2023年12月08日

UTS版エクソシスト?! 悪霊たちを引き連れて、父母様と共に過ごした一日 《神明先生》



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神明先生の信仰エッセーより、
「私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが」です。


これはとんでもない証しですが、お許しください。
そして、つまずかないでください。

私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが、
一度、悪鬼の頭みたいに悪霊たちに命令して、
真の父母様に面会させたことがあります。

それはUTS総長に就任した次の年の1995年の春のことでした。
その日もいつものごとく、イーストガーデンでの
真の父母様を中心とした朝食兼報告会に参加するところでした。

でも、その日はイーストガーデンに入るとき、
入り口の門でしばらく立ち止まって、
次のように悪霊たちに向かって叫びました。

「悪霊たちよ、特に地獄ですごく苦しむ悪霊たちよ。
私は今これから人類の真の父母様にお目にかかりに行く。
君たちも、とてつもない苦しみから解放されるために、
真の父母様にお目にかかりたくてしかたがないのだろう。
ならば、この私についてきなさい。

ただし条件が一つある。
私が真の父母様に敬拝するとき、
この私の体を使って一緒に敬拝するんだよ」 と。


驚くことに、その日は他のリーダーが誰も来ていなくて、
真の父母様と私だけの朝食会でした。

先ず私は、連れてきた悪霊たちと共に、
それこそ心を込めて真の父母様に敬拝を捧げました。

そして、いろいろとUTS の報告をしながら話しが弾み、
ある時点で、失礼にも、本当のことを
お父様に言ってしまいました。

「お父様。今朝は惨めな悪霊たちを
たくさんここに連れてきています。
今、彼らは真の父母様にお目にかかれて
うれしく思っているように私には感じられます。

それで、私もうれしくなって、力がもりもりと出てきて
体中にみなぎりあふれ、どうしようもありません。
何か全てが可能になるような気がします」 と。

すると、お父様は大きな笑顔で首を縦に振られて、
「そうなんだよ」 と言ってくださいました。

そして、その後のお父様との会話はますます弾み、
それはそれは、悪が全くなくなってしまった
天国のような雰囲気の中で、踊り出したくなるような気分でした。
お父様もたいそううれしそうでした。


そのときです。
お父様は急に 「きょうはUTSに特別に
100万ドルの贈与をしよう」 と言われました。
予期もしなかったことです。

それだけでなく、今度はお母様までが
「きょうはドクター・シンミョウを昼食と
買い物に連れていきましょう」 と言われたのです。

その日は、あまりにも大きな恵みの日でした。
悪霊たちもずーっと私と共にいたはずです。

しかし、それで終りではありませんでした。
お父様はその翌日、UTSまでわざわざ来てくださり、
うれしそうに学生たちにみ言を語られたのです。

なぜこのようになったのか、
私にはよく分かりませんでしたが、
多分お父様は何か心情的なものを強く感じられて、
それによって動かされたのかもしれません。


最後に、私がなぜイーストガーデンともあろう
聖なる場で、父母様の前に悪霊などを
紹介してしまったのかを、少し説明したいと思います。

私は1973年にアメリカに来て間もなく、
その年にできたホラー映画 『エクソシスト』 を見ました。
映画の中で、悪霊が少女に取りついて、
とんでもなく恐ろしいことをして暴れる場面があります。

そのとき一緒に連れていった伝道対象者は、
恐怖のあまり何度も目を覆っていました。
しかし私は、その悪霊がかわいそうだという思いが
先だって、怖くないのです。

そして、少女のおなかに「HELP (助けて)」 という文字が、
悪霊からのメッセージとしてくっきりと現れたときは、
どうにかして助けてあげたいと思い、涙すら出てきました。


映画が終わったのは夜9時頃だったでしょうか。
伝道対象者と別れて、一人で教会の館まで
ニューヨークの夜道を歩きながら、
映画の光景がどうしても忘れられず、暗い空を見上げて、

「霊界の悪霊たちよ、かわいそうな悪霊たちよ。
待っていてくれ。この私が必ず勝利して、
助けに行くからね」 と叫びました。

すると、驚くなかれ、霊界が開いて、何千、
何万という悪霊たちが私の目の前に姿を現したのです。
それは凄絶な場面でした。

彼らのうっすらと光るような目が見えました。
皆、しくしくと泣いていました。
そして、よろしく頼む、と言っているようでした。
私に襲いかかって危害を与えてくるようすはありませんでした。

私ももらい泣きで号泣し、これから自分は
み旨のために行かねばならないと必死なる決意をさせられました。


私は霊界は素人なので、詳しいことは分かりません。
しかし、愛の思いで接すれば、悪霊までも、
こちらの言うことを聞いてくれるのではないかと思いました。

私などが太刀打ちできないような、
すごい悪霊も沢山いることでしょう。

でも真の父母様こそ、天の父母様(神様)の真の愛でもって、
このすさまじい堕落世界を復帰しようとして
こられた方なのだと思います。
そのような愛を学びたいと思います。

UTS時代の神体験
:ドクター神明の信仰エッセー
O私は悪鬼の頭ベルゼブルではないのですが
(世界家庭)


悪霊に対する見方を考えさせられる、
そんな証しでした。

神明先生は、霊的なことには
敏感な方だと思いますが、これまでは
聖霊体験、神霊的な体験をよくされて、
よい霊界に通じやすいという印象がありました。

今回は今までとは違って、浮かばれない
不幸な悪霊に対する証しだったので驚きました。
悪霊をお父様の元に連れていく、
というのは、凄い発想だと思います。

そして、真の父母様が喜ばれた、ということ。
これはどのように考えたらいいのでしょうか。。。

悪霊は自分では神様、真の父母様の元に
行くことはできないので、仲保者が必要である。
それを神明先生がされたので、
「よく連れてきてくれた」という思いだったのでしょうか。

真の父母様も霊的にはとても敏感なので、
もちろん霊たちに気づかれていたことでしょう。
天宙の父母として、きっと神明先生を
通じて、霊たちを愛してくださったのかもしれません。




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