2023年06月27日

信じられない環境にぶつかった時 夏も冬も、変わらぬ一本松のように 《田中会長》



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ファミリーフォーラムに
田中会長の紙上説教が紹介されていました。
題目は『「試練」と「摂理」』です。

最初に、真のお父様(文鮮明先生)の預言とも
言うべきみ言が引用されています。


「神様は終わりの日になれば、人類の前に
七年の大患難があるだろうと予告されました。
この患難時期は六千年の歴史路程において、
天の悲しい曲折が聖徒にぶつかる時です。

人間の絆がみな壊れていき、
信じられない環境にぶつかる時です。

自分がどんなに良心的に正しく生きたとしても、
その良心で自らの生涯を主張できない時です。

み旨を抱き、考えのある者であればあるほど、
眺めるあちこちに苦痛を感じる時です。
そのような時が、終わりの日の七年大患難の時です。

その時は、希望が揺れる時であり、
私たちが信じている信仰の中心が揺れる時であり、
信じて従った指導者が揺れる時です。

主義はもちろん、宗教、良心、
父母の心情までもすべて揺れる時です」

(『訓教經(経)(上)』418〜419ページ)



「終わりの日」には、必ず大患難があります。
サタン主権の罪悪世界が、メシヤの降臨を転換点として、
善主権の世界に転換される時代(終末)を
迎えるというのが、神の復帰摂理から見た歴史観です。

原理的観点から見れば、
地上地獄が地上天国に変わる時代です。
悪主権と善主権が交差する時です。

そうであるならば、「終わりの日」は
明らかに希望の時でありながら、
なぜ大患難の時になるのでしょうか? 

なぜ人間の絆が壊れていくのでしょうか? 
なぜ、み旨を抱き、考えを持っていたら、
苦痛を感じるようになるのでしょうか? 
なぜ、希望が揺れ、信じるものが揺れるのでしょうか?


「終わりの日」は、古い歴史の終わりであり、
一方で新しい歴史の始まりでもあります。

『原理講論』によれば、
「新しい時代の摂理は、古い時代を
完全に清算した基台の上で始まるのではなく、
古い時代の終末期の環境の中で芽生えて
成長するのであるから、その時代に対しては、
あくまでも対立的なものとして現れる」
(173ページ)のです。

それはちょうど、荒れ狂う濁流が、時間を経るに従って、
泥は水底に沈み、水は上の方に澄んで、
ついには泥と水とが完全に分離されるがごとしです。


「家庭連合は、なぜ、こんなに社会と衝突し、
敵が多いのですかね……」と、よく問われます。

一言で返答すれば、
「本気で地上天国を目指しているから」です。

地上において、天の父母様(神様)の愛を中心として、
四大心情、四大愛を成熟させて、
永遠の喜びと幸福の世界に行くことが、
創造の原則だからです。

逆に言えば、地上天国ができない限り、
永遠に天国はできないのです。


神様の救援摂理は、正に、
地上地獄を地上天国に転換するための摂理です。

神様を追い出し、エゴを中心とした、
偽りの愛と生命と血統圏でつくられた、
ゆがんだユートピア思想と対峙していかなければなりません。

文化、芸術、教育、哲学など、あらゆる分野に潜む、
エゴを中心とした価値観に立ち向かうことになります。


人間の堕落は、「自分」を優先するところから、
心情、思考、行動、関係性が崩れ始め、起こりました。

まず「自分」、あるいは「個人」の価値観が
主流となっている人類歴史は、
他者の幸福よりはまず自分の幸福、
自分の家族、自分の国家の幸福が
優先されるようになってしまいました。


