石尾豪志(たけし)局長の
「真の父母様との小さな出会い」
今回は、真のお母様(韓鶴子〈ハンハクジャ〉総裁)が
日本で語られた
数々のみ言を紹介してくださっています。
☆
蕩減のない未来を創りましょう
2002年8月17日に、真のお母様が来日されました。
福岡空港から入国され、「天地父母統一安着生活圏大会」
(2002年8月18~29日、全国12か都市)で
み言を語ってくださいました。
そのとき、私は通訳担当の一人として、
随行メンバーに加えていただき ました。
17日の夜、福岡市内のホテルで歓迎晩餐会が行われました。
その場で、真のお母様から参加者全員に、
ベルトと財布のプレゼントが手渡されました。
お母様は、このベルトの贈り物について、
「神様と真の父母様に感謝する歌だけを捧げる日が来るでしょう。
その日をどれだけ早く迎えられるかは皆さんにかかっています。
腰を締めて、その日を早めるために努力するようにと、
ベルトをあげたのです」という趣旨の説明をしてくださいました。
☆
翌18日の朝の訓読会で、真のお母様は、
「蕩減の好きな者、手を挙げなさい」とおっしゃいました。
参加者の中で、手を挙げる人はいませんでした。
そのリアクションを予期されていたかのように、
お母様は、たとえ話として、次のようなお話をしてくださいました。
「男子は皆、ゴムパチンコをしたことがあるでしょう。
私はゴムパチンコで遊んだことはないけれど、
それで遊ぶとどんな気持ちになるかは、よく知っています。
なぜなら、真のお父様から、 子供の頃に
ゴムパチンコで遊んだ話を何度も聞いたからです。
(狙いに)命中させたとき、どれだけ爽快か、よく知っています。
目標を定めてゴムを思い切り引いたら、
あとは目標を打ち落とすだけです」
続いて、「責任分担とは、私がなすべき蕩減条件です。
私が果たさなければ、 後孫が苦労します。
もう、大変だ、困難だと言ってはいけません。
私は蕩減が好きです。
蕩減は大きく多いほど良いのです。
より大きな恵みが来るからです」
という内容のみ言を語られまし た。
私は、そのみ言に心を打たれ、感動しました。
☆
本来、蕩減条件とは、堕落人間が
真の父母様と出会うために必要な精誠であって、
真のお母様は、蕩減とは無縁のお方です。
そのお母様が、「私は蕩減が好きです。
蕩減は大きく多いほど良いのです」とおっしゃるのです。
私たちを救うために、ご自身が私たちに代わって、
莫大な蕩減条件を立てられたからこそ、
このように語ることがおできになるのだと思います。
そんな真のお母様と一つになって、
「蕩減のない未来を創ろう」と決意しながら、
訓読会に参加していました。
私は希望を感じ、訓読会が終わったあと、
とてもうれしい思いに包まれました。
☆
その後も、真のお母様は巡回の先々で、
ゴムパチンコのたとえ話をしてくださいました。
8月22日の早朝に神戸で行われた訓読会では、
「今この時代が、パチンコのゴムを引っ張っているときです。
私たちの前には勝利しかありません。
最後の一時です。
この機会を逃してはいけません」と語られました。
☆
新潟大会の翌朝の訓読会で、真のお母様は、
5人以上の子女を持つ食口をほめてくださりながら、
「皆さんの子女に、皆さんの荷を負わせたいですか?
重荷を子女に負わせたい人はいません。
神様も真の父母も同じ思いです。
皆さんがしなければ、
皆さんの子女がしなければなりません。
真の父母も、一代で蕩減しようと努力してきました。
霊界に行って、先祖から、
真の父母と共に同じ時代にどう生きたかを聞かれたら
どう答えるのですか?
今までの態度を一蹴して、最後のチャ ンスに
責任を果たしてくれることを願います。
神様と善なる霊界の協助があると信じて頑張りなさい」
という内容のみ言で激励してくださいました。
☆
この全国巡回の中で、真のお母様は、日本人の特性について、
「海外旅行をしていると、日本人はすぐに分かります。
ガイドが先頭で旗を持って歩き、
その後ろを1列になってついて歩いているからです」
というお話を何度もされました。
そして、8月27日に東京で行われた訓読会のときのことです。
真のお母様は、日本食口の信仰面の特性について、
「ガイドの旗についていくように、
日本では、長男が良い信仰者になると
弟たちもそれに続いて良い信仰者になるでしょう?
でも、それは『良い子』であって、
孝子ではありません」とおっしゃいました。
そして、次の内容を語ってくださっ たのです。
「日本の国民性は、強烈な指導者が
強力に引っ張っていかないといけない民族性ではないですか?
家庭において、 長男が孝子になれば弟が続いて孝子になれます。
実のところ、それは『良い子』であって、
孝子ではありません。
この重要な時に、孝子の名を持っていくべきなのが原則ですが、
皆さんはどうなっているのですか?
孝子であれば、自らみ旨を悟り、
そのためにどうするべきか判断して実践しなければならないのです。
氏族メシヤの使命もそのように実践しなければなりません。
これまで苦労してきましたが、心情的な面で、
神様、真の父母様の前に足りなかったと見るのです。
真の父母にどうすべきか、感じるでしょう?」
☆
私は、自らの信仰観が幼かったことに気がつきました。
自分は「良い子」になろうとしていたのであって、
「孝子」になろうとはしていなかったことが、
そのとき、分かったのです。
孝子は、親についていく子ではなく、
親を支えていく者なのです。
今、私たちは、「良い子」になる信仰観を持って
生活していては、真のお母様と共に
「蕩減のない未来を創る」ことはできません。
お母様の願いは、「私たちが孝子になり、
真のお母様と一つになって
蕩減のない未来を創ることで、
真のお父様を解放してさしあげる」
ことではないでしょうか。
石尾豪志
真の父母様との小さな出会いD
世界家庭9月号2022
真の父母様との小さな出会いD
世界家庭9月号2022
☆
「蕩減が好き」
「蕩減は大きく多いほど良い」
さすが、
「犠牲という言葉が私のもう一つの名前でした」
と自叙伝で語られている真のお母様(韓総裁)
らしいみ言ですね。
愛する子女、後孫たちに苦労を残さないように、
愛ゆえに、すべての重荷を背負って
歩んでくださっているのだと思います。
私たちも、今の試練は必ず乗り越えるための試練であると思い、
子供たちに苦労を残さない歩みをしていきたいです。
また、「良い子」ではなく、
孝子の道を目指すのは簡単ではありませんが、
お母様と一つになっていきたいと思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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