梅本夫妻の証し、最終回です。
☆
これまでの歩みを振り返って一言お聞かせください。
勝子さん 私は、祝福を受けた後から、
主人に対して、なぜかいらいらや
反発心が湧いてしかたがありませんでした。
それは言葉では表現できない
背景から来るものであったのかもしれませんね。
☆
そんな中で、私は
「神様、あなたが主体者を愛せと言っても、
愛せません。愛したくありません」
と談判祈祷をしたことがありました。
すると、“おまえは、本当は夫を愛したいんだろう”
という神の声が聞こえてきたのです。
私は驚いてしまいました。
なぜなら、そのときの私の心の中には、
夫を愛したいという思いがなかったのですから。
しかし、その声にハッとして、
私は何も言い返すことができませんでした。
神様は私の心をよくご存じだったのですね。
私の心の奥底にある「夫を愛したい」
という思いに気づかせてくださったのです。
☆
長い間、自分でもどうしようもない、
夫に対する葛藤がありましたが、
それでもみ旨のためには
夫婦で助け合って共に歩んできました。
また、私の心の中には、マッチングのときに願った
「信仰的」な夫を与えていただいた、
という感謝の思いが、
年月がたつとともに深まっていきました。
☆
2020年、777双の祝福50周年を迎えたときのことです。
いろいろなことがきっかけで、
夫に対して心から申し訳ない気持ちが込み上げてきて、
夫に敬礼を捧げたことがありました。
その頃から、それまで夫に対して感じてきた
葛藤する心がスポンと抜け、
恨が解けたようになったのです。
祝福を受けてから、ちょうど50年目、
いわば”ヨベルの年”(ユダヤ教における
50年ごとに来る自由と解放の年)に、
私の心も解放されたのです。
☆
これまでの歩みを振り返ると、若い時に
天の父母様(神様)を知り、真の父母様に出会えたこと、
また、さまざまな天の摂理に同参させていただいたこと、
それら全てが、私にとって奇跡の人生でした。
ただ「感謝、感謝」しかありません。
私たちの家庭においては、
まだ勝利しなければならないことも残っていますが、
真のお母様が地上におられる、
この「黄金期」を無駄にしないよう、
最後まで孝情を捧げて歩んでいきたいと思います。
☆
憲二さん 祝福を受けて53年、
なお夫婦そろってみ旨に歩めることに
何よりも感謝したいですね。
この間、確かに妻との間に闘いもありましたが、
四六時中闘っていたわけでなく、
穏やかな日もあり、楽しいときもありました。
ただ妻は、ときどき理由もなく不機嫌になったり、
攻撃的になったりするのです。
初めは、それが理解できず苦しみました。
しかし、実は私も妻もかなりの頑固者で(笑い)。
このまま互いにぶつかっていけば、
家庭は成り立たないと思ったのです。
それで妻からの理不尽な態度にも
できるだけ反抗せず、
愛で受け止める(甘受する)ように努力しました。
ところで、50年が過ぎて時が満ちたのでしょうか。
急にお互いの心が通じるようになったのです。
言わば50年後に訪れた春とでも言いますか・・・。
ですから今、闘っている家庭も
諦めずに頑張ってもらいたいですね。
6000双の祝福の時、真のお父様は
「何10年後でも、あの世に行ってからでも、
一つになればいいんだよ」
とおっしゃったとも聞きました。
☆
最後に一言。
イエス様はペテロの
「あなたこそ、生ける神の子キリストです」
という信仰告白に対し、
「この岩の上にわたしの教会を建てよう」
と言われましたが、「この岩」は
最終的にはキリストを指しているのです。
(マタイ16・15−18、第一コリント10・4を参照)
このように、私たちの目指す「天一国」も不動の岩、
すなわち最終的に勝利された真のご父母様の上に
建てられるものだと信じます。
いま一度、原点に立ち戻り、勝利された真の父母様、
地上においては天の摂理を経綸される
真のお母様と一つになって、
この大激動期″を乗り越え、
勝利していく家庭となってゆきたいと願っています。
☆
再編集 文責:ten1ko2
ご夫婦もいろいろとあったのですね。。。
50年という節目で、一つになられたというのは、
多くの教訓を与えてくださるものであると思います。
個人的には、奥様が梅本先生に
「敬礼を捧げた」ということが
大きかったのかな、と感じました。
それにしても「・・・あの世に行ってからでも、一つになればいい」
というお父様のメッセージは、ある面、衝撃的ですね。
ある面、今の状況がうまくいっていなかったとしても、
一つになりたい、という思いを持つことが
とても大事なんだなと思います。
梅本先生、奥様、
貴重な証しをありがとうございました。
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※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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