2022年10月11日

永遠に一緒にいたいですか 天国は、二人でも入れない?! 《浅川先生*天活のすゝめ》




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Benny H. V. Andersson


浅川先生の「天活のすすめ
〜天国への準備はできていますか」
今回は、『天国の門番 その2(夫婦円満だけでは、天国に入れない)』です。


天国の門番がはるか遠くの地平線を見渡すと、
二人の男女の姿が見えます。

広大な霊界の平原で、遮るものは何もありません。
陽炎(かげろう)のように二人が見えます。

結婚した夫婦のようであり、天国を目指して向かってきます。
歩けば、半日で、天国の門まで到達します。

この夫婦は、よほど仲が良いと見えて、
三歩歩いてはハグ(抱き合うこと)し、しばらく離れません。
1分間離れているだけでも、恋しくてたまらなくなり、
ハグし合うのです。

天国の門番は、夫婦の仲の良さに、感動を通り越して、
かえって呆(あき)れ返っていました。

が、なぜか悲しさで涙が込み上げてきて、
ふと、つぶやきました。
「こんなにも、愛し合っているのに……」。

二人は、手を握り合って門番に尋ねました。
明るく元気に希望に満ちていて、何の憂いもありません。

「天国は、結婚して仲が良ければ入れると聞きました。
だから、私たちは、入れますよね。
でも、どうして、泣いているのですか」。

門番は泣き声で答えました。
「結婚して仲が良くなければ、入れないことは事実です。
しかし、実は、それだけでは入れないのです。
だから、あまりにも仲が良いあなたがたを見て
気の毒になって、泣いてしまったのです」。

二人は顔を見合わせて、怪訝(けげん)な顔で聞きました。
「結婚して、仲が良いだけでは入れないのですか?」。

門番は答えました。
「そのとおりです。
ご存じのとおり、天国とは、天の国です、
天、すなわち、神様が主権者の国です。

ですから、神様が許可し、祝福してくださらなければ、
入国できないのです。

天国に入れる結婚をしなければならないのです。
見たところ、あなたがたは、『神様の祝福結婚』を
していないようなので、それで悲しくなって泣いていたのです」。

二人は全身から血の気が引いて、
なよなよとその場に伏せてしまいました。

妻が叫びました。
「神様の祝福結婚って何ですか?
その結婚は、結婚して夫婦となった
私たちでも受けられるのですか?」。

天国の門番は、胸を張って叫びます。
「結婚されているあなたがたも、受けられます。
天国の門は開かれます」。

二人は歓喜して、門番に叫びました。
「私たちも、神様の祝福結婚を受けます」。

 
ここまでは、ファンタジックな話ですが、
実際に、このような夫婦がいました。

広島に、結婚以来55年間、口げんか一つしなかった
仲良し夫婦がいたのです。

夫は87歳 妻は76歳。
結婚した当初から、妻は怒りの感情を
のみ込む努力をしたのです。

夫の態度や言葉に反発して、言い返したくなることもあります。
一旦口から言葉が出てしまえば、夫の心に突き刺さり、
傷つけ、怒りを誘発します。
妻は、心でのみ込む、言葉の消化力をつけたのです。

夫も、妻の姿勢に感激して、55年間、
けんかをしない夫婦になったのです。

幸せな夫婦になりましたが、不安がありました。
あまりにも愛し合ったので、
死による別れが耐えられなくなったのです。

「死んでも離れたくない。
死んでからも、永遠に過ごしたい」

通常、夫婦の仲が悪くて悩むのですが、
この夫婦は仲が良すぎて、悩んでいたのです。

そんな時、「神様の祝福結婚」を知って、
受けられたのです。

浅川勇男・著
(光言社刊『“天活”のすすめ〜天国への準備はできていますか』より)
第四章 天国入国祝福結婚
天国の門番 その2 夫婦円満だけでは、天国に入れない
(blessed lifeより)


天国は、『二人の国』と書くように、夫婦が永遠に一緒である。
これは、本当に素晴らしいことです。

天国では、ある人の顔を見ると、
別の顔が見える、と言います。
すなわち、夫を見ていると妻に変わっている、
妻の中に夫がいるというのです。

そのように夫と妻が一体なのが
天国の夫婦なんだとか。

わが夫婦は、どうだろうか。
一緒にいたい、と思うときもあれば、
一緒にいたくない、と思ってしまうときもあったりします。

まぁ、この文章も妻が見ているので、
隠しようもないのですが(笑)。

半分冗談で、「自分が先に霊界に行って、
〇〇さん(妻のこと)を待った方がいいか。
それとも、あとから霊界に行くか、
どっちがいいかな。。」
なんて妻に言ってみました。

「地上で一人で生きるのは大変なんじゃない?」
なんて言われてしまいました。

女性の平均寿命の方が、男性より高いのは、
そういうところにあるのかもしれませんね。

もう少し突っ込んで考えてみると、
夫婦が本当に一つになっているのなら、
当然、子どもも親に追随していくでしょう。

ですから、今言われている宗教二世の問題など、
本当は起きないのではないでしょうか。

もっと言えば、『我が家庭は大丈夫だから』
という問題では済まされない話だと思います。

家庭連合全体で反省し、悔い改めていく、
そういった時を迎えているのではないか、と思うのです。




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posted by ten1ko2 at 08:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする