世界家庭から、石尾局長の証し。
今回が最終回になります。
「真の父母様のきめ細やかな愛情」です。
☆
先月号で紹介した内容ですが、
2004年の年始に、私にとって忘れられない
真の父母様との出会いがありました。
前年10月に真のお父様から強い叱責を受けた私は、
ひどく落ち込みましたが、 2004年1月1日午前0時からの
「神の日」の行事中に、お父様が、
「先生から試練を受けたことを通して、
メシヤと因縁を結べたならば、それは、
とても良いことではないか」
との趣旨で語られたみ言によって救われたという経験でした。
(詳しくは、『世界家庭』 7月号86~87ページ参照)
☆
それから約2か月後、 2004年2月18日から、龍平リゾートで、
日本で中心的に歩む食口のための特別修練会が始まり、
3次にわたって開催されました。
韓国で「ドラゴンバレー」と呼ばれていた
龍平リゾートについて、かつて真の父母様は、
「ここで冬季オリンピックが開催される。
南北統一がこの龍平から始まる」
との趣旨で未来を予言されていました。
その後、龍平リゾートは、韓流ドラマ人気の先駆けとなった
「冬のソナタ」のロケ地にもなったことで、
たくさんの日本人観光客が訪れるようになりました。
そして、2018年に開催された平昌オリンピックでは、
平昌郡の観光スポットでもある龍平リゾートで
アルペンスキー競技が行われました。
また、オリンピック期間中に文在寅大統領と
金与正氏(金正恩委員長の妹)の南北会談が、
正にこの龍平リゾートで持たれたのです。
本当に、真の父母様の予言どおりになりました。
☆
2004年、そんな龍平リゾートで、
真の父母様が主管してくださる中、
第1次特別修練会(2月18~21日)、
第2次(2月29日~3月3日)、
第3次(3月10~13日)が開かれ、
日本で中心的に歩む食口が参加しました。
日本の訓読家庭教会運動を推進させるため、
真の父母様が食口たちを直接、愛する場を持つことで、
食口たちが大きく復興し、成長するように願われ、
開催された研修でした。
そこに、私は通訳業務の担当者として参加していました。
研修は、龍平リゾートにある大ホールで行われました。
ホールいっぱいに無数の椅子が整然と並べられ、
区画と区画の間には、真の父母様が歩きながら
み言を語ることができるよう通路が設けられていました。
そんなホールの後方の壁沿いに長机が並べられており、
その机の一つが通訳席でした。
研修中、真のお父様が参加者一人一人の顔を見て回りな がら、
「先生はただ回っているのではないよ。
みんなの顔を見ながら日本の将来を
任せられるか確認しているんだよ」と語られました。
そのお姿は、20年近くたった今も忘れられません。
☆
この修練会において用いられた言語は、日本語のみでした。
参加した食口は皆、日本人でしたし、
真のお父様も終始、日本語でみ言を語ってくださいました。
ですから、本来なら通訳業務は必要ない研修でした。
それでも、私はその期間中、ずっと、通訳していました。
当時の全国祝福家庭総連合会総会長が韓国人だったため、
日本語で進行した研修内容の全てを、
私は総会長のために韓国語に通訳し、送信していたのでした。
☆
そんな修練会の最中の出来事でした。
第1次特別修練会では、真のお父様が私の前まで来てくださり、
「何語を話しているの?
今は通訳しなくてもいいよ。
誰も聞いていないから、休んでいなさい」
と優しく話してくださいました。
私は、真のお父様が私に話してくださっていたのに、
その日本語を、そのまま韓国語に訳すだけで、
お父様への返事をしませんでした。
できなかったのです。
2か月前の年始に救われたとは言え、
正直、まだ、お父様に叱責された怖さが、
心の片隅に残っていたのでしょう。
お父様は少し残念そうに(あるいは心配そうに?)
私を見詰めてくださったのでした。
☆
第2次特別修練会では、 全ての行事が終了した直後、
警護係が、私のところまで走ってきて、
「真のお父様が、『このマイクを
あなたに渡しなさい』と言われました」
と言いながら、 集会で真の父母様が使用された
無線マイクを手渡してくれました。
見ると、スマホほどの大きさの発信機に
コードがきれいに巻きつけられ、
先端のマイクがいちばん上に来るように、
ピンでキチンと固定されていました。
目で、真のお父様が、どれだけ丁寧に
真心を込めてコードを巻きつけ、
警護係に私を指名して返すように言ってくださったかが分かりました。
お父様の温かい思いやりに心打たれ、
とても感謝したのでした。
今の私なら、このマイクを
家宝としてとっておくでしょう。
真のお父様が、わざわざ私に渡すようにと
指示してくださったマイクですし、
警護係も、私が持ち帰ると思いながら
手渡してくれたものだったからです。
しかし、当時の私は、生真面目すぎました。
「このマイクは、龍平リゾートのものだから、
リゾートに返さなければならない」と思った私は、
わざわざ研修の片付けをしていた
龍平リゾートのスタッフのところまで行って、
そのマイクを返却してしまったのでした。
☆
龍平リゾートでの、特別修練会の本来の目的が、
「訓読家庭教会運動を推進するために、
真の父母様が食口たちを直接に愛する」ことであったのは、
よく分かっています。
ただ、この1次から3次までの修練会を通して、
私は、個人的にも、とても愛されたと実感しました。
真のお父様からの強い叱責でできてしまった恐怖心を、
真の父母様は見抜いて、特別に愛してくださったように、
私には感じられたのです。
16回にわたって連載してきた「真の父母様との小さな出会い」は、
そのどれもが、私にとっては「大きな出会い」でした。
こんなに小さな私をも愛してくださる
真の父母様に感謝いたします。
世界家庭8月号より
☆
再編集 文責:ten1ko2
お父様が石尾局長のために渡された
マイクの証し、感動的ですね。。。
お父様は食口一人一人に気遣われ、
愛をもって接してくださっておられる、
そんな親の心情を感じました。
ちなみに、先回の証しはこちらになります。
http://uc-itsumokamisama.seesaa.net/article/500035587.html?1696803509
石尾局長の投稿は、ご自身が
真の父母様に出会われた証しが
満載でした。
父母様との出会いは、
「大きな出会い」だったと言われていましたが、
私たちにとっても貴重な証しでした。
石尾局長、ありがとうございました。
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※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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