田中会長のメッセージ
今回は、『「神霊と真理」の結実体を目指して』です。
☆
「神は、堕落によって無知に陥った人間を、
神霊と真理とにより、心霊と知能とを
共に開発せしめることによって、
創造本然の人間に復帰していく摂理をされるのである」
(『原理講論』169ページ)
真のお父様が聖和されて以降、真のお母様は
事あるごとに、神霊と真理に満ちた
草創期の教会に立ち返ることを強調してこられました。
私たちは、真の父母様が強調される
「神霊と真理」という言葉をどのように理解し、
どのように向き合ってきたのでしょうか。
草創期の教会にはあって、今の教会には
失われてきているものとは、何なのでしょうか?
☆
神霊との共鳴
『原理講論』には、「神霊は無形世界に関する事実が、
霊的五官によって霊人体に霊的に認識されてのち、
これが再び肉的五官に共鳴して、生理的に認識される」
(168ページ)とあります。
これは、本来、人間は霊人体と肉身の相互作用を通して、
霊界の事実を生理的に認識できるということです。
そのためには、まず霊的五官の感性が
磨かれなければならないということになります。
永生の世界である霊界の核心価値は
「真の愛」であることを、私たちは学び続けてきました。
霊界は愛を呼吸して生きる所です。
すなわち、霊的五官の成長とは、愛を生命とし、
愛に共鳴し、愛の喜びを感受できる力の成長です。
真のお父様のみ言に、
「神霊とは何ですか。
一時的、配分的な霊力や霊的作用のことを
いうのではありません。
真の愛を中心として霊界と人間世界が調和し、
共鳴することができる神様の愛の力です」
(天一国経典『天聖経』792ページ)とあります。
霊界と人間世界、霊人体と肉身とを共鳴させる
最も大きな力が神霊、つまり
神様の愛の力であるということです。
その神様の愛に共鳴できる心霊と知能の成長が、
私たちの地上生活の大きな目的の一つです。
☆
生心が求める「ために生きる」生活
一方、『原理講論』に、
「真理は、有形世界から、直接、
人間の生理的な感覚器官を通して認識される」
(168ページ)とあり、
「生心の要求するものが何であるかを
教えてくれるのが真理である」
(86ページ)ともあります。
また、「生心というのは、神が臨在される霊人体の中心部分」
(同)であるとされています。
私たち人間は肉身生活において、自身の霊人体の
中心部分であり、本来、神様が臨在される
生心が要求する生活を通してこそ、
真理の実体に至ることができるということになります。
☆
生心の要求する生活、それがすなわち
真の父母様が生涯を通して教えてくださった
「ために生きる」生活です。
他者のため、国のため、世界のために生きる生活は、
正に真理に至る道であり、自分自身の生心が納得し、
自分自身が真理の実体に至る道のりでもあります。
イエス様は、み言自体を真理とは言わず、
ご自身がすなわち道であり、真理であり、
命であると言われました(ヨハネ一四・6)。
☆
真理は、単なる言葉ではなく、
実体として結実しなければなりません。
神霊と真理は、私たちが「ために生きる」
実践生活を通して愛の感性を育み、
神様の愛の力と共鳴して初めて、
自分自身の中に着地すると言えます。
私たち自身が神霊と真理の実体と
ならなければならないということです。
堕落した人間にとって、それは簡単なことではありません。
☆
だからこそ、救援摂理の中で、神様は
人間の心霊と知能の成長に応じて、
内外の無知を克服し、神霊と真理を
追い求めるよう促してこられました。
すでに私たちは、神霊と真理の実体であられる
真の父母様をお迎えしています。
そして真のお父様は霊界から、
真のお母様は地上で実体聖霊として、
私たちを導いてくださるという奇跡の時代を生きています。
「み言の目的は実体であり、
実体の目的は心情である」
(『御旨の道』282ページ)とあるように、
神霊と真理が私自身に着地するその核心部分は、
心情以外にありません。
真理に基づいた地上生活を通して四大心情、
四大愛の体恤を目指し、その成長過程において、
神霊を感知できる共鳴圏を築いていくことができるのです。
☆
今、真のお母様は天心苑祈祷を強調されます。
祈祷は、捧げることそれ自体ではなく、
天の父母様(神様)の心情、真の父母様の心情を、
幼子のようになって必死に求め、
天心との共鳴圏を築くところに意味があります。
そのようにして啓発された心情が、
私たちの信仰生活を、神霊と真理の実体に
ふさわしい生活へと導いてくれるのです。
神霊と真理は観念の言葉ではありません。
「私」の生活の中で体感し、結実させるものなのです。
https://familyforum.jp/2023101148856
世界家庭 2023年8月(天暦6月)号
世界家庭 2023年8月(天暦6月)号
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再編集 文責:ten1ko2
今こそ、天心苑祈禱を中心として、
私自身の心霊を高める時なのだと思います。
神霊を高める最も重要な場所が
天心苑祈禱室であるといえるでしょう。
実際に、清平での天心苑祈禱会を
行っている方たちにおいては、
啓示というか、霊界からのメッセージを
もらっている方もいます。
危機的状況の中ではありますが、
神霊に満ちた私たちとなるべく、
今こそ、天心苑祈禱を最重要視していく時であると思います。
継続して投稿していきますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
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その際は、リンクを貼っていただくか
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なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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