書籍「私たちの声を聞いてください」に、
韓国牧会者(教会長)の「日韓の両国が一つになる道」
という寄稿がありました。
家庭連合を通して、日本人の奥さんと国際結婚をされ、
日本で長く公職につかれている方の一人です。
若い頃は反日思想を強くもっておられたようですが・・・
紹介させていただきます。
☆
日韓の両国が一つになる道
私の中学校の歴史の先生は、左翼思想の持ち主であり、
韓国の日本統治時代について話すときは、
怒りを治めることができないほど、悪口を語りました。
敏感な年頃