朴普熙(パク・ポーヒ)先生の「青年よ行け、そして世界を救え」
久しぶりに紹介します。
今回は、『人類の終末』の続きです。
※先回詳しく説明されているように、
「霊人体」とは、霊的生命のことであり、
単なる魂ではなく、幽霊でもなく、
もう一つの完璧な、霊的な心と体だといいます。(こちら)
☆
四、人類の終末
肉体の生命を賜った理由
肉体の生命を賜った理由
では、神様が私たちに、この肉体の生命を
賜ったのは、なぜでしょうか?
それは私たちの霊人体を、地上で
この肉体の中で育て、完成させるためであります。
人間の霊人体は、この肉体の中でしか育ちません。
この肉体は、霊人体の植木鉢のような役割をします。
植木鉢が壊れると、もうその木は育たないように、
私たちもこの肉体を失ったら、
霊的生命の成長の機会はもうありません。
それで、この肉体が地上に生きる、今の生活が大切なのです。
☆
では、私たちは地上に生きる間に何をしたらいいのでしょうか?
私たちが永生を得、天上天国に入る資格を得るためには、
何をしたらよいのでしょうか?
それは、次の四つにまとめることができます。
1. 神を知り、信ずること
2. 生命の源であられる救世主を知り、つながること
3. 善なる良き人となること
4. 神の真の愛を実践することであります。
この四つが私たちの霊人体を地上で成長させる、
いわば「霊的栄養分」なのでございます。
私たちはこれで、永遠なる生命をこの地上で完成するのです。
それで今、私たちがこの地上で神を信じ、
再臨の救世主に出会うことは、
永遠の生命を得ることであり、
天国に入る資格を得ることになるのです。
☆
人生の三段階
皆様。人間は誰でも、
人生の三段階を生きるようになっております。
人生の最初の段階はもちろん、母親のお腹の中で始まります。
母胎の中での9カ月の生命は、
水中生活または、水中段階であります。
胎児は水中に浮いているのです。
ここでは、呼吸をしません。
栄養と酸素をお母さんから頂きます。
でも、この胎中の9カ月は、次の地上世界に生まれる
重大な準備期間でもあります。
この胎児は地上に生まれる運命をもっております。
そして、地上世界は空気を呼吸する世界ですから、
空気を呼吸する肺を、お母さんのお腹の中にいる間に、
しっかりと準備しなければなりません。
肺の準備なくしてこの世に生まれ出れば、
その子は死産になるのです。
また、この胎児はお母さんのお腹の中が好いのです。
何もしなくていいから、この地上に出たくないのです。
母のお腹を離れるのは、死ぬのだと思うのです。
それで、地上に出た瞬間「オギャー」と泣くのです。
でも、この世に生まれるのは死ではないでしょう?
もっと高次元の人生を生きるのです。
神様があらかじめ、そう計画されたのです。
☆
人生の第2段階の生命は、この地上世界であり、
それが今、この世界での人生であります。
私たちは今、この第2段階の人生を生きております。
ところが問題は、人間がこの地上生活で、
人生が終わると思うところにあります。
人生はここで終わるのではありません。
あの胎児のごとく、この世の終わりは死だと思うのです。
皆さん、それが死ではありません。
この地上世界は、もう一つの母体なのです。
これは次の第三段階、天上世界に、
または天上天国に生まれる準備期間であります。
人間はもう一つの高次元の世界に、
もう一回生まれ出るように、神はあらかじめ計画されたのです。
今、この世界は人生の過渡期であり、これを「空中世界」、
または「空中段階」と申します。
空気を吸って生きますから。
☆
この人生の第三段階は、人生の最終段階であり、
人生の最終目的地であります。
ここが天上天国であります。
この天上天国が、私たちが最後に実る所であり、
人間が永遠不滅の世界を生きるのです。
この天国は地上生活の総決算であります。
地上で稼いだ「善」と「愛」だけが、
あの世の資産になるのです。
お金と名誉ではありません。
今、私たちはこの世では空気を呼吸しますが、
天上天国では空気を呼吸しません。
空気は物質であり、天上世界は
もう物質の世界ではありません。
天上天国の空気は、「真の愛」であります。
そして、この天国を「愛中世界」、
または「愛中段階」と申します。
そして、そこでは「真の愛」を呼吸します。
☆
ですから、天上天国に正しく生まれるためには、
この世で「愛の肺」を準備しなければなりません。
それは、この世で真の愛を実践することであります。
神と救世主に侍ることであります。
人を愛することであります。
それなくしては、私たちは天上天国で死産になるのでございます。
天上天国は私たちのもう一つの体、
霊人体という霊的な体で行くのですから、
この肉体はいりません。
それで、着物を脱ぐように、
肉体を地上で脱いで行くのです。
神の目では、それは死ではありません。
皆様。あの世は、お金を持って行くのでもありません。
名誉を持って行くのでもありません。
ただこの世で、神のため、救世主のため、
他のために正しく生きたその成果だけを
もって行くのであります。
そのほか、何事もあの世に影響を与える力はありません。
(光言社・刊『青年よ行け、そして世界を救え』より)
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19641
青年よ行け、そして世界を救え 9
肉体の生命を賜った理由
(Blessed Lifeより)
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=19641
青年よ行け、そして世界を救え 9
肉体の生命を賜った理由
(Blessed Lifeより)
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再編集 文責:ten1ko2
「肉体は、霊人体の植木鉢のような役割」
という表現は面白いですね。
私たちは、地上の人生をいかに生きるか、
そのことにあくせくしていますが、
しかし究極的には、霊人体の成長と完成が、
人生の目的だといえます。
本当に、愛の人になる、
そのことが結論なのです。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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