2023年04月24日

地獄行き、天国行きは、自分が決める?! 私たちの生き方次第 *旧統一教会の教理のぞき見 《入山部長》



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入山部長の「幸福な人生には原則があった」
今回は、『人間の構造と霊界』です。

第2講座 創造原理と人生の目的
人間の構造と霊界
聖書には、人間の創造について
次のように書かれています。


「主なる神は土のちりで人を造り、
 命の息をその鼻に吹き入れられた。
 そこで人は生きた者となった」
(創世記2章7節)


これは、人間が目に見える肉身(体)と、
目に見えない「霊人体」(心。霊人になったときの姿)の
二重構造になっていることを示唆しているのです。

地上(この世)の生涯を終えれば、肉身は土にかえりますが、
霊人体は、そのまま生き続けます。

ですから、一度生まれた人間は
決して消えてなくなることはありません。
人間は永生する(永遠に生きる)のです。


肉身は「肉心」を持っています。
肉心は肉身を維持し、繁殖させるために、
衣食住・性の欲求を持っています。

一方、霊人体は「生心」という心を持っていて、
「真善美愛」の価値を追求します。

人はみな、良いものを食べ、良い服を着て、
良い家に住むことを願います。

それも幸福の条件でしょうが、
人間はその欲求が満たされただけでは満足しません。

むしろ、それらを犠牲にしてでも真理を探究し、
愛と美を求め、善に生きたいと思うのです。
そうしてこそ自分の価値を感じることができるからです。

 
このような人間の構造を見れば、
人間の生きる目的がわかります。

人間の本体、本性は肉身ではなく霊人体です。
その霊人体が求めるのが真善美愛の価値ですから、
そこに人生の目標の焦点を合わせて生きてこそ、
悔いのない人生を送ることができます。

そこに照準を合わせた生き方をしていかなければ、
人生の方向性を間違えてしまいます。

霊人体が求めるものは究極的には愛なのです。
それゆえに人間は、愛なくしては生きられないのです。

 
では、何のために肉身があるのでしょうか?

肉身生活の目的は肉欲を満たすことではなく、
肉身を用いて愛を実践し、実感して
体恤(たいじゅつ)するところにあります。

肉身は空気を吸い、ご飯を食べて成長しますが、
霊人体は愛を呼吸し、愛を食べて成長するのです。

霊人体の存在は、「霊界」が
実在することを教えています。

永遠の世界で生きる霊人体があるので、
人間は「永遠に生きたい」という
願望を持っているのです。


霊界は愛の世界です。
人にとって最後に残るのは、愛の実績です。
それを持って霊界に行くのです。

ですから、肉身の死が人生の終わりではありません。
肉身の死は第2の誕生です。

本来、人が愛を完成して死んだなら、
それは祝うべきことのはずでした。
愛する人との死別は悲しいことですが、
死は永遠の別れではありません。

いずれ、皆さんも霊界に行くでしょう。
そうすれば会いたい人にはいつでも会えるのです。

 
地上で愛を完成した人間が行く霊界が「天上天国」です。
神は永遠なる愛の世界を人間のために準備したのです。

しかし、人間は堕落することで
愛を完成できないまま人生を終えるようになったため、
その心の基準に合わせて
さまざまな霊界の様相や階層が現れるようになりました。

愛の完成という人生の目的を見失い、
人や自分を怨(うら)み、罵り(ののしり)、
傷つけるなどした人々がつくった霊界が
「地獄」なのです。

死んだら天国に行くのか地獄に行くのかと
心配する人がいますが、死後どのようなところに行くかは、
霊界に行ってから決められるのではなく、
地上での生き方によって自らが決めるのです。

それで、地上の生き方が大切なのです。

入山 聖基・著
(光言社・『幸福な人生には原則があった』より)

幸福な人生には原則があった 14
人間の構造と霊界
(Blessed Lifeより)
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えました
文責:ten1ko2


霊界に対して、生きて肉体のある
地上(この世)での生き方や、目的について、
とてもわかりやすい解説をしてくださいました。

霊界がある、ということがはっきりわかったなら、
永生するために、地上の人生があるのだし、
霊人体の成長と完成を中心に今の生活がある、
そのこともはっきりするわけです。

しかし、霊界の存在が曖昧だと
どうしても肉心の欲望(本能)を中心に
生活をするのだろうと思います。

それでも私自身、霊人体の成長と完成のため、
愛の実績を立てるための歩みをしているだろうか、
そのように自分に問うてみると
まだまだ足りないな、と思うばかりです。

いずれは、霊界で真のお父様に
お会いする時が来るでしょう。

その時に堂々と報告ができる自分になるべく、
反省と悔い改め、決意も必要かもしれませんが、
一日一日、感謝して、愛していく
そんな日々にしていきたいと思うのです。




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posted by ten1ko2 at 09:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 統一原理・統一思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月23日

「柴沼さんはからし種のような人物ですよ」と、お母様 《ヨーロッパでの証し》



2011.0512.jpg
シェンゲン問題勝利後、ヨーロッパを巡回講演される真の父母様。
写真は英国・ロンドン大会(2011年5月12日)


