2022年09月03日

未開人から現代の文明人まで、霊界で若く見えるのは誰? 《浅川先生*天活のすゝめ》




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浅川先生の「“天活”のすすめ
〜天国への準備はできていますか」より
「先祖がみな、兄弟姉妹に」です。

 
神様から霊界を調査する特別な使命を帯びて
詳細な記録を残した人がいます。
スウェーデンボルグ(1688─1772)です。

ロンドンに下宿して、時折、部屋の内側から鍵をかけて、
誰も入れないようにして、肉身から
霊人体を分離させて何日間も霊界を探索しました。

  
霊界での体験記録で、
霊人たちと座談会をしたときのことが報告されています。

参加者の中で、顔がしわだらけで、
ひどく血色が悪く、年寄りじみた人と
血色がよく、みずみずしい顔をした
青年のような人がいました。

スウェーデンボルグは、前者は、
数百年前に霊界に来た人で、
後者は最近、霊界に来た若者だと思いましたが、
念のため確認して仰天しました。

老人が最近来た人で、
若者が数百年前に来た人だったのです。

最近来た人は、人生に絶望した人で、
絶望感が顔のしわになって老人の様相になっていたのです。
数百年前に来た人は、希望に輝く人生を歩んでいたので、
顔がすがすがしく青年のようだったのです。

  
肉体は物質からできているので、年とともに衰えていきます。
顔のしわやたるみも、その表れです。

霊人体は霊的要素で構成されているので、
歳月によって変化しません。
霊人体は時間ではなく、心の在り方によって
状態が変化するのです。

心が活性化していれば、顔が輝き、
百年たっても、しわはできません。
ところが、肉体は若者であっても、
心が絶望に瀕(ひん)していれば、
しわだらけの貧相な顔相になってしまい、
老人に見えるのです。

 
天国人は、すべて希望、歓喜、愛に満ちた人たちです。
神様に感謝し、夫婦・家族が愛し合い、愛の実践をしています。

憎しみや怨(うら)みを持たず、嫉妬・妬みを抱きません。
不平不満もありません。
常にさわやかで、喜びに満ちています。
だから、青年の姿になるのです。

 
天国では、すべての人が若者になります。
神様だけが天の父母様で、千年前の人も、
最近来た人も、みな若い兄弟姉妹のようになるのです。

1300年前の奈良時代の貴族たちも、
800年前の鎌倉時代の武士たちも、
300年前の江戸時代の庶民も、
150年前の明治の志士たちも、
天国に入れば若い青年になるのです。

霊界には地球上で生まれたすべての人々がいます。
未開人から文明人まで、歴史時代に
生まれては逝った人が集まっています。

天国では、弥生時代以前の先祖から、飛鳥時代、
明治・大正時代に生きた曾祖父母まで、
若い兄弟姉妹のようになるのです。

 
天国で、曾祖父母たちの遺影だけ記憶して
出会ったとき、最初は誰なのか分かりません。
若い青年として、現れるからです。

人類みな兄弟と言いますが、天国では、
先祖もみな兄弟のようになるのです。

神様を天の父母とした、先祖・霊人すべてが
兄弟姉妹のようになった大家族世界、それが天国なのです。

浅川勇男・著
(光言社刊『“天活”のすすめ〜天国への準備はできていますか』より)
第三章 天国は永遠の青春時代
先祖がみな、兄弟姉妹に


今日紹介されているスウェーデンボルグの
霊界に関する記述は、すべてが
文先生の霊界観と一致するわけではありません。

ただ、上記の内容は、一致しているので、
浅川先生も取り上げてくださっているのだと思います。

すなわち、霊界の風貌は、年齢によって起きるのではなく、
どんな人格、心情を持つかによって起きるということです。

もちろん、私自身も霊界に行ったこともなく、
霊的な感性も鈍いのですが、
統一原理の内容にも合っていますし、
文先生のみ言や、李相軒(イサンホン)先生などの
証言とも一致します。

やはり、地上生活でどんな人格を持つか、
それが霊界の位置を決定し、霊界の風貌に反映するのだ、ということです。

日々、感謝を喜びの生活を捧げること、
それが大事なのだ、と思うのです。




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posted by ten1ko2 at 10:50 | Comment(1) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする