を促す文書)です。
啓示的内容が宣言文のような形で著されています。
劉孝元先生は、 和漢混交の名文家、名筆家ですから、
啓示集そのものと言ってもよい内容です。
しかし、これを一般大衆に広めていくには、極めて難解な文です。
ましてや、多くの人々を対象にした講義用のテキストとなると、
もっと論理的でなければならず、
説明や解説を加えないと理解し難い部分もあります。
お父様は、劉孝元先生に
『原理講論』を執筆するように指示なさいました。
『原理講論』を拝読してみると、情緒的な側面が不足していると言えます。
それを補うため、 たとえ話や引用を挿入すれば、
とても六○○ページには収まりません。
ですからお父様は、 原理講義を担当する講師は必ずみ言をたくさん読み、
補足しながら講義をするようにとおっしゃったのです。
☆
自分の生命よりも大切な「原理」のみ言
真のお父様が語られた『原理講論』についてのみ言です。
まず、
「み言の価値は、
自分の生命よりも大切なものである」
ということです。
「ここに人生と宇宙の存亡が懸かっている」
と言えます。
お父様は、
「(み言は)先生が語ったのではない。
先生を通して、神様が語られたものである。
だからこのみ言を書いている」
とおっしゃっています。
☆
最初の『原理原本』もそうですが、啓示的に語られています。
『原理原本』は、一九五〇年代にお父様が、
机にたくさんの鉛筆を並べて書き綴られたもので、
啓示のような形で記されています。
「これは人の言葉ではない。
特に堕落論を書いたときは、
サタンがありとあらゆる試練と
誘惑をもって妨害してきた」というのです。
「原罪の本質が、
淫乱と不倫の愛だと分かった瞬間に、
原理の全てが分かった」
といいます。
「だから(サタンは)決死的に反対してきた。
人類歴史上の秘密の中の秘密である」
いわゆる天の秘密です。
「その一切が、
この『原理講論』の中に秘められている」
ということです。
自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」
小山田秀生
小山田秀生
☆
原理原本→原理解説→原理講論・・・。
劉孝元先生の檄文の原理解説は手にしたことがないので、
可能ならば、読んでみたいと思いました。
また、原理解説ののちに原理講論という
奇跡的な書物にまとめ上げられたことに関しては、
いろいろなところで紹介していますように、
劉孝元先生が本当に精誠を込められているものであります。
一章、一節、一頁ごとに
真のお父様が許可されてようやくできあがったといいます。
その背後にあって、原理を解明し、
原理原本を啓示的に執筆された
真のお父様の精誠の賜物があることを
再度、認識していかなければならないと感じました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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