柴沼邦彦先生(天一国特別巡回師)の
「真の父母様とはどのような方か」の3回目、
「お父様の喜びがお母様の喜び」です。

今日が最終話となります。
ヨーロッパで真の父母様(文鮮明先生ご夫妻)を
迎えた証しです。

■お母様から「からし種のようだ」のみ言を賜る

1983年からヨーロッパで歩むこととなり、この期間、
真の父母様を何度かお迎えする機会がありました。

1992年、バルセロナ(スペイン)オリンピックに
2人の子女様が出場され、観戦のために
真のお母様がお越しになったときのことです。

私も一緒に観戦させていただいた後、
お母様や子女様方と共に観光をして、
家族のような素晴らしい時間を持たせていただきました。

夕方、宿舎でお祝いの和動会が行われました。
子女様方が歌を歌われると、お母様が私に、
その歌に合わせて踊りを踊るようにとおっしゃったのです。

不器用ながら踊らせていただくと、
お母様は楽しそうにお笑いになり、喜んでくださいました。
天国のような時間でした。

 
そのときお母様から、「柴沼さんは
とても小柄ですが、からし種のような人物ですよ。
からし種はゴマの種よりも小さいですが、
成長すると大きな鳥が飛んできて宿るようになりますよ」
とのみ言を賜りました。

お母様から直接み言を頂いたのは、
これが初めてでした。

ヨーロッパで体の大きな食口たちと共に歩んできた
私にとって、このみ言は本当に大きな励ましとなりました。

私の外的な姿を見るのではなく、
私の可能性を見てくださったのです。

体が小さくても、それが問題ではなく、
心を大きく持ち、世界の人々を愛する人間と
なるようにというお母様の願いを感じました。

私もお母様のように、温かい目で
人を見ることができる者になりたいと思わされました。


真のお父様は、お母様に感謝していることとして、
「霊的に鋭い」点を挙げておられます。

お父様が何かについて、「こうだろうか、
ああだろうか」とためらっておられるとき、
お母様が一言、「アボジ、
こうなさったらよいではないですか」とおっしゃると、
お父様も「そうだ、そうだ」と納得されるのだそうです。

お父様がそのように信頼しておられるお母様から、
「からし種のようだ」と言っていただいた者として、
そのみ言を信じ、証ししていく責任があると思っています。

■お母様の心痛をお慰めになるお父様

1995年11月、真の父母様がヨーロッパを
巡回講演されていたときのことです。

11月10日にハンガリーのブダペストで講演された翌日、
ドイツに入国しようとされた際、突然、ドイツが
シェンゲン協定(ヨーロッパに害を及ぼす人の出入りを統制する条約)の
入国禁止リストに、あろうことか、お父様を加えたのです。

それはたちまち他の国々に波及し、
その結果お父様は、26か国に
足を踏み入れることができなくなりました。

真の父母様は、やむをえず、
一旦ハンガリーに戻られました。


私はその後に予定されていたスペイン大会を準備し、
真の父母様のご到着をお待ちしていたのですが、
お父様がスペインにもご入国できなくなった
という知らせに驚愕し、落胆しました。

スペイン大会に集まった、国のトップクラスの
神学者や各界指導者は、皆一様にこの事態に憤慨していました。
そして、お父様の講演内容(スペインの責任者が代読)に
賛意を示し、真の父母様を支持することを表明しました。

こうして、結果的に、とても素晴らしい大会となったのです。


このご報告をするため、私とスペインの責任者が
ブダペストの真の父母様のもとに伺いました。

ホテルに到着すると、お母様は心を痛め、
食事もとられず憔悴して、お部屋で
休んでおられるとのことでした。

お父様はすぐに、一緒に報告を聞くようにと、
お母様を呼ばれました。

私は、スペインの大勢のVIPから、
「私たちは真の父母様の教えを全面的に支持します。
このことを文鮮明師に伝えてほしい」
と言われたことをご報告しました。

すると、お父様はお母様に、
「オンマ、神様はこのように働いておられるよ」
と言われたのです。

お母様の心痛を慰めていらっしゃる
お父様のお姿が印象的でした。

そしてお母様も、そのようにお父様が
喜んでいらっしゃることを心から喜ばれ、
力を得ておられるごようすでした。


お父様は、スペイン大会の報告が
お母様の心を慰労したことを大変喜ばれ、
スペイン大会のために準備した講演の小冊子に、
「柴沼」と私の名前を書いて、サインをしてくださいました。

私はこのとき、お母様がお父様を思い、
お父様もお母様を思うお姿に、
正に真の夫婦の姿を見たように思いました。

私たち夫婦も真の父母様のように、
お互いの心情を思いやり、決して心情を蹂躙せず、
助け合う夫婦となることを目指し、歩もうと
決意させられる貴い体験でした。

■真の父母様を見た者は、神を見たのである

イエス様は「わたしを見た者は、父を見たのである」
(ヨハネ14・9)と言われました。

私もこの聖句のように、お父様を見た者は
神様(父なる神)を見たのであり、
お母様を見た者は同じく神様(母なる神)を見たのであると、
声を大にして訴えたいと思います。

私は、今日までの信仰生活を通して、
真の父母様と一つになることによってこそ、
天の父母様(神様)の愛の懐に導かれ、
天の父母様の愛を相続し、真の愛の人間に
生まれ変わることができるという確信を得ました。

天の父母様の解放のため、生涯、苦労と犠牲の道を
歩まれた真の父母様に孝行を尽くす子女になれるよう、
今後も邁進しようと決意しています。

心からの感謝を込めて。(終わり)

天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して 第8回

真の父母様とはどのような方かB
お父様の喜びがお母様の喜び
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
https://www.kogensha.jp/news/detail.php?id=9813
(中和新聞より)
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


スペイン大会での証し。。。
真の父母様が本当に、お互いに
愛しておられるお姿を感じました。

「真の父母様を見た者は、
神様を見た者である」
私もこの言葉に同意いたします。

今、地上にお母様がおられます。
お母様と一つになることにより、
お父様とも一つになることができ、
神様とも一つになることが出来るのです。

私も妻と一つになることで、周りの人たち、
特に子供たちに神様を証しすることができるように、
最善をつくしてまいります。

「からし種」柴沼先生、
貴重な証しをありがとうございました。



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2023年04月22日

私が目撃した真の父母様の真実! 神様が第1の生活 《文家の嫁として・妍娥様》



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子女様が見られるお母様の姿を知りたいと思い、
過去の記事を検索してみました。

2015年10月家庭連合出帆記念大会のあと、特別集会で語られた
文妍娥(ヨナ)様のメッセージを紹介したいと思います。

題目は「学んでも学んでも到達できない
真のお母様の深い愛と心情の世界」です。

最初はお父様のみ言の訓読からです。


皆さんが、「神様のみ旨」という時、
それは歴史の目的、創造目的が完成することです。
「神様のみ旨は創造目的の完成である」
このようになるのです。

創造目的の完成とは何でしょうか。
それは、み旨の完成です。

み旨の完成とは何でしょうか。
四位基台の完成です。

四位基台の完成とは何かと言えば、
真の家庭を完成することです。

真の家庭とは何でしょうか。
真の父母がいなければならず、
真の男性と真の女性がいなければならず、
真の夫婦がいなければならず、
真の子女がいなければなりません。

一番の中心は何かといえば、
個人の目的も真の父母であり、
男性と女性の目的も真の父母であり、
赤ん坊の目的も、兄弟の目的も真の父母です。

真の父母になって、息子、娘を持つ。
家庭を持つ。
このようになるのです。

(1997年アメリカ)



家庭連合時代という
新しい時代を出発するに当たって、
私にはこの真のお父様のみ言が、
深く心に刺さりました。

では、私たちはどのようにすれば、
遠くにいらっしゃる真の父母様と、
一緒に暮らしているかの如く
生活できるのでしょうか。

それを知るためには、目に見えない天の父母様と
一体となり、侍っていらっしゃる
真の父母様のことを知らなければなりません。

それがどのような生活なのか、
皆様も気になっていらっしゃると思います。

もし、それを知ることができれば、
たとえ物理的な距離があるとしても、
真の父母様と共に暮らす
私たちになれるのではないかと思います。

私が真の父母様に身近に侍らせていただくようになったのは、
孝進様と祝福を受けた1999年以降です。
決して長い期間ではありません。

そういう中で私は、
「真の父母様のすべての中心は
常に天の父母様である」
という結論を得ることができました。

それは必ずしも
「天の父母様のみ旨を成してさしあげます」
という壮大な話をされることとは限りません。

朝、目が覚めれば最初に
「天の父母様、おはようございます。
新しい一日が始まりました」
とご報告なさることであり、
食事の時間になれば、
「腹が減ったから何々を食べよう」
というのではなく、
「天の父母様、何を召し上がりたいですか?
どのようなものを一緒に味わいたいと思いますか?」
とお尋ねになることです。

また真のお父様も、
摂理的な内容を勝利なさったときはいつも、
「これら全てのことは、天の父母様が導き、
保護してくださったので、できたのだ」
と言われました。

ご自身が一生懸命やったというのではなく、
天の父母様に常に感謝し、
天の父母様のことを思われるのです。

私はそのようなおふたりのお姿を
たくさん目撃してきました。
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


妍娥様が目撃された真の父母様は、
ある意味いたってシンプルだったのではないかと思います。
四六時中、天の父母様(神様)を思い続け、
神様に尋ねながら生活していかれるわけです。

でも、逆にそれが難しいことなのだと思います。
全てを神様に結びつけていかれる真の父母様。

もちろん、いいことばかりでなく、悪いこともあります。
多くの迫害、試練もありました。
そのことを全て神様につなげていかれるので、
「感謝」ということになるのでしょう。

さらには、ご自身の栄光も神様にお返しするのですから、
まさに「孝情」の思いで、生活してこられた
真の父母様だと思います。




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