その視点から、いくらのぞいても、
「ために生きる」価値観から生まれる
考えや行動は、理解しがたいのです。

世界平和や他者の幸福実現のために人生を捧げたり、
自ら高額献金をしたりする行為は、
「自分」を優先する価値観からすれば、
理解できないのです。

そんな人生を選択するはずがない!
と考える人たちからすれば、洗脳されたとしか思えないか、
そう結論づけたほうが、自分が楽なのです。

古い価値観の環境の中で真逆の価値観が
芽生えたとき、異端に映るのは必然です。


『原理講論』は、神が新しい時代をつくるために、
善主権の中心を必ず立てることを教えています。

「歴史的な転換期において、神が願うところの
新しい歴史の賛同者となるためには、
神が立てられた新しい歴史の中心がどこにあるか
ということを、探しださなければならない」
(同)のです。

言うまでもなく、歴史の終末期を迎えた今、
新しい歴史の中心点は、「真の父母」です。


私たちは古い価値観と対峙しながら、
天正宮博物館の前庭に堂々と立つ一松亭のように、
変わらない姿勢で真の父母様と
一つとなっていかなければなりません。

ために生きる人生ゆえの試練に立ち向かう者は、
天の摂理を進める勇士であり、寶(たから)なのです。


  天正宮の前庭に
  堂々と立っている松の木
  四季を通して変わることなく
  常に青く立っているね
  おまえの名前は 一松亭
  ああ、愛している 一松亭
  おまえは天一国の希望である
  おまえを愛する兄弟たちの夢だから
  永遠に輝く 天一国の誇りである
  ああ、愛している 一松亭
  おまえは天一国の誇りである


再編集 文責:ten1ko2


最初に紹介されていたお父様のみ言は、
お父様が聖和された時にもよく紹介され、
このブログでも何度か取り上げています。

お父様の聖和も私たち食口にとっては、
衝撃的な出来事でしたけれど、
この一年、日本で起こっていることは
別の意味で衝撃を受けるものでした。

田中会長が語られているように、
『本気で』地上天国を目指している私たちです。

それは、お父様が地上で成したかった夢、
それを必ず実現する、とお母様が決意して、
実践しておられるからです。

改めてそのことを想起し、
決意させられるみ言でありました。
田中会長、ありがとうございました。






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2023年06月26日

山や木、建物を見ても神を感じ、涙する私になったのは ──えこひいきの上司ゆえに 《UTS時代の神体験》



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真のお父様から命を受けて
UTSに赴任した神明(しんみょう)先生は、
多くの伝説を生んでいきました。

いつも、真の父母様を身近に感じておられたということですが、
そのような境地に達するのは
簡単ではなかったようです。

『UTS時代の神体験』より、
「恵みを受けた弟たちに対して
嫉妬心を抱かなかったとき」です。


私は1985年の1月からUTSで教え始めました。
そのとき、「家族をUTS内に連れてこないように」
と初めに言われていたので、
いつもタリータウンの自宅から片道1時間半、
車を運転をして通勤していました。

そのうち、私のポンコツ車は使用不能寸前になってきたので、
通勤を継続するため、どんな車でもいいから
それを買うための費用の一部でもUTSで払ってほしいと願い出ました。
子供4人を抱えた私は、UTSでの安い給料では余裕がなかったのです。

しかし、UTSにも経済事情があったせいか、
私の願いは一蹴されてしまいました。
このくらいの願いだったら受け入れてもらえるのではないかと
期待していたのですが、だめでした。

しかたなく、週末は家庭教師のアルバイトなど他の仕事をして、
自分の責任で自動車を調達しました。


さて、私が教鞭を執り始めてから3年ぐらいたって、
米国人の後輩2人 (UTS卒業生) が、私と同じように
他の大学で博士号を取得し、UTSに戻ってきて教えるようになりました。

私の専門はキリスト教神学でしたが、
彼らの専門はそれぞれキリスト教会史と世界諸宗教でした。
幸いにも彼らは自分の妻子全員を
UTS内に連れてきて住まわせてもよいということになりました。

さらに、その2人の後輩は総長に、
彼ら2家庭が共同使用する新車のワゴンを
1台買ってほしいという願いを提出しました。
私のときと違って、総長はそれを承認しました。

いよいよ、スタッフと食口の教授陣を交えた
ある日の朝食会の会合で、
その承認の発表がなされることになりました。

そして、総長は自らがそれを発表した瞬間、
私のことが気になったせいか、私の顔をちらっと見たのです。

私も人間ですから、遠い自宅から通勤のために自動車は
喉から手が出るほど欲しかったのに、私の願いは蹴られ、
2人の後輩は学内に住んでいて自動車の必要性はあまりないのに
新車を買ってもらうという現実を、
正直言って受け入れ難かったのは確かです。

なので、そのときに私は文句を言うこともできたのです。
しかし、そこは我慢して、何もなかったかのごとくふるまい、
恵みを受けた後輩である弟たちを嫉妬せずに、
彼らをかえって祝福してあげられるような心情を
どうか持たせてください、と天に祈りました。

総長は、私の顔が乱れた様子もなく平安なようだと感じて
安心したらしく、会合の議題は次に移りました。


その後のことです、
私が真のお父様により近くなったように感じたのは。

内的にお父様がそばにいらっしゃるように感じ、
人を見ては涙ぐみ、
山や木、建物を見ては涙ぐむようになりました。

この愛の力の恵みは、
自動車などの万物には代えられないものでした。

「UTS時代の神体験:ドクター神明の信仰エッセー」
『世界家庭』より
再編集 文責:ten1ko2


神明先生の証しはとても具体的でわかりやすいですよね。
愛の減少感の局地を乗り越えていかれました。

人によって次元は異なるでしょうが、
誰もが通過する愛の減少感。
嫉妬にかられないためには、
神明先生のように切実に祈っていくと、
平常心を保て、越えていけることでしょう。

先生のような父母様との心情的出会いはなかったとしても、
愛の減少感を越えることを通して、
真の父母様が乗り越えていかれた境地に
一段階近づくのかもしれません。

また、苦しい立場に置かれたとき、
感謝して乗り越えることを通して、
神様、真の父母様が、ともにおられることを
改めて感じることができると思うのです。





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2023年06月25日

嵐の後の青空 今回こそは皆さんを信じ、120%応援します! 《6.9のみ言》



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先日、開催された「神韓国指導者 孝情特別修錬」
そこで語られたお母様のみ言を紹介します。

お母様が韓国の指導者を激励
「120パーセント、応援します」

天一国11年天暦4月21日
(2023年陽暦6月9日)
韓国・HJ天宙天寶修錬苑

牧会者やYSP公職者など
800人が伝道勝利を誓う

 6月9日午前9時30分から、韓国・HJ天宙天寶修錬苑のHJガーデンホールに真のお母様をお迎えして、神韓国家庭連合の牧会者夫妻およびYSP公職者、摂理機関長など約800人が参加する中、「天地人真の父母様主管 神韓国指導者特別集会」が開催されました。  この集会は、「神韓国指導者 孝情特別修錬」(6月8〜11日)の2日目に行われ、お母様はみ言を通して、指導者たちを力強く激励されました。

真のお母様のみ言(要旨)

世界を復帰した基準で、天の
父母様を大々的にお迎えしましょう

昨夜は雷や雨がひどかったでしょう?
朝、目を覚ますと、澄んだ空が見えました。

新しく出発する私たちを、
天が、悪いものを全て洗い流し、
新たに清い体と心で出発できるように
祝福してくださいました。

今日、80億の人類が、神様が父母である
という事実を知らずに生きているのです。
私たちの責任は重大です。

今は、天一国時代です。
真の父母様の勝利によって、天一国が安着し、
天一国の主人であられる天の父母様(神様)に
侍ることのできる聖殿を奉献したこの時、
(私たちは)どのようにすべきでしょうか。

天の父母様の環境圏は、中心となる国家の復帰です。
政治家はもちろん、この国の全ての民が、
この国の主人は天の父母様であることを知り、
祝福を授けてくれる真の父母が
主人であることを知らなければなりません。

天は私に、基元節を宣布することを願われました。
これ以上、摂理を遅らせることが
できなかったからです。

皆さんがどのように理解しているか分かりませんが、
天苑宮を奉献するまで、私は63年待ちました。
天一国を宣布するまで、53年待ったのです。

それまで私は、私の代で
天の父母様の願いを成してさしあげるため、
一片丹心で歩みました。

しかし、私の周りには、
私と同じ考えの人はほとんどいませんでした。

(真のお父様天宙聖和の)3年後から、
私が独り娘であることを伝え始めました。

米国のキリスト教牧師たちを集めて、
ラスベガスで(集会を)行いました。
その後は、イスラームや仏教の人たちも、
独り娘を歓迎します。

堕落した人類ですが、本心・良心は
善を追求してきた歴史があるので、
最後に人類を救う真の父母の顕現は
独り娘から始まるということが分かったのでしょう。

皆さんも信じますか?(「はい」)

私は今、80歳ですが、90歳になる前に
世界を復帰した基準において、
天の父母様を大々的にお迎えすべきでしょう。
そのようにしますね?(「はい」)

今回ばかりは、私は皆さんを信じ、
皆さんがしようとすることを
積極的に、120パーセント、応援します。



34人の大教会長が決意の歌を捧げる

 集会が始まる前の午前9時5分、YSP讃揚チームがリードして、全体で聖歌「東の勇士(성화청년회가)」を歌って準備しました。司会の宋光奭・神韓国家庭連合会長が開会を宣言し、全員が立って拍手をする中、お母様が入場されました。

 壇上のお母様に、全体で敬礼をお捧げした後、参加者を代表して宋龍天・世界平和統一家庭連合世界会長と宋光奭・韓国会長、梁昌植・UPF世界議長が花束を贈呈し、李基植・神韓国家庭連合副会長が代表報告祈祷を捧げました。

 9時44分から、お母様が30分間にわたってみ言を語られました。その中でお母様は、「皆さんを信じ、120パーセント、応援します」と語り、激励されました。


 み言の後は、孝情公演および決意式の時間となりました。

 最初にYSP青年公職者たちがお母様の前と会場の左右に並び、2曲を歌いました。

 歌の途中からは、左右に並んでいたメンバーも前方に集まって天一国の旗を振りながら力強く歌い、熱い決意を表現しました。それをごらんになったお母様が、途中、涙を拭かれる場面もありました。

 YSP青年公職者たちは「真のお母様、私たちが天一国の英雄となります! 伝道します! 伝道します! 伝道します! 真のお母様、愛しています!」と決意を表明して、公演を終えました。

 続いて、韓国全土から集まった34人の大教会長がお母様の前に整列しました。代表で金錫珍・天苑宮天勝大教会長、チョ・チャンオン光州大教会長、張徳奉・釜山大教会長が決意を表明。全体で拳を振りながら、「荒野の男(광야의 사나이)」と「真の男(진짜 사나이)」を歌いました。

 決意表明をした3人の大教会長の先導で、全体で億万歳を力強く三唱してから、参加者全体でお母様を中心に記念撮影を行いました。最後にお母様が敬礼を受けて退場され、10時34分に特別集会は終了しました。

再編集 文責:ten1ko2


「積極的に、120パーセント、応援します」
そのように語られる真のお母様。。。

時は満ちているので、
あとは実践するだけ、なのだと思います。

私たちは人間的な観点で、
今の現実を見ていますが、
お母様は神様(天の父母様)の観点で
物事を見つめておられるのでしょう。

私自身も、個人的に新しい出発です。
お母様の心情に相対していく中で、
天の運勢をいただきたいと思います。




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posted by ten1ko2 at 18:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする