2021年11月09日

真の父から釣りの直伝、貴重な語らい… 清平初期の思い出 《小山田先生自叙伝》



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小山田秀生の自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」より
『草創期の清平でのお父様との出会い』


清平での真のお父様との出会いの話をしましょう。

草創期に私は原理研究会(カープ)の責任者として、
三回、訪韓させてもらいました。

1968年6月12日から一カ月、
69年、70年も年に一回、韓国を訪問しました。

ソウルから始まり、釜山(プサン)、大邱(テグ)
光州(クァンヂュ)、水原(スウォン)等々、韓国全土を巡回したのです。

また毎年、韓国では夏季にカープの七日修練会が開かれていました。
そのときにお父様の 願いを受けて、
他のカープの責任者たちと一緒に訪韓しました。


1969年に清平を訪問しました。

当時の清平には何もありませんでした。
お父様が使われる米軍のグリーンの三角テントと、
私たちの四角テントだけです。

お父様は「おまえ、釣りは好きか?」と言われ、
初めて釣りの仕方を教えてくださいました。

このときは、竹竿(たけざお)を伸ばして小魚を釣り、
獲れた小魚を天ぷらにして食べさせてくださいました。


お父様には特別の仕掛けがあります。
船に割り箸を二十本ぐらい立て、その割り箸の間に
糸を入れ、糸を垂らして鈴をつけます。
魚がかかって糸を引くと鈴が鳴り、釣れていることが分かります。

このように、お父様の釣りは独特なものばかりです。
釣りについて私は、お父様から直接学ぶことができました。


のちに米国でも
「ミミズはどこにいるか知っているか?」から始まりました。

そしてハドソン川では、
「大きい川のどこに魚がいるか?」とお尋ねになりました。
そして、「流れのある草陰に魚がいるんだよ」とおっしゃるのです。

まずは「流れを読む」こと、
そしてポイントにリール竿を使って「仕掛けを投入する」。
すると「魚信」(あたり)があり、魚がかかったことが分かります。

このようにしてハドソン川での釣りが始まり、
滝がある所などを回りました。

それからニューヨークに近いニューポートで、
一年物や三年物といった小さなマグロや、
ストライプトバス、ブルーフィッシュなどを釣りました。

そのようにして十五年間、夏季には一カ月以上、
お父様の直接のご指導を受けながら釣りをしたのです。


話を戻しましょう。
清平では湖畔にビーチパラソルを立てて夜を過ごしました。

辺りは真っ暗ですから缶詰のあき缶に
灯油を入れて火を灯すと、その明かりに蛾が集まってきます。
するとガマガエルが出てきて蛾を食べるのです。

真のお父様のそばにガマガエルが来て、
あたかもお父様に侍っているかのようです。
お父様も、「おまえ、来たか」という顔をなさいます。

ですから、清平での第一号の“弟子”が、
このガマガエルです。


そして、私たちはお父様とたくさんの話をしました。

清平に仙人峰(ソンニンボン)があり、
お父様はその山を指して、
「おまえ、この山を見てどう思うか?
老人が瞑想している姿に見えないか?」とおっしゃるのです。

お父様は「清平は最高の修練の場所だ」と語られました。

その理由の一つは、流れる川があることです。
どこから流れてきて、どこに行くのか分からない。
上から見ると、その流域は龍の形をしています。

そして、なだらかな平野があり、
それは平安を意味します。

そして 遠くに雪を頂いた山が見えるのです。
これは将来の希望、理想を表します。

周辺の景色が美しいと、望郷の念に駆られるということがありません。
豊かな自然の中、 故郷にいるように感じられます。

ですから修練所としては最高の場所だと言えます。
お父様は、将来、清平が人類の故郷になるという話をされています。

小山田秀生 自叙伝
「真の父母様の御跡を慕って」より
第五章 真の父母様の御指導を受けて
草創期の清平でのお父様との出会い

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自然を愛され、万物を愛されたお父様は、
魚釣りに対しても、徹底していかれたがゆえに、
様々な方法を編み出されたのかな、と思います。

お父様とガマガエルの出会い、
その場面も写真など残っていたら、
なんともほのぼのとした物が
撮れただろうな、と思ってしまいます。

清平に関しては、『人類の故郷になる』
というお父様の予言をお母様が成し遂げる
今の摂理であるな、と感じます。

釣りのエピソード、清平に関してのお父様のみ言。
どちらも貴重なものでした。。。
小山田先生、ありがとうございます。


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