「環境によって変わる葉になるな」
李ヨハネ先生のみ言。
今回は、「苦痛の中での信従」の最後です。
真のお父様(文鮮明先生)が、
真のお母様(韓鶴子総裁)について
特に褒められた3つのことが
紹介されています。
☆
先生が御夫人を褒められた三点
(文鮮明)先生はある時、初めて御夫人(韓鶴子総裁)の
証(あかし)をなさいましたが、そこでも
「妻も自らのはかりでは分からない」と語っておられます。
私たちは、自分の本当の復活を得るためには、
自分の命を捨てて進むべきであり、
この道ほど険しくて狭き道はありません。
先生は御夫人のことを、三つの点を挙げて褒めておられます。
それは、激しい試練の中でも神様を頼み勝利され、
霊的にも敏感であり、細やかに感応なされるということ。
また、二番目にはどんな逆境の中であっても
決して先生を恨まず、誠実にすべてのことをなし、
全食口の前で真の母としての務めを全うしてこられたということ。
三番目は、何か素晴らしい物を買ってあげれば、
必ずだれかに与えることを
まず考えられるお方だということです。
☆
また、驚いたことは、御夫人はお金を使うときに
少しもけちなことはなさらないことです。
私は先生が、お金を使うときの御様子を
いつも注意して見ていましたが、
大概の家庭では夫が気前よく財布のひもをゆるめれば、
主婦は必ずブレーキをかけ、
財布のひもを締めるよう文句と愚痴を言うものです。
私たちが米国へ行ったとき、共に食事をしたのでが、
一つのテーブルに三十ドル近い料理を取りました。
また、一人が二皿も三皿も平らげますから、
一人前の食事代が八十ドル、九十ドルにもなります。
それが二十人もの大勢の場合にもなると、
莫大な出費になります。
それでも御夫人は、先生の横に座っていらっして、
「皆さん、もっと欲しいだけ召し上がりなさい」
と勧められるのですから、本当におおらかな心をもっておられる方です。
また、私たちを連れて、街で服を買ってくださる時のこと、
先生は、「作業服がいいよ。
旅行するときにもアイロン掛けも必要ないし、
さっと洗ってそのまま手で延ばしても着られるから便利だろう」
と、おっしゃりながら作業服に近いものを
選んでくださるつもりでいらっしゃるのに、
御夫人は、「講義をする時にも着なければならないから、
もっと上等な服を買ってあげましょう」と、
私たちの肩をもたれるのです。
こういうことは、先生の御家庭でのみ見られる珍しい現象です。
また、ある時、先生は御夫人のことを
「自分にとって貴重であると思う物は、
だれかほかの人に与えたいという妻の性格を
神に感謝します」と大変褒められたこともあります。
☆
御夫人はまた、今年から(さらに)人をよく見抜くようになられたそうです。
いつも御夫人の意見が正しいので、
先生は何事も御夫人に相談なされるそうです。
御夫人は霊的にいつも正確に見抜いて、
先生の心をよく理解して適確に仕事を選ぶために
気を遣われるとのことです。
先生がどんなお気持ちで、今何を考え、
いかに事を運ぶ計画でいるのか話さなくても、
以心伝心ですべてが心情一致するそうです。
私はここで、夫婦はこのように一体化しなければならない
という教訓を得ることができました。
夫も一体となって協力する夫婦こそ、
完成基準に到達した夫婦といえるのです。
☆
しかし、御夫人も神の愛、先生の愛、
人類の愛を受ける心構えとして、
御自身の基台を整備造成しなければならないのです。
ということは、神の苦痛が私の苦痛と相通じて
いやされるとき、初めて基礎ができるということです。
☆
愛の土台は自分で築き上げる
信仰の基台とは何かと申しますと、常にみ言を抱いて、
すべてのことが信仰による勝利となり得ることこそが、
自分の信仰の基台なのです。
ほかのだれかが加勢して勝利させるのではないのです。
私たち食口の中で信仰の基台のない人は、
環境の支配をよく受けますし、またよく変わります。
このように土台がもろいということは、
自分自身に原因があります。
信仰の土台は自分自身が造成するものだからです。
ほかのだれかがつくってやるということは不可能なのです。
愛の土台は自分で築き上げなければならないのです。
他人を恨み、つぶやいてはいけません。
☆
イエス様は、十字架の上で、
神様の愛と人類の愛のすべてを
一身に受けて基台を築きました。
イエス様が、十字架の上でだれも恨むことなく、
一言も不平も言わず、ただ父のみ旨に従い、
人類の不信仰を一身に背負うことによって、
永遠なる愛の基礎をこの地上に築いたのです。
このような事実を具体的に知って、皆様も
神様の愛の土台を造成しなければならないのです。
私たちは苦痛を放置したり、また回避してもいけません。
それは、苦痛そのものこそ、
永遠なる愛の基礎を築く上に最も貴重なものだからです。
(月刊『ファミリー』一九八二年十二月号掲載)
今回は、皆さんがこれから分担する仕事を、
どのように正しく、正当に果たしていくか、
「自分」というものが正しいのか、
仕事に対してどう思うべきなのかを明確にして、
新たに出発しようとするものです。
15・苦痛の中での信従
「先生が御夫人を褒められた三点」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」李耀翰
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
「先生が御夫人を褒められた三点」
信仰生活シリーズ 5
心霊を育てる生活原則「心情開拓」李耀翰
(「信仰と生活 第一集 原理の生活化」増補、改編)
☆
韓鶴子総裁は、表舞台に立たれる前は、
文先生の奥様、ということで
あまり証しにもされていませんでした。
私が主を証しされた1985年当時も、
「主の路程」といえば、文先生の生涯を聞いたものです。
これも歴史の蕩減なのか、
女性が迫害を受けてきた歴史だったので、
日の目を見ることがなかったのかもしれません。
変わらない信仰を持ち続けてこられた、
真のお母様、韓鶴子総裁に感謝いたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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