2023年12月04日

「愛せません」と祈ったら、神の声が・・・ そして、50年後に訪れた春 《梅本夫妻》



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梅本夫妻の証し、最終回です。


これまでの歩みを振り返って一言お聞かせください。

勝子さん 私は、祝福を受けた後から、
主人に対して、なぜかいらいらや
反発心が湧いてしかたがありませんでした。

それは言葉では表現できない
背景から来るものであったのかもしれませんね。


そんな中で、私は
「神様、あなたが主体者を愛せと言っても、
愛せません。愛したくありません」
と談判祈祷をしたことがありました。

すると、“おまえは、本当は夫を愛したいんだろう”
という神の声が聞こえてきたのです。

私は驚いてしまいました。
なぜなら、そのときの私の心の中には、
夫を愛したいという思いがなかったのですから。

しかし、その声にハッとして、
私は何も言い返すことができませんでした。

神様は私の心をよくご存じだったのですね。
私の心の奥底にある「夫を愛したい」
という思いに気づかせてくださったのです。


長い間、自分でもどうしようもない、
夫に対する葛藤がありましたが、
それでもみ旨のためには
夫婦で助け合って共に歩んできました。

また、私の心の中には、マッチングのときに願った
「信仰的」な夫を与えていただいた、
という感謝の思いが、
年月がたつとともに深まっていきました。


2020年、777双の祝福50周年を迎えたときのことです。

いろいろなことがきっかけで、
夫に対して心から申し訳ない気持ちが込み上げてきて、
夫に敬礼を捧げたことがありました。

その頃から、それまで夫に対して感じてきた
葛藤する心がスポンと抜け、
恨が解けたようになったのです。

祝福を受けてから、ちょうど50年目、
いわば”ヨベルの年”(ユダヤ教における
50年ごとに来る自由と解放の年)に、
私の心も解放されたのです。


これまでの歩みを振り返ると、若い時に
天の父母様(神様)を知り、真の父母様に出会えたこと、
また、さまざまな天の摂理に同参させていただいたこと、
それら全てが、私にとって奇跡の人生でした。

ただ「感謝、感謝」しかありません。

私たちの家庭においては、
まだ勝利しなければならないことも残っていますが、
真のお母様が地上におられる、
この「黄金期」を無駄にしないよう、
最後まで孝情を捧げて歩んでいきたいと思います。
 

憲二さん 祝福を受けて53年、
なお夫婦そろってみ旨に歩めることに
何よりも感謝したいですね。

この間、確かに妻との間に闘いもありましたが、
四六時中闘っていたわけでなく、
穏やかな日もあり、楽しいときもありました。

ただ妻は、ときどき理由もなく不機嫌になったり、
攻撃的になったりするのです。
初めは、それが理解できず苦しみました。

しかし、実は私も妻もかなりの頑固者で(笑い)。
このまま互いにぶつかっていけば、
家庭は成り立たないと思ったのです。

それで妻からの理不尽な態度にも
できるだけ反抗せず、
愛で受け止める(甘受する)ように努力しました。

ところで、50年が過ぎて時が満ちたのでしょうか。
急にお互いの心が通じるようになったのです。
言わば50年後に訪れた春とでも言いますか・・・。

ですから今、闘っている家庭も
諦めずに頑張ってもらいたいですね。

6000双の祝福の時、真のお父様は
「何10年後でも、あの世に行ってからでも、
一つになればいいんだよ」
とおっしゃったとも聞きました。


最後に一言。

イエス様はペテロの
「あなたこそ、生ける神の子キリストです」
という信仰告白に対し、

「この岩の上にわたしの教会を建てよう」
と言われましたが、「この岩」は
最終的にはキリストを指しているのです。
(マタイ16・15−18、第一コリント10・4を参照)

このように、私たちの目指す「天一国」も不動の岩、
すなわち最終的に勝利された真のご父母様の上に
建てられるものだと信じます。

いま一度、原点に立ち戻り、勝利された真の父母様、
地上においては天の摂理を経綸される
真のお母様と一つになって、
この大激動期″を乗り越え、
勝利していく家庭となってゆきたいと願っています。 

再編集 文責:ten1ko2


ご夫婦もいろいろとあったのですね。。。
50年という節目で、一つになられたというのは、
多くの教訓を与えてくださるものであると思います。

個人的には、奥様が梅本先生に
「敬礼を捧げた」ということが
大きかったのかな、と感じました。

それにしても「・・・あの世に行ってからでも、一つになればいい」
というお父様のメッセージは、ある面、衝撃的ですね。

ある面、今の状況がうまくいっていなかったとしても、
一つになりたい、という思いを持つことが
とても大事なんだなと思います。

梅本先生、奥様、
貴重な証しをありがとうございました。





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