2021年10月16日

天の秘密の中の秘密、人生と宇宙の存亡がかかった『原理講論』 《小山田先生》



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小山田先生の自叙伝より。

原理講論の翻訳に携わった小山田先生。

今日は、原理講論発刊の意義と価値。
お父様が語られた原理講論に関するみ言も
紹介してくださっています。


『原理講論』と『原理解説』との違い

『原理講論』が発刊された意義と価値はどこにあるのでしょうか。
まず、『原理解説』と異なる点を挙げてみましょう。

『原理解説』は、読んでいただくと分かるように、檄文(げきぶん
;自分の主義や行動が正しいと人々に主張し、同意を求め、人々の決起を促す文書)
です。
啓示的内容が宣言文のような形で著されています。

劉孝元先生は、 和漢混交の名文家、名筆家ですから、
啓示集そのものと言ってもよい内容です。
しかし、これを一般大衆に広めていくには、極めて難解な文です。

ましてや、多くの人々を対象にした講義用のテキストとなると、
もっと論理的でなければならず、
説明や解説を加えないと理解し難い部分もあります。

お父様は、劉孝元先生に
『原理講論』を執筆するように指示なさいました。

『原理講論』を拝読してみると、情緒的な側面が不足していると言えます。
それを補うため、 たとえ話や引用を挿入すれば、
とても六○○ページには収まりません。

ですからお父様は、 原理講義を担当する講師は必ずみ言をたくさん読み、
補足しながら講義をするようにとおっしゃったのです。


自分の生命よりも大切な「原理」のみ言

真のお父様が語られた『原理講論』についてのみ言です。

まず、
み言の価値は、
 自分の生命よりも大切なものである

ということです。

ここに人生と宇宙の存亡が懸かっている
と言えます。

お父様は、
(み言は)先生が語ったのではない。
 先生を通して、神様が語られたものである。
 だからこのみ言を書いている

とおっしゃっています。


最初の『原理原本』もそうですが、啓示的に語られています。

『原理原本』は、一九五〇年代にお父様が、
机にたくさんの鉛筆を並べて書き綴られたもので、
啓示のような形で記されています。

「これは人の言葉ではない。
 特に堕落論を書いたときは、
 サタンがありとあらゆる試練と
 誘惑をもって妨害してきた」
というのです。

原罪の本質が、
 淫乱と不倫の愛だと分かった瞬間に、
 原理の全てが分かった

といいます。

だから(サタンは)決死的に反対してきた。
 人類歴史上の秘密の中の秘密である

いわゆる天の秘密です。

「その一切が、
 この『原理講論』の中に秘められている」

ということです。

自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」
小山田秀生


原理原本→原理解説→原理講論・・・。
劉孝元先生の檄文の原理解説は手にしたことがないので、
可能ならば、読んでみたいと思いました。

また、原理解説ののちに原理講論という
奇跡的な書物にまとめ上げられたことに関しては、
いろいろなところで紹介していますように、
劉孝元先生が本当に精誠を込められているものであります。

一章、一節、一頁ごとに
真のお父様が許可されてようやくできあがったといいます。

その背後にあって、原理を解明し、
原理原本を啓示的に執筆された
真のお父様の精誠の賜物があることを
再度、認識していかなければならないと感じました。






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