柴沼先生のみ言。
「真の父母様とはどのような方かA
能力ではなく心情を見てくださる」です。
☆
イエス様は、宮で教えておられたときに、
金持ちが賽銭箱にたくさんの金を投げ入れる中、
一人の貧しいやもめがわずかな金額を投げ入れたのを
ごらんになって、次のように語られました。
「よく聞きなさい。
あの貧しいやもめは、さいせん箱に投げ入れている
人たちの中で、だれよりもたくさん入れたのだ。
みんなの者はありあまる中から投げ入れたが、
あの婦人はその乏しい中から、あらゆる持ち物、
その生活費全部を入れたからである」
(マルコ12・43〜44)
このようにイエス様は、その人の行いの背後にある
心をごらんになるのですが、真の父母様も
全く同じであることを、私は何度も目撃しました。
☆
■父として相対者の相談に乗ってくださった
1970年10月に777双の祝福が行われました。
私は、自身のいろいろな不足を感じて、
祝福を受ける価値はないと思いながら、
マッチングの場に臨んでいました。
真のお父様は、地区長という立場の責任者を
先にマッチングされました。
私も地区長の一人でしたが、
マッチングが決まったのは、地区長の中で最後でした。
お父様は私の心情が定まっていないことを見抜かれ、
私の心情が整理されるのを待ってくださったのだと思います。
☆
マッチングが決まったとき、私の相対者は、
私が相手であることにすっきりしない思いを抱いていました。
彼女は、「このままでは、神様にも
真の父母様にも申し訳がない」と感じたようです。
そこで大胆にも、お父様に直接お尋ねしたのです。
「自分は弱いので、もっと強い感じの人が
主体者かと思っていました」と。
そのときお父様は、まだマッチングが
決まっていない人たちにみ言を語っておられたのですが、
そのみ言を中断して、相対者の話を
聞いてくださいました。
そして、私のことを「いい男だよ」と言われ、
「もう一度、ふたりで話してごらん」
と優しく諭してくださいました。
こう言われて相対者はすっきりしたらしく、
私との祝福を受け入れたのです。
お父様が、相対者の、天の祝福を
心から感謝して受けたいとの心情を尊重し、
父として相談に乗ってくださったお姿に、
非常に感銘を受けました。
☆
■決して心情を蹂躙されない方
1972年4月、世界統一十字軍が編成され、
私は第25団(山形)の団長になりました。
団長になって3か月ほどして、
松濤本部(東京)でお父様主管の団長会議があり、
上京しました。
移動中、「今回の会議は私の信仰生活にとって
とても大切な時間になる」と感じ、
3時間祈ってから本部に行きました。
会議では、全団長(約60人)が3か月間の歩みを証ししました。
するとお父様が、「この中で最も実績が悪かった
団の団長、立ちなさい」と言われたのです。
それは私でした。
私が立つと、お父様は
なぜ悪かったのか」とお尋ねになりました。
私は、実績が悪いことについて弁明することは
一切せず、このように申し上げました。
「お父様、今まで実績は悪かったとしても、
ここ3か月で準備万端整えたので、
これからはどこの団にも負けませんから、
ご安心ください」
するとお父様はとてもお喜びになり、
実績に対するお叱りの言葉はなかったのです。
そのとき私は、お父様が最も関心を持っておられるのは、
能力や実績ではなく、どのような心情で
歩んでいるかであることが分かりました。
いついかなるときも、決して私たちの心情を
蹂躙されない神様のお姿を見たように思いました。
☆
■「先生も、家庭ではお母様の言うことを聞くよ」
祝福を受けてから6年後、米国で家庭を出発しました。
程なくして、ニューヨークの近くに住む
777双の家庭がイーストガーデンでの食事会に
招待される機会がありました。
そのときお父様は、家庭を持ったばかりの
カップルに証しをするよう願われました。
素晴らしい証しが続き、その場は
とても喜ばしい雰囲気で、笑いが絶えませんでした。
☆
やがて私たち夫婦の番が回ってきました。
私は、真の父母様の前では正直にあるがままを
ご報告したいと思い、私たち夫婦が祝福後、
どのように闘ってきたかを包み隠さず申し上げました。
「私の妻は、私の服装から歩き方、
食べ方まで指摘する外的な人です。
自分たちのことを天のプリンス・プリンセスなどと言って、
そのように振る舞うように言うんです」
すると、それまで明るかった雰囲気が一挙に
暗くなってしまったのです。
妻は、真の父母様に申し訳ないと涙を流していました。
私の話が終わると、お父様は、
「あんたの妻は良いことを言うね」と、
私が全く予想していなかったことをおっしゃいました。
そして、「先生も、家庭ではお母様の言うことを聞くよ。
あんたも妻の言うことを聞かなければいけないよ」
と言われたのです。
私がこの6年間、妻の指摘を拒否し続けてきたことを、
お父様はお見通しのようでした。
さらに驚いたことに、お父様は、
「人の話をもっと聞くように」とか
「天の皇族にならなければならない」など、
私が6年間、妻から言われ続けてきたのと
同じことを語られたのです。
お父様は、妻の私に対する言動が、
私に少しでも良くなってほしい、
お父様に似た者となってほしいという動機からで
あったことを見抜かれたのだと思います。
それまでは、妻から何を言われても
決して素直に認めなかった私でしたが、
お父様のみ言は否定できるはずがなく、
それ以降は妻の言葉を素直に聞く努力をするようになりました。
真の父母様とはどのような方かA
能力ではなく心情を見てくださる
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して第7回
能力ではなく心情を見てくださる
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して第7回
☆
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
人の心情を見抜かれるお父様。
たとえ、責任者が実績や結果で
評価される人であったとしても、
私は、結果に主管される者にならず、
心情を中心として、
物事をとらえていきたい、と思います。
今、お父様は地上にはおられませんが、
霊界で見つめておられるだろうし、
何よりも神様がご存じである、と思うからです。
また、妻の話には耳を傾けなかったのに、
お父様から同じことを言われて、
反省するしかなかった柴沼先生。
人によって、この人の言葉は受け付けない
という場合もあったりします。
しかし、そう言う人からの指摘こそ、
謙虚に受け止める必要があるのだと思います。
負債なき歩みを捧げていきたいと思うのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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