2022年10月17日

(証し)地獄の釣り訓練が、永遠の宝物になりました 《私のアラスカ体験@》 

青天の霹靂から始まった私のアラスカ体験




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世界家庭に寄稿された
ニューヨーク在住の小林政久さん(777双)による
アラスカでの証しを紹介します。

始めに

真のお父様が投入された釣りの摂理は、
娯楽や趣味といったレベルのものではありません。

ただの魚釣りでしょう。
などと軽くとらえたら大変なことになります。
お父様にとって釣りは、
霊力、精神力、胆力を訓練する場でした。

当時、牧会者や統一運動諸団体の責任者など、
いわゆる幹部には、釣りの訓練が必須だったようです。
真のお父様は、全世界から呼び集めた指導者たちと寝食を共にし、
釣りを生活の中心に置いて彼らを訓練されました。

ここに、米国・アラスカでの修練会の思い出をつづります。

その期間は私にとって、表現し難いほど苦しく、
葛藤の多い日々だったはずなのですが、
今も心に残るのは、真の愛に包まれた至福の思い出ばかりです。

かくも貴重な真の愛の経験、神霊体験を、
私の記憶にのみとどめ、独り占めにするのは
あまりに申し訳ないため、今後も末永く
天のみ旨に従事する食口たちに一人でも多く伝えたいと思います。

天の計画は、「アラスカ精神」を
精鋭部隊の訓練の伝統にすることです。
全ての食口が、この証しを読んで終わりとするのではなく、
同様の体験ができるよう祈ってやみません。

突然の召命

当時、「アラスカ精神による釣り修練」といえば、
”地獄の訓練”というイメージがあり、
兄弟たちから恐れられていました。

そのような訓練を私が受けるようになるとは、
夢にも思いませんでした。

私は渡米するまで、釣りにはからっきし縁がありませんでした。

米国に来てからは、真のお父様のご指導のもとで
釣りをする機会にも恵まれましたが、
どうにかこうにか”こなす”という雰囲気で、
正直、釣りをする意味を見いだすことができず、
”できることなら避けたい”と思っていたのです。

今は、真のお父様があれほど力を入れておられたのだから、
もっと釣りに関心を持つべきだったと深く反省しています。


一九九二年の(九月)、イーストガーデンに滞在しておられた
真の父母様は、アラスカに出発されることになりました。

毎年、秋になると、真の父母様はアラスカで釣りをしながら
精誠を尽くされるのが恒例だったのです。

出発の日、いつものように
ニューヨーク近郊で歩む幹部たちが集まってきました。

そして、皆で真の父母様の乗っておられる車に向かって
億万歳を三唱し、正に車が走り出そうとした瞬間、
真のお父様が車窓から顔を出され、
そこにいた教区長に向かって、
「小林をアラスカに呼ぶように」とおっしゃったのです。

青天の霹靂でした。

真のお父様が乗られた車は空港に直行するので、
私も即座に出発しなければ間に合いません。
アラスカへの航空券の手配をはじめ、
目まぐるしく走り回って旅支度を整えました。


天には事情があり、全ての摂理は
このようにして進むのだと身をもって教えられました。

真のお父様はかつて、米を買いにいかれたときに、
天から「三十八度線を越えろ!」と啓示を受け、
そのまま北(現在の北朝鮮)へと向かわれました。

偶像商として豊かに悠々と暮らしていたアブラハムは、
突然の天の召命に応じました。
そこには、自分の事情を後回しにして、
問答無用に天命に従う信仰者の姿がありました。


神の召命とは、このようなものでしょう。

思い返すと、この道を献身的に歩み始めたときは、
これとは比較にもならないほど大変なところを通過しました。

(献身した)当時、私は「日本一の優良会社」
と言われた企業に就職が決まっていました。
それにもかかわらず、入社を辞めるというのですから、
親や親戚がどれほど反対したでしょうか。

それを押し切り、皆が”一生を棒に振る”
と思うような行動に出たのです。

その頃、教会員は全国で百人ほどでした。
統一教会(家庭連合) は、
この世から見れば”無に等しい団体”だったのです。

子供を預けて

例年、真のお母様も真のお父様に同行して
アラスカに行かれていましたが、その年は違っていました。

世界平和女性連合の摂理を進めるため、
日本訪問のご予定があったのです。
九月から日本の主要都市で講演されることになっていました。

その出発の直前、真のお母様が、
「葉子(私の妻)を日本に来させてください。
私が面倒を見ますから」とおっしゃいました。
正に寝耳に水です。

子供たちのことを考えると、不安もありましたが、
信仰を立てて真心を尽くせば、
天が必ず手を差し伸べてくださるに
違いないと思い、感謝してお受けしました。

その後、既述のように私も妻と時を同じくして
家を空けることになったのです。
それは、”青天の霹靂のダブルパンチ”でした。

幸い、上の子が高校生になっていたので
何とかなると思いましたが、急いで、知り合いの姉妹に
下の子供たちのことを頼み込みました。

その姉妹は快く、わが家に来て
子供たちの面倒を見ることを承諾してくれました。
人柄の良い姉妹を準備してくださった天に
心から感謝しました。

小林政久
寄稿 永遠の宝物となった真の愛による神霊体験(前編)
世界家庭2022年9月号
一部割愛し、順序を入れ変え
要約させて頂きました
文責:ten1ko


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「アラスカ精神」というのは、
魚釣りを通して修練、訓練をし、
責任者、メンバーを鍛えるため、
精誠を尽くすことを教えるもの。

簡単に言えば、最後まで責任をもつ、
絶対あきらめない精神といえるかもしれません。

趣味における魚釣りではなく、
あくまでも修練なのです。

小林さんは、突然の天の導きにより、
その修練に参加することになりました。

今後、証しを紹介させていただきます。
お楽しみに。



アラスカ精神とは何か

海に勝つ人が世界を支配します。
海は陸地の3倍になります。
すべての金銀財宝が
海に埋まっています。

それが、主人を待っているのです。
その主人は誰でしょうか。
統一教会の輩です。

「それ(海)を占領して残ろう」
というのが、アラスカ精神です。

(マルスム選集263-135)
世界家庭2022年9月号



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