2023年04月05日

神様がいる、いないは、天地の差 ──科学も神を実証する時代 《朴普熙先生》



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『神と新物理学』ポール・デイヴィス☆


36家庭の朴普熙(パク・ポーヒ)先生(1930〜2019)による講演
「青年よ行け、そして世界を救え」の2回目
「神の実在の問題」です。

一、神の実在の問題

(皆様が人生の航路と目的地を定める前に、
必ず知るべきことは)
この宇宙に神がいるか、いないかを
判断することであります。

天地を創造し、森羅万象をおつくりになられ、
私たち人類をつくられた創造の神はいるのか?

それとも、この宇宙と人生は偶然なのか?
その神がいるとするならば、その神の
(人間と宇宙)創造の目的はいったい何だったのであろうか。

その神と私とは、どんな関係にあるのか。
これを判断せずには、私たちの人生の
真なる目的地は定められません。

神を認める人生と神を認めない人生は、
天地の差があり、その角度が
180度違うからでございます。

若い皆様はこの問題を解決して、
人生航路を決めるべきであります。

果たして神はいるのか

果たして神はいるのか?

長い人類の歴史の中で、一番迫害を受けてきた方は、
ほかならぬ神様でございます。

人類歴史の中で、神はいろいろな形で否定され、
冒瀆(ぼうとく)されてまいりましたが、
それがいよいよ19世紀に至って、
神を葬る運動は本格的になったのであります。


1841年、ドイツの哲学者、ルートヴィッヒ・
フォイエルバッハ(Ludwig Feuerbach1804〜1872年)は、
「キリスト教のエッセンス」(The essence of Christianity)
という論文の中で、「神は人間がつくり出したものだ
(Man created God)」と宣言しました。

無いものをつくり出して、拝んでいる、
愚かな人間だということでございます。


1886年に、ドイツ人、フレドリック・ニーチェ(1844〜1900年)は、
それからもう一歩進んで、
「神は死んだ(God is dead)」と宣言しました。

このような哲学から、共産主義という
無神論に基づいた政治哲学が出てきたのであります。

特に、1917年、共産主義宗主国ソ連の勃興により、
いよいよこの地上から
神様を追放する運動が、本格的になりました。


共産主義の武器は何であったのでしょうか?
ほかならぬ科学でありました。

共産主義だけが科学的だと叫び、
試験管の中に入ってこない神はいないんだと主張し、
「宇宙の根本は物質のみ」という
唯物思想が輝いてきたのであります。

共産主義者たちは、「科学は共産主義の友である。
科学は神と宗教、そしてすべての神話を追放するであろう。
そして、宗教は人民のアヘンである」と叫びました。


皆様が、ここでまず記憶すべきことは、
このような共産主義の科学万能の思想は、
18、19世紀の科学から、その所信がきたということであります。

彼らは明らかに、20世紀になれば、
尖端科学の力をもって
神を地上から追放して余りあると、
固く信じたのでございます。

彼らには科学が神様でありました。


ところが、20世紀の科学は、
彼ら共産主義者たちの予言のごとく、
神をこの地上から追放する
チャンピオンになったのでしょうか?

皆様。
思いがけないことが、起こったのです。

科学の本来の使命は、自然界の研究であります。
霊的な神の存在を論ずることは
科学の使命ではありません。

それにもかかわらず、その20世紀の科学が
意外にも、神の最大の味方となったのでございます。

 
このごろアメリカでは、『God & THE NEW PHYSICS』
(神と新物理学)という本が、ベストセラーになっています。

もしこの本を宗教家が書いたのなら、
その価値がございません。
ポール・ディービス博士は、
原子物理学者でございます。

なぜ、このような本が出てこざるを得ないのでしょうか?

それは、20世紀の科学の発展は、
今や大きな壁にぶつかり、宇宙の基本原因、
すなわち神が宇宙の根本であるという問題を
考えずには、もう一歩も進展できない
限界線まで来ているからでございます。

ポール・ディービス博士は、このように言いました。

「私の考えでは、宗教よりも科学が、
神に至るより確実な道を示すと思う。

宗教より早く、神を感知することのできる道は、
科学の道である」
と。

これは神なき共産主義者から見れば、
まさに、青天の霹靂(へきれき)とも、言うべき、
思いがけない進展でございます。

朴普熙(パク・ポーヒ 1930〜2019)
(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)
一、神の実在の問題

https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19022
青年よ行け、そして世界を救え 2
(Blessed Lifeより)
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2


この朴先生が語られていた時、というのは、
1990年代のころです。

科学が神様を認識するような時代に入った、
というセンセーショナルな時を迎えています。

実際に、『「大発見」の思考法』という本で
山中教授と益川教授という
ノーベル賞受賞者の対談においても、
進化論を否定し、神の存在を容認するような、
そんな記述もあったりします。

しかし、未だに神を否定する意見も
大半であるような気もします。

朴先生が語られているように、
神様は否定され、冒涜されてきました。

しかし、神様の存在を知ることは、
人生の航路と目的地を知ることです。
そのことを多くの人に認識してほしい、
と、切に願います。





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posted by ten1ko2 at 07:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 統一原理・統一思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする