浅川先生の「“天活”のすすめ
〜天国への準備はできていますか」より
「先祖がみな、兄弟姉妹に」です。
☆
神様から霊界を調査する特別な使命を帯びて
詳細な記録を残した人がいます。
スウェーデンボルグ(1688─1772)です。
ロンドンに下宿して、時折、部屋の内側から鍵をかけて、
誰も入れないようにして、肉身から
霊人体を分離させて何日間も霊界を探索しました。
☆
霊界での体験記録で、
霊人たちと座談会をしたときのことが報告されています。
参加者の中で、顔がしわだらけで、
ひどく血色が悪く、年寄りじみた人と
血色がよく、みずみずしい顔をした
青年のような人がいました。
スウェーデンボルグは、前者は、
数百年前に霊界に来た人で、
後者は最近、霊界に来た若者だと思いましたが、
念のため確認して仰天しました。
老人が最近来た人で、
若者が数百年前に来た人だったのです。
最近来た人は、人生に絶望した人で、
絶望感が顔のしわになって老人の様相になっていたのです。
数百年前に来た人は、希望に輝く人生を歩んでいたので、
顔がすがすがしく青年のようだったのです。
☆
肉体は物質からできているので、年とともに衰えていきます。
顔のしわやたるみも、その表れです。
霊人体は霊的要素で構成されているので、
歳月によって変化しません。
霊人体は時間ではなく、心の在り方によって
状態が変化するのです。
心が活性化していれば、顔が輝き、
百年たっても、しわはできません。
ところが、肉体は若者であっても、
心が絶望に瀕(ひん)していれば、
しわだらけの貧相な顔相になってしまい、
老人に見えるのです。
☆
天国人は、すべて希望、歓喜、愛に満ちた人たちです。
神様に感謝し、夫婦・家族が愛し合い、愛の実践をしています。
憎しみや怨(うら)みを持たず、嫉妬・妬みを抱きません。
不平不満もありません。
常にさわやかで、喜びに満ちています。
だから、青年の姿になるのです。
☆
天国では、すべての人が若者になります。
神様だけが天の父母様で、千年前の人も、
最近来た人も、みな若い兄弟姉妹のようになるのです。
1300年前の奈良時代の貴族たちも、
800年前の鎌倉時代の武士たちも、
300年前の江戸時代の庶民も、
150年前の明治の志士たちも、
天国に入れば若い青年になるのです。
霊界には地球上で生まれたすべての人々がいます。
未開人から文明人まで、歴史時代に
生まれては逝った人が集まっています。
天国では、弥生時代以前の先祖から、飛鳥時代、
明治・大正時代に生きた曾祖父母まで、
若い兄弟姉妹のようになるのです。
☆
天国で、曾祖父母たちの遺影だけ記憶して
出会ったとき、最初は誰なのか分かりません。
若い青年として、現れるからです。
人類みな兄弟と言いますが、天国では、
先祖もみな兄弟のようになるのです。
神様を天の父母とした、先祖・霊人すべてが
兄弟姉妹のようになった大家族世界、それが天国なのです。
浅川勇男・著
(光言社刊『“天活”のすすめ〜天国への準備はできていますか』より)
第三章 天国は永遠の青春時代
先祖がみな、兄弟姉妹に
(光言社刊『“天活”のすすめ〜天国への準備はできていますか』より)
第三章 天国は永遠の青春時代
先祖がみな、兄弟姉妹に
☆
今日紹介されているスウェーデンボルグの
霊界に関する記述は、すべてが
文先生の霊界観と一致するわけではありません。
ただ、上記の内容は、一致しているので、
浅川先生も取り上げてくださっているのだと思います。
すなわち、霊界の風貌は、年齢によって起きるのではなく、
どんな人格、心情を持つかによって起きるということです。
もちろん、私自身も霊界に行ったこともなく、
霊的な感性も鈍いのですが、
統一原理の内容にも合っていますし、
文先生のみ言や、李相軒(イサンホン)先生などの
証言とも一致します。
やはり、地上生活でどんな人格を持つか、
それが霊界の位置を決定し、霊界の風貌に反映するのだ、ということです。
日々、感謝を喜びの生活を捧げること、
それが大事なのだ、と思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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