鄭元周(チョン・ウォンヂュ)秘書室長の証しを編集した
「真のお母様の人生」より
今回は、真の父母様が北朝鮮を訪問された際のエピソードを
2回に分けて紹介します。
☆
【北朝鮮】
お父様のご親戚に寄り添い優しく温かく心を配られた
【北朝鮮】
お父様のご親戚に寄り添い優しく温かく心を配られた
1991年11月30日、真の父母様は金日成(キㇺ・イㇽソン)主席(当時)に会うために、
北京を経由して北朝鮮に入られました。
そのための準備を父母様はハワイでなさいました。
そのとき私は何も知らず、ただお母様から
「今からハワイに行くわよ。だけど冬服が必要ね」
というみ言を賜りました。
私は「ハワイは夏なのに、どうして冬服が
必要なのだろう」と思いながらも、
今後どういうことが待ち受けているのか、
夢にも考えることはできなかったのです。
父母様に侍り、朴普熙(パㇰ・ポーヒ)総裁ご夫妻、
金孝律(キㇺ・ヒョウユㇽ)補佐官、尹基炳(ユン・ギビョン)補佐官、
私たち夫婦らが同行しました。
父母様はハワイの島々を回りながら精誠を尽くされました。
☆
お母様から北朝鮮に行くことを告げられたのは、
ハワイでの最後の日でした。
お母様は「これは極秘です」とおっしゃいました。
私はあまりの驚きに身の毛がよだち、言葉も出ませんでした。
父母様のおそばにいながら、そのように
とてつもない計画を進めておられることを、
気づくこともできずにいたのです。
☆
北京に到着し、黄Y周(ファン・ヨプチュ)氏と合流しました。
そこで、韓国国籍を持った者だけが北朝鮮に入れると言われ、
アメリカ人である私の夫は北京に残ることになりました。
北朝鮮で準備した金日成主席の特別専用機が、
父母様を迎えるために北京に飛んできました。
これは夢か、現実か−。
北朝鮮の美人女性案内員が降りてきて、
親切に案内をしてくれるのです。
感動と感激の涙が流れ、同時に不安の涙も流れるのです。
父母様の身辺の安全が一番の気がかりでした。
飛行機が滑走路を離陸するとき、
全身に鳥肌が立ち、期待や心配など万感が胸に迫りました。
そのような中でも、お母様はいつもと変わらないごようすで、
ほほえみを絶やさずにおられました。
☆
飛行機が清川江(チョンチョンガン)を通り過ぎると、
お母様は昔の歴史を振り返られました。
「これが清川江ね。
ここで乙支文徳(ウㇽチ・ムンドㇰ)将軍が薩水大捷(サㇽスデチョプ/
612年に高句麗〈コグリョ〉が隋の軍隊との戦いで大きく勝利したこと)を成したのね」。
さらに「この川でどのように知恵深く戦って
勝ったのだろうか」とも語られました。
☆
そうこうしているうちに、私たち一行は、
話にだけ聞いていた平壌(ピョンヤン)に到着しました。
お父様のお姉様と親戚のかたがたが空港で待っておられました。
お姉様をごらんになるとお父様は、
「私の家内です」とお母様を紹介されました。
お父様の兄嫁様もいらっしゃいました。
☆
12月3日のこと。
1日の日課が終わり、部屋で横になっていました。
廊下は真昼のように明るく、
ドアの鍵を中から閉めることができない状況で、
一人で寝るのが恐ろしかったことを覚えています。
そういう中、突然ドアが開く音がしたので、
びっくりして目が覚めました。
お母様が入ってこられ、「正装に着替えて、
3時までに父母様の部屋に集まるように、
皆に静かに伝えなさい」とそっと耳打ちされました。
午前2時でした。
何のことかも分からないまま、真夜中の廊下を
足音を忍ばせて歩いて金孝律補佐官の部屋に入った私は、
お母様が語られたことをそのまま伝達しました。
午前3時、一行全員が集まると、
特別祈祷式が挙行されたのです。
☆
お母様は北朝鮮に行く前にソウルでショッピングをされ、
北朝鮮の関係者とお父様のご親戚に贈る
厚いコートのようなものを準備しておられました。
お母様は親戚にお会いになって、非常に喜ばれました。
苦労している親戚をごらんになっては心を痛め、
温かく接しておられました。
年頃の姪御(めいご)さんには「お嫁には行くの?」
と尋ねながら、優しく対されました。
お父様が表現はなさらないけれども、
親戚を前にして心を痛めておられることを
お母様はお察しになり、そばに寄り添って
深く慰めてさしあげられたのです。
鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長
「韓鶴子総裁還暦記念文集」第2巻に掲載(2003年)
(『TODAY'S WORLD JAPAN』2013年12月号
「証し お父様、子女様、統一家食口のために
歩んでこられたお母様の人生〈前編〉」より)
真のお母様の人生 5
お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19307
(Blessed Lifeより)
「韓鶴子総裁還暦記念文集」第2巻に掲載(2003年)
(『TODAY'S WORLD JAPAN』2013年12月号
「証し お父様、子女様、統一家食口のために
歩んでこられたお母様の人生〈前編〉」より)
真のお母様の人生 5
お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19307
(Blessed Lifeより)
☆
Blessed Lifeに掲載されたものを2つに分け
一部編成を組み替えて紹介しました
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
一部編成を組み替えて紹介しました
わかりやすく読んでいただくため、
行区切りや段落等の区切りを再編集し
括弧書きで注釈を加えることがあります
文責:ten1ko2
真の父母様は側近中の側近である、
元周先生にも、北朝鮮に入国することを、
直前まで話していなかったんですね。
信頼しているとか、していないとか、
そういう問題ではなく、
サタンが侵入しないように、
条件が奪われないように、
そういうことなのかな、と思います。
ハワイの地において、
祈祷を捧げられたお父様。
金日成の親の心情圏に到達して、
北に向かわれた、というのは有名な話です。
真の父母様の、
生々しい歩みが伝わってくるようです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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