阿部先生の「家族の絆づくり」より、
今回は、『「弱さ」というメリット』です。
☆
「強さ」「弱さ」の両方に価値がある!
多くの人は強い人になりたいと願います。
「世界最強のアスリート」
「史上最強の頭脳」などのように、
華々しく注目されるのは「強さ」です。
しかしもっと強い人が出てきたら、
たちまち「弱い存在」になってしまいます。
強さとは絶対的なものではなく
「相対的概念」だからです。
そして比較対照して
能力や価値を評価することを続けていくなら、
常に「勝者と敗者」を生み出すことになります。
それよりも、誰もがナンバーワンという
「勝者」になれる世の中であれば、
みんなが幸せになることができることでしょう。
☆
そこで、注目したいのは「弱さ」です。
強さと弱さというと、「善悪」や「優劣」で
捉える傾向がありますがそうではありません。
これは光と影のように「陽陰」の関係です。
光が善で、影が悪ではないでしょう。
光は「明るさ」や「温かさ」があるので
多くの人から好まれます。
反対に、影は「暗さ」や「冷たさ」があるので
多くの人から嫌われる傾向があります。
しかし環境が変わり真夏になったら影が好まれ、
光は避けられる存在になります。
ですから、強さと弱さは両方に価値があるということです。
☆
弱みを受け入れ克服した有名人
本来、「強さと弱さは補完し合う関係」です。
強くなりたいのであれば、
強さについて考えるのと同じくらい
弱さについて考えることが大切です。
弱さを認識すれば、
自然と強さが浮かび上がってくるからです。
☆
「バスケットボールの神様」といわれた
マイケル・ジョーダンというスーパースターがいます。
彼は4歳まで言葉が話せず、
7歳まで文字が読めないという発達障害がありました。
そのような自分の弱さを受け入れて、
弱さを克服するために「心の耳で音を聴く」
努力をし、真の強さを手に入れました。
☆
このように、「弱さをばねに強さを手に入れる」
という人が他にも多くいます。
「目が見えない」という弱さを、
鋭敏な耳の感性を高める努力をすることによって、
健常者以上に社会で活躍する人がいます。
「人付き合いができない」という弱さがある人は、
人間関係の難しさを人一倍悩み、考えることでしょう。
しかし人間関係に悩んだという経験を通して、
人の悩みを理解することができる
「優秀なカウンセラー」になれるかもしれません。
☆
金銭的な不安、病気や事故への不安、
将来への不安など、「不安を感じやすい」
という弱みはない方が良いと考えられがちです。
しかしその不安を強く感じる人ほど、
それを克服する方法を考え、行動することでしょう。
そのようにして、社会の便利さ、
安心・安全を高める発明や発見がなされてきました。
☆
ですから、「弱み」を否定的に捉えたり、
なくそうとしたりするよりも、
その「メリット」を考えることが大事です。
「弱み」はやがて「強み」に変わる可能性があるのです。
家族の絆づくり 261
「弱さ」というメリット
ナビゲーター:阿部 美樹
「弱さ」というメリット
ナビゲーター:阿部 美樹
☆
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
マイケルジョーダンが幼少のころ、
言葉が話せず、文字も読めなかったなんて
初めて知りました。
彼は、もともと身体能力が高いのでしょうが、
やはり、弱さを克服したからこそ、
天才的な、神と言われるプレイヤーになったのだと思います。
私も本当に弱い人間だ、と思うことがよくあります。
こんなブログを書いていても、
何もわかっていないのに、
なんでも知っているように見せかける
弱さを隠す、自分自身がいます。
偽善者であってはいけないでしょう。
「正直の頭(こうべ)に神宿る」
ということわざがあるように、
自分に正直にありたい。。。
弱点があるからこそ、勉強をするし、
謙虚なることができます。
そうやって、神様の働く者、神様の愛に
満たされる者となりたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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