2023年04月27日

北朝鮮訪問で真の母がお土産に準備されたものは? 極秘旅程の裏話 《鄭元周秘書室長》



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▲親族のかたと共にご両親のお墓参りをされる真の父母様。
左から2人目が鄭元周補佐官(1991年12月5日、平安北道定州)


鄭元周(チョン・ウォンヂュ)秘書室長の証しを編集した
「真のお母様の人生」より
今回は、真の父母様が北朝鮮を訪問された際のエピソードを
2回に分けて紹介します。



【北朝鮮】
お父様のご親戚に寄り添い優しく温かく心を配られた

1991年11月30日、真の父母様は金日成(キㇺ・イㇽソン)主席(当時)に会うために、
北京を経由して北朝鮮に入られました。

そのための準備を父母様はハワイでなさいました。

そのとき私は何も知らず、ただお母様から
「今からハワイに行くわよ。だけど冬服が必要ね」
というみ言を賜りました。

私は「ハワイは夏なのに、どうして冬服が
必要なのだろう」と思いながらも、
今後どういうことが待ち受けているのか、
夢にも考えることはできなかったのです。

父母様に侍り、朴普熙(パㇰ・ポーヒ)総裁ご夫妻、
金孝律(キㇺ・ヒョウユㇽ)補佐官、尹基炳(ユン・ギビョン)補佐官、
私たち夫婦らが同行しました。

父母様はハワイの島々を回りながら精誠を尽くされました。


お母様から北朝鮮に行くことを告げられたのは、
ハワイでの最後の日でした。

お母様は「これは極秘です」とおっしゃいました。
私はあまりの驚きに身の毛がよだち、言葉も出ませんでした。

父母様のおそばにいながら、そのように
とてつもない計画を進めておられることを、
気づくこともできずにいたのです。


北京に到着し、黄Y周(ファン・ヨプチュ)氏と合流しました。

そこで、韓国国籍を持った者だけが北朝鮮に入れると言われ、
アメリカ人である私の夫は北京に残ることになりました。

北朝鮮で準備した金日成主席の特別専用機が、
父母様を迎えるために北京に飛んできました。

これは夢か、現実か−。
北朝鮮の美人女性案内員が降りてきて、
親切に案内をしてくれるのです。
感動と感激の涙が流れ、同時に不安の涙も流れるのです。

父母様の身辺の安全が一番の気がかりでした。
飛行機が滑走路を離陸するとき、
全身に鳥肌が立ち、期待や心配など万感が胸に迫りました。

そのような中でも、お母様はいつもと変わらないごようすで、
ほほえみを絶やさずにおられました。


飛行機が清川江(チョンチョンガン)を通り過ぎると、
お母様は昔の歴史を振り返られました。

「これが清川江ね。
ここで乙支文徳(ウㇽチ・ムンドㇰ)将軍が薩水大捷(サㇽスデチョプ/
612年に高句麗〈コグリョ〉が隋の軍隊との戦いで大きく勝利したこと)
を成したのね」。

さらに「この川でどのように知恵深く戦って
勝ったのだろうか」とも語られました。


そうこうしているうちに、私たち一行は、
話にだけ聞いていた平壌(ピョンヤン)に到着しました。

お父様のお姉様と親戚のかたがたが空港で待っておられました。
お姉様をごらんになるとお父様は、
「私の家内です」とお母様を紹介されました。
お父様の兄嫁様もいらっしゃいました。

 
12月3日のこと。
1日の日課が終わり、部屋で横になっていました。

廊下は真昼のように明るく、
ドアの鍵を中から閉めることができない状況で、
一人で寝るのが恐ろしかったことを覚えています。

そういう中、突然ドアが開く音がしたので、
びっくりして目が覚めました。

お母様が入ってこられ、「正装に着替えて、
3時までに父母様の部屋に集まるように、
皆に静かに伝えなさい」とそっと耳打ちされました。
午前2時でした。

何のことかも分からないまま、真夜中の廊下を
足音を忍ばせて歩いて金孝律補佐官の部屋に入った私は、
お母様が語られたことをそのまま伝達しました。

午前3時、一行全員が集まると、
特別祈祷式が挙行されたのです。


お母様は北朝鮮に行く前にソウルでショッピングをされ、
北朝鮮の関係者とお父様のご親戚に贈る
厚いコートのようなものを準備しておられました。

お母様は親戚にお会いになって、非常に喜ばれました。
苦労している親戚をごらんになっては心を痛め、
温かく接しておられました。

年頃の姪御(めいご)さんには「お嫁には行くの?」
と尋ねながら、優しく対されました。

お父様が表現はなさらないけれども、
親戚を前にして心を痛めておられることを
お母様はお察しになり、そばに寄り添って
深く慰めてさしあげられたのです。

鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長
「韓鶴子総裁還暦記念文集」第2巻に掲載(2003年)
(『TODAY'S WORLD JAPAN』2013年12月号
「証し お父様、子女様、統一家食口のために
歩んでこられたお母様の人生〈前編〉」より)

真のお母様の人生 5
お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19307
(Blessed Lifeより)
Blessed Lifeに掲載されたものを2つに分け
一部編成を組み替えて紹介しました

わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


真の父母様は側近中の側近である、
元周先生にも、北朝鮮に入国することを、
直前まで話していなかったんですね。

信頼しているとか、していないとか、
そういう問題ではなく、
サタンが侵入しないように、
条件が奪われないように、
そういうことなのかな、と思います。

ハワイの地において、
祈祷を捧げられたお父様。
金日成の親の心情圏に到達して、
北に向かわれた、というのは有名な話です。

真の父母様の、
生々しい歩みが伝わってくるようです。





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posted by ten1ko2 at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 父母様の路程 生活の証し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月26日

原因のない結果はない 宇宙には意志がある! 《朴普熙先生*青年よ世界を救え》



230426.png


朴普熙(パク・ポーヒ)先生の講演
『青年よ行け、そして世界を救え』より
今回は、「宇宙に意志が存在する」です。


ここで、この宇宙は始め無限なる
エネルギーから成り立ったといわれるのでございます。

それでは、エネルギーが宇宙のすべての物質の
基本材料であったならば、どうしてこの同じエネルギーが、
様々な物に変形したのでしょうか?

何が、この複雑極まりない森羅万象と
人間を編み出したのでしょうか?

偶然でしょうか?
科学の世界に偶然はあり得ません。
科学の基本は、「因果の法則」です。
原因のない結果はあり得ません。


同じにこねた小麦粉も、調理師の意志によって、
ある物はうどんになり、
ある物は蒸しパンになるのではありませんか?

だから、この宇宙には必ず調理師のような
意志が働いていることを考えざるを得ません。

この会場にあるすべての物は、
目に見えない意志と目的が先にあってこそ、
このような様々な目的を果たす物になったのであります。

この一つのコップも「水を飲む器」としての、
目に見えない目的と意志が先行して作られたのであります。


宇宙も同じことがいえます。
科学的推理によって、この宇宙の裏には
ある意志と目的が存在すると考えざるを得ません。

それが科学でいう宇宙の第一原因でございます。
この第一原因たるものの実在を、
今日の科学は否定できなくなったのでございます。

日本にもこのような本が出版されております。
『宇宙には意志がある』、もちろん物理学者の本でございます。

皆様がよく知っている相対性原理の始祖ともいえる
アインシュタイン博士は、その末期に、
すべての研究を終えて、こう語りました。

「私は神の創造を知りたい。
 私は神の意志を知りたい。
 それ以外の問題はすべて、付随的である」と。

アインシュタイン博士のような有名な科学者が、
結論において、神の創造を語り、神様の意志を語りました。

もし、現代の科学が神の敵であるならば、
彼こそ無神論者になったはずでございます。

宇宙の心:科学では第一原因、宗教では神様

もし、この宇宙に偉大なる絶対意志があるとするならば、
それはこの宇宙に絶対なる「心」が
存在することになるのでございます。

なぜでしょうか?
意志は心の一部なのでございます。

意志は絶対に独自には存在しません。
心とは、意志のほかに、知恵と感情から成り立ちます。

この三者、すなわち、意志、知恵、そして感情が
あってこそ、心となるのです。
これは分けることはできません。

 
ここで私たちはこの宇宙に絶対なる心があり、
これを科学では第一原因といいますが、
宗教ではこれが神様であるということが
分かったのであります。

神は、意志、知恵、そして感情をもつ神様であり、
宇宙の人格であるということが重大であります。
神様はただ巨大な機械的存在ではありません。

その神の人格の中心は、感情、すなわち心情でございます。

神は心情をもつがゆえに、喜びと悲しみを知り得るのです。
そして、神の心情とは、喜びを求める心であります。

だれが悲しみを願いましょうか?
神様も同じです。

それで、神の創造の動機は心情であり、
その目的は神の喜びを実現せんがためであったこと。

そして、その喜びを味わいたい心情に適うがために、
その全知なる知恵が働いて、その創造の方法を定め、
その全能なる意志が働いて、創造が実現した
ということは、余りにも整然としてくるのでございます。

神の創造の目的は喜びでありました。
神はその喜び、歓喜を味わうために、
この宇宙を、そして私たち人間を創造されたのでございます。

朴普熙
(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)
一、神の実在の問題
宇宙に意志が存在する

https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19197
青年よ行け、そして世界を救え 4
(Blessed Lifeより)
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


宇宙には意志がある・・・
朴先生は、神様の存在を
わかりやすく解説してくださっています。

神様が創造された宇宙、自然万物を通して、
親なる神様の存在を感じることができるならば、
どれだけ喜びの世界が拡がるでしょうか。

自然の背後にある、
神様の深い愛の世界、
神様を信じ、実感することができれば、
人生は180度転換できます。

神様を知ること、さらには、
神様を信じること、
そして、神様を実感すること
これ以上の喜びはないと思います。



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posted by ten1ko2 at 17:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 統一原理・統一思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月25日

人々から反対されるときは、もっと神と人に尽くしなさい…! 《金元弼先生》



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クリスチャンハウス1968.9.9


金元弼先生のみ言。
今回は、「怨讐を愛する」です。


先生が牢屋におられた時、一週間もの間、
口にもすることもできないような食事が出たことがありました。
その穀物の名前はよく分からないのですが、
皆さんよく御存じの、麦の皮がついたままの食事でした。

韓国ではそばを作る時の材料ですけれども、
皮をむかないものは非常に固く、刃物のように角張っているのです。
それを皮をむかないまま煮て揚げるのです。

今まで皆様にお話ししてきたように、非常にひもじかったので、
量が多いだけありがたいという心持ちで食べましたが、
非常に固いので胃に痛みを感じる日が七日間も続いたそうです。

その時に、先生はどういう気持ちで
それを受け取られたのかを話したいと思います。

先生は、たとえ看守たちが囚人を早く死なせるために
このような食べ物を出すとしても、
それは人間の先祖が神のおきてに背いた堕落の報いであり、
それがどんなに厳しいものかということを考えました。

先生としては、かえって感謝の心で
本当に真剣にみ旨の道、
復帰の道を勝利していかなければならない
という深い決意に燃えたそうです。


例えば、統一原理を人々に伝えていた時に、
反対してきたたくさんの牧師や政府の人たちに対して、
先生は何一つ弁明しようとされませんでした。

ある時、神様は先生に、「牧師たちのお祈りを
聞かせてあげよう」と言って、
スピーカーを先生の方に向けたそうです。

すると、「神様、どうか文を早く天にお呼びくださいませ。
早く死ぬようにしてくださいませ」という
祈りをするのを耳にしたのです。

先生は、彼らを恨むより、かえって
この人たちは分からずにそうするのだから、
愛をもって伝えるみ言を牧師たちがたとえ聞き入れなくても、
その牧師の子供たちは神の方に帰ってくるだろう、
という強い決意をされたのです。

その当時、私たちは麦飯を食べることもできない
という困難の中にいました。

犬が残した物を食べるような状態でしたけれども、
先生はお金を全部かき集めて、
反対する牧師をホテルに呼び寄せて、
立派な食事でもてなし、立派な部屋に泊めて
統一原理のみ言を教えたのです。

 
このように先生は人を憎むのではなく、
かえって迎えて愛していくというやり方をされました。

先生がそこで私たちに教えてくださったことは、
「お前たちは反対された時に、弁明しようとするな。
逆にその人たちが反対することによって喜びがわき、
神にもっと近づくというならば、
私たちは彼らが反対するのを願わなければいけない」
と、このような気持ちでした。

弁明しようとせず、やることだけきちんとやって、
実績を立てていこうというのが、先生の強い決意でした。

 
先生がアメリカに来られた時、
政府やキリスト教、ユダヤ教がそろって反対しました。

先生は、「私が三十年前にここに来ていたら、
こういうことはなかったはずなのに、
遅れてきたのでこういう目に遭うのだ」
と考えられました。

反対の声を、「なぜ早くこの国に
おいでにならなかったのですか」
と聞き取ったのです。

そこで先生は、遅れた分までも、
この時間に全部やらなければいけないという気持ちで、
何倍以上もの心をささげられたのです。

 
私たちが、色々やっていますと、自分としては
悪くないと思っても、私たちに反対する人がいます。

そういう時にでも、その声は私に対して
「あなたはもっと心を尽くして、
神のために実績を上げるようにしなさい」
と言っているように感じ取らなければいけないと思います。

兄弟から、三六〇軒の人から、街頭の人から
反対されるような時にも、もっと人のために
尽くしなさいという言葉として感謝して受け取って、
もっともっと尽くすならば、結局は反対する人をも
神に帰属させる大きな力となるだろうと思います。

普通、怨讐を憎しみや力で裁きますけれども、
私たちは反対に、神に人にもっと尽くすことによって、
裁いていくという点で異なるのです。

憎しみの代わりに愛で、恨みの代わりに
神のため、人のために尽くすことによって、
憎しみでいっぱいになっている世の中を
変えていかなければいけないと思います。

わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


恩讐を愛する。。。
真の愛を持たれているお父様には、
「恩讐」という概念などないのだろう、と思います。

私たちは、昨年7月以来、
家庭連合に反対している人たちに対して、
あるいは、一般の人たちにも
多くの誤解を受けてきました。

その人たちを愛し、受け入れる、というのは、
本当に難しいことです。

しかし、お父様は、アメリカの政府、
キリスト教、ユダヤ教の人たちが
反対する姿を通して、
「私が三十年前にここに来ていたら、
こういうことはなかったはずなのに」
と考えていかれたのでした。

ですから、私たちも
「この人たちをもっと早く導いていたなら
このようにはならなかったのに・・・」
という心情姿勢を持たなければならない、
と思わされます。





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