忙しい日常の中で、気づかなかったこと──
自己牧会プログラムの体験談、
「スズメが教えてくれたこと」
☆
(男性 60代)
教会の公務を退職し、清掃の仕事を始めて2年目になります。
仕事を始めた頃は、それまでとは違った
身体を使う仕事であることや、
掃除という同じ事の繰り返しに慣れず、
心情が下ることもありました。
去年の春のある朝のこと。
職場の近くの木で鳴いているスズメの声をうるさく感じました。
それだけでなく、自分を批判し、
ばかにしているようにさえ思えたのです。
そんな自分に気付いて、
「自分の心が屈折しているなあ!」と、
さらに落ち込みました。
☆
その後、ネットで調べたら、ちょうどその時がスズメの繁殖期で、
人間を警戒している仕草なのだと知りました。
それからは、巣の近くを通るときは刺激しないように、
ゆっくりと静かに歩くようにし、
時間があれば立ち止まってしばらく様子を観察したり、
鳴き声に耳を傾けたりしていました。
すると、やがてスズメたちは私を警戒しなくなったのです。
☆
そうしたら、今度は自宅や外出先、道を歩いているときなど、
至る所でスズメや鳥の鳴き声が耳に入ってくるようになりました。
今までこんなに鳴いていたのに、
どうして聞こえなかったのだろう……。
気が付かないほど忙しく公務に走っていた自分だったと思い、
気付かせてくれたスズメに感謝の思いが湧いてきました。
☆
それからは、どこに行っても、スズメを見ると、
「ヒナは育っているか?」
「一生懸命、生きるんだよ!」
「カラスに気を付けるんだよ!」
などと語りかけるようになりました。
また鳥だけでなく、それまで気にも留めなかった
道端の花や雑草にも関心がいくようになりました。
知らない花があると、スマホアプリで名前を検索します。
名前が分かっただけで、ぐっと親しみが湧くのも不思議です。
「自己牧会プログラム」を学んで5年。
このような万物との深い共鳴圏を体験し、
ゆったりとした人生の時間を持てるようになったことに、
心から感謝しています。
私の心の中にいる神様 130
スズメが教えてくれたこと
(blessed lifeより)
スズメが教えてくれたこと
(blessed lifeより)
☆
心が癒される証し、ありがとうございました。
目の前のこと、周囲の雑音に気を取られると、
今、何をなすべきなのか、どんな心持ちで歩むのか、
意識が奪われてしまうことがあります。
小さなことにも目を向け、耳を傾けて、
神様のささやき、神様の思いを感じることができる
私たちになっていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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