神明先生の信仰エッセーより、
「私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが」です。
☆
これはとんでもない証しですが、お許しください。
そして、つまずかないでください。
私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが、
一度、悪鬼の頭みたいに悪霊たちに命令して、
真の父母様に面会させたことがあります。
それはUTS総長に就任した次の年の1995年の春のことでした。
その日もいつものごとく、イーストガーデンでの
真の父母様を中心とした朝食兼報告会に参加するところでした。
でも、その日はイーストガーデンに入るとき、
入り口の門でしばらく立ち止まって、
次のように悪霊たちに向かって叫びました。
「悪霊たちよ、特に地獄ですごく苦しむ悪霊たちよ。
私は今これから人類の真の父母様にお目にかかりに行く。
君たちも、とてつもない苦しみから解放されるために、
真の父母様にお目にかかりたくてしかたがないのだろう。
ならば、この私についてきなさい。
ただし条件が一つある。
私が真の父母様に敬拝するとき、
この私の体を使って一緒に敬拝するんだよ」 と。
☆
驚くことに、その日は他のリーダーが誰も来ていなくて、
真の父母様と私だけの朝食会でした。
先ず私は、連れてきた悪霊たちと共に、
それこそ心を込めて真の父母様に敬拝を捧げました。
そして、いろいろとUTS の報告をしながら話しが弾み、
ある時点で、失礼にも、本当のことを
お父様に言ってしまいました。
「お父様。今朝は惨めな悪霊たちを
たくさんここに連れてきています。
今、彼らは真の父母様にお目にかかれて
うれしく思っているように私には感じられます。
それで、私もうれしくなって、力がもりもりと出てきて
体中にみなぎりあふれ、どうしようもありません。
何か全てが可能になるような気がします」 と。
すると、お父様は大きな笑顔で首を縦に振られて、
「そうなんだよ」 と言ってくださいました。
そして、その後のお父様との会話はますます弾み、
それはそれは、悪が全くなくなってしまった
天国のような雰囲気の中で、踊り出したくなるような気分でした。
お父様もたいそううれしそうでした。
☆
そのときです。
お父様は急に 「きょうはUTSに特別に
100万ドルの贈与をしよう」 と言われました。
予期もしなかったことです。
それだけでなく、今度はお母様までが
「きょうはドクター・シンミョウを昼食と
買い物に連れていきましょう」 と言われたのです。
その日は、あまりにも大きな恵みの日でした。
悪霊たちもずーっと私と共にいたはずです。
しかし、それで終りではありませんでした。
お父様はその翌日、UTSまでわざわざ来てくださり、
うれしそうに学生たちにみ言を語られたのです。
なぜこのようになったのか、
私にはよく分かりませんでしたが、
多分お父様は何か心情的なものを強く感じられて、
それによって動かされたのかもしれません。
☆
最後に、私がなぜイーストガーデンともあろう
聖なる場で、父母様の前に悪霊などを
紹介してしまったのかを、少し説明したいと思います。
私は1973年にアメリカに来て間もなく、
その年にできたホラー映画 『エクソシスト』 を見ました。
映画の中で、悪霊が少女に取りついて、
とんでもなく恐ろしいことをして暴れる場面があります。
そのとき一緒に連れていった伝道対象者は、
恐怖のあまり何度も目を覆っていました。
しかし私は、その悪霊がかわいそうだという思いが
先だって、怖くないのです。
そして、少女のおなかに「HELP (助けて)」 という文字が、
悪霊からのメッセージとしてくっきりと現れたときは、
どうにかして助けてあげたいと思い、涙すら出てきました。
☆
映画が終わったのは夜9時頃だったでしょうか。
伝道対象者と別れて、一人で教会の館まで
ニューヨークの夜道を歩きながら、
映画の光景がどうしても忘れられず、暗い空を見上げて、
「霊界の悪霊たちよ、かわいそうな悪霊たちよ。
待っていてくれ。この私が必ず勝利して、
助けに行くからね」 と叫びました。
すると、驚くなかれ、霊界が開いて、何千、
何万という悪霊たちが私の目の前に姿を現したのです。
それは凄絶な場面でした。
彼らのうっすらと光るような目が見えました。
皆、しくしくと泣いていました。
そして、よろしく頼む、と言っているようでした。
私に襲いかかって危害を与えてくるようすはありませんでした。
私ももらい泣きで号泣し、これから自分は
み旨のために行かねばならないと必死なる決意をさせられました。
☆
私は霊界は素人なので、詳しいことは分かりません。
しかし、愛の思いで接すれば、悪霊までも、
こちらの言うことを聞いてくれるのではないかと思いました。
私などが太刀打ちできないような、
すごい悪霊も沢山いることでしょう。
でも真の父母様こそ、天の父母様(神様)の真の愛でもって、
このすさまじい堕落世界を復帰しようとして
こられた方なのだと思います。
そのような愛を学びたいと思います。
UTS時代の神体験
:ドクター神明の信仰エッセー
O私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが
(世界家庭)
:ドクター神明の信仰エッセー
O私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが
(世界家庭)
☆
悪霊に対する見方を考えさせられる、
そんな証しでした。
神明先生は、霊的なことには
敏感な方だと思いますが、これまでは
聖霊体験、神霊的な体験をよくされて、
よい霊界に通じやすいという印象がありました。
今回は今までとは違って、浮かばれない
不幸な悪霊に対する証しだったので驚きました。
悪霊をお父様の元に連れていく、
というのは、凄い発想だと思います。
そして、真の父母様が喜ばれた、ということ。
これはどのように考えたらいいのでしょうか。。。
悪霊は自分では神様、真の父母様の元に
行くことはできないので、仲保者が必要である。
それを神明先生がされたので、
「よく連れてきてくれた」という思いだったのでしょうか。
真の父母様も霊的にはとても敏感なので、
もちろん霊たちに気づかれていたことでしょう。
天宙の父母として、きっと神明先生を
通じて、霊たちを愛してくださったのかもしれません。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
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