勝共理論”を学ぶと「社会」が見えてくるということです。
解散命令請求が出され、翻弄されている
家庭連合の今の状況を正しく理解するためにも、
少しずつ学んでいきましょう。
「ほぼ5分で読める勝共理論 」より2回目、
「『右翼』と『左翼』はどう違う?」です。
☆
「ネトウヨ?」「パヨク?」
皆さんはネット上で、「ネトウヨ」とか、
「パヨク」という言葉を
見かけたことがあるのではないでしょうか。
深い意味は分からなくても、
相手を馬鹿にして批判するための言葉だな
ということは伝わってきます。
この元になっている言葉が
「右翼」と「左翼」です。
結論から言うと、右翼というのは本来、
「保守派(右派)」の人々を表す言葉です。
これに対して左翼というのは
「革新派(左派)」の人々を表す言葉です。
「保守」という考え方
「保守」という言葉の漢字を見ると、
「保つ」に「守る」と書きます。
つまり「保守」というのは、
「古いものを保ち、守る」という意味です。
これが思想になると、古くからの伝統、
そして文化を守っていこう、
大切にしていこうという考え方になります。
☆
例えば日本には、5月5日の「こどもの日」に
こいのぼりを飾る風習があります。
昔の人にとっては、男の子が病気にかからずに
健康に育つのはとても大変なことでした。
また、その男の子が大人になり、
出世して成功すれば一族が豊かに暮らすことができます。
大きな家なら後継者としての世継ぎも必要です。
ですから男の子が健康に育ち、
出世することには大変大きな意味がありました。
そのことを祈ってこいのぼりを飾ったのです。
☆
しかし今では医療技術が発達して、
子供が病気で亡くなることはほとんどなくなりました。
また社会では、機会の平等が憲法で保障されているので、
成功するかどうかは本人の努力次第です。
男の子の方が重要だという時代でもありません。
その意味では、こいのぼりを飾る現実的な意義は薄れてきています。
ところが日本では、今でも「こどもの日」になると
全国でこいのぼりが飾られます。
これはたとえ時代が変わっても、現代にも通じる
普遍的なものがあるということを示しています。
別に今は男女に差がある時代ではありません。
しかしその根底にある子供に対する思い、
そして愛情は大切にしていきたいということです。
こうした目に見えないもの、
古くから日本人が大切にしてきたものを、
私たちも大切にして受け継いでいこうというのが
保守の基本的な考え方です。
「革新」とは
「革新」は、革命の「革」に「新しい」と書きます。
つまり「古い伝統や秩序に縛られずに、
より新しいものをつくり上げていこう」という考え方です。
こいのぼりの例で言えば、こいのぼりを飾ることは
むしろ男尊女卑につながるのではないか。
男の子の健康と成功を祈るなら他の方法があるのではないか。
女の子も同時に祝うことはできないのか。
より合理的なやり方があるのではないか、などと考えるわけです。
「革新」的な考え方は、歴史や伝統よりは、
個人の権利や平等などに重きを置きます。
☆
本来「保守と革新」は「善と悪」ではない
「保守」と「革新」、どちらが正しくて
どちらが間違っているというわけではありません。
人にはそれぞれの性格があるのと同じように、
それぞれの考え方があるということです。
政治のニュースを見ると、政治家は
たいていどちらかの考えをより強く持っています。
何の思想も持っていないということはほとんどありません。
ちなみに私の子供には、保守的な性格を持つ子と
革新的な性格を持つ子がいます。
同じ親から生まれてきたのにとても不思議です。
やはり人には、いろいろなタイプがあり、
それで社会全体が発展するようになっている
ということなのでしょう。
☆
「右翼」「左翼」の語源は?
なぜ保守を右翼、そして革新を左翼と呼ぶのか。
時代は1789年のフランス革命にまでさかのぼります。
当時、議会で保守的な考えを持つ人たちが
議長から見て右側、
革新的な考えを持つ人たちが左側に座りました。
これが右翼と左翼の語源です。
今の日本では、右翼と言えば「軍国主義者」、
左翼と言えば「共産主義者」というイメージがほとんどです。
「ネトウヨ」や「パヨク」という言葉も
この延長線上にあります。
ほぼ5分で読める勝共理論 2
「右翼」と「左翼」はどう違う?
編集部編
「右翼」と「左翼」はどう違う?
編集部編
☆
再編集 文責:ten1ko2
とてもわかりやすい解説、ありがとうございます。
神様は全人類を愛しておられます。
右と左に分かれたとしても
一つになられることを神様は願っておられます。
対抗心、自分が一番、という思いは解決になりません。
一つになることを意識して、
何事にも対処していきたいです。
※ 当ブログ記事の転載、拡散について
その際は、リンクを貼っていただくか
当ブログ名とURLを記載して頂くようにお願いいたします。
なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
その際は、リンクを貼っていただくか
当ブログ名とURLを記載して頂くようにお願いいたします。
なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。