2022年02月08日

霊界では、大統領は優遇されるのか?! 学歴では・・・ 《李相軒先生》



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李相軒先生の『霊界の実相と地上生活』より
今回は、「霊界で見た地上生活」前半です。


貢献が多い地上人は霊界でどのように記録されるか

地上生活とは、人間が霊界に来る前に、
自分の人生をどのように生きたかという、
生活それ自体がこの霊界に記録されていく過程です。

例えば、地上で大統領として貢献をしたとしましょう。
その人は、霊界でどのように記録されるでしょうか。

自分個人のための人生ではなく、国家のために生きたので、
その功績がこの国、霊界に記録されます。

同時に、細々とした物質の不正、淫乱、誤った思想など、
あらゆる記録が、まるで自分の自叙伝のように記録されます。

このような暮らしの姿が、地上で最後に整理されるとき、
霊界のどこに、どのように導かれるのでしょうか?

神様が、無条件に現れて、
「あなたは国の大統領として過ごしたから、
 どうぞこちらにいらっしゃい。御苦労だった」
と言えば、どれほどいいでしょうか。

しかし、とんでもありません。
国の大統領もこの国に入ってくるときは、
警護員の一人もなく来ます。
自分の人生の基準の前に立つようになるのです。


肉身の生命が終わったのち、少なくとも
40日が過ぎてから、完全な霊界人になるのです。

その人は、40日間、地上と霊界を往来しながら、
自分の居る所を定めます。

定めるに際して、神様は介入しません。
先祖たちが協助するにはしますが、
先祖たちも100パーセントは協助できません。

まるで風が吹けば、風のなすままに動いていくように、
自分の居る所は、自分自ら探していくのです。

誰も審判しません。
それぞれ審判の位置が違うのです。

そして自分の居所に行き、落ち着けば、
誰がさせるのでもないのに、
自然に自分の引導者が現れて導くのです。


霊界の級数によって、審判する雰囲気が違います。

国の大統領を務めたとすれば、恵沢がないわけではありません。
しかし、国に大きな貢献をしたことは恵沢の条件になるとしても、
自分の存在価値が善の立場に立てなかったなら、
断固とした処罰を受けるようになります。

それが霊界です。

それゆえ、この国、霊界では、大統領だとか、
あるいは、一番下だというような階級的な差が、
霊的基準を左右するのではありません。

いかに正しく人生を生きたかという道徳的な基準が、
その人の価値を評価する所です。


「霊界では、学力の差による差別待遇はありませんか。
地上では、学力のある人と、学力のない人の
位置が違いますが、霊界ではどうですか。
学力がなくて末端で働く人たちは劣等意識を持ってはいませんか」
と李相軒(イ・サンホン)院長に尋ねると、

「霊界でも、自分の専攻によって、働く分野が違います。
しかし、劣等意識というものは、地上とは違います。

自分自身の人生の基準の価値を知らず、誤って暮らしたことが、
最も恥ずかしさとして現れるのです。
学力水準の差に左右される地上とは全く違います」
と答えられました。

(1997年6月9日)

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)
第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
四 霊界で見た地上生活

(blessed life)(7)
「霊界で見た地上生活」より


肉体での地上生活だけではなく、
その後の霊界での生活があることを
万民が知ることができたら、
どれほど、地上の生活も変化するでしょうか。

さらには、霊界があると信じていても、
霊界ではみんな天国に行くのではなく、
地上でどのような生活をしたのかによって、
それが霊界での生活に直結していることを知ったなら、
みんな正しい地上生活を送るかしれません。。。

学歴、また大統領などの地位、
そういったものは、霊界では一切評価されません。

そのことを改めて自覚しながら、
愛の人格を持てるように
正しい生き方を心がけていかなければならない、
そのように思うのです。


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「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」
 36家庭の李相軒先生(1914〜1997)が
 霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ
(blessed lifeで連載中)


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posted by ten1ko2 at 09:36 | Comment(1) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする