家庭連合が発刊した「私たちの声を聞いてください」より、
今回は、91歳のご婦人の証し
『人類をわが子として愛する神様の姿に感銘』です。
☆
私は家庭連合に入会して37年になります。
きっかけは、大学を卒業して就職も決まっていた
長男の引き込もりでした。
息子の将来のために種々の学びを得て、
反省することが多くありました。
親の愛に気付き、夫に対して素直でなかった
妻の姿勢が子供たちに反映していたことを
感じて申し訳なく思いました。
そしてこの宇宙を創造された神の心情を知り、
「神様は世界中の人が全て我が子であり、
人種に関係なく一人一人を深く愛しておられる」
という内容が深く胸に響きました。
☆
学ぶ中で私の体験と
文先生が歩まれた路程が重なりました。
私は旧満州国で生まれ、終戦の翌年14歳のとき
日本に引き揚げてきました。
平和だった日常がソ連兵の暴挙と
国民党、共産党の支配により国を失い、
命の保証のない日々を味わいました。
そのとき求めたのは神の助けであり、
力を得、慰められたのは
異国人たちの秘かな親切と援助でした。
その経験と、我が国の敗戦が明らかになった頃、
無実の罪で日本の憲兵により、
瀕死(ひんし)の拷問を受けていたにも拘(かかわ)らず、
深夜憲兵たちの日本への帰国を準備された
文鮮明先生とその当時とが重なりました。
☆
命がけの修行や深い祈祷を通して、
神様の愛を解明して下さったのが文先生でした。
「見返りを求めないのが真の愛であり、
宇宙の天理のように人の為(ため)に生きること、
イエス様のされたように怨讐(おんしゅう)を愛しなさい」
と教えてくださいました。
☆
尊敬する安倍元首相が亡くなり、
しかも私たちの教会と関わりがあるという
批判報道に接したときの驚きと喪失感は
今も大きく残っています。
偏向に満ちた悪意の報道を見た50年来の友人から、
これまでの交友と送っていた小冊子を拒否され、
虚(むな)しい思いをしました。
一方では「あなたとの繋(つな)がりは変わりません」とか
「大丈夫信じている」等と
気遣って下さる友を通して、
改めて人間関係のあり方を学びました。
☆
今は胸にたぎっていたマスコミに対する怒りの思いは、
自分だけ助かろうとして他を足蹴にして
再び地獄へ落ちた芥川龍之介の小説『蜘蛛(くも)の糸』の
大悪党カンダタに対するかのように、
憐(あわ)れみへと傾き、一日でも早く
真理に目覚めて欲しいと願うようになりました。
私自身、未熟な者ですが家庭連合の会員として誇りを持ち、
身近には家庭の愛和のため、
また地域社会の福地化、ひいては
世界の平和のために誠を尽していきたいと思います。
ちなみに、きっかけとなった長男は
病気で他界しましたが、
長女は韓国の青年医師と国際結婚をし、
三人の孫たちはそれぞれ医師として、
また医療従事者として「人の為に生きる」ことを
目標として感謝の日々を過ごしております。
世界平和統一家庭連合 発行
『私たちの声を聞いてください』
私たちの「声」5
「人類をわが子として愛する神様の姿に感銘」
(Blessed Lifeより)
『私たちの声を聞いてください』
私たちの「声」5
「人類をわが子として愛する神様の姿に感銘」
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
37年前に入教された、ということですから、
50代の時に導かれたんですね。
ご自身の路程とお父様の路程が重なった、
と証しされていますので、
相当、お父様との結びつきを感じられたのでしょう。
けして簡単な人生ではなかったと思います。
こういう方の証しを聞くと、
私自身も励まされます。
今は、日本の家庭連合自体が困難な時ですが、
忘れがたい神様と父母様との心情の因縁を
結ぶことができる時であるともいえます。
だからこそ、信仰を継続させて頂いているわけで、
私もその一員として、
これからも頑張らなくては、
そのように決意させられました。
ありがとうございました。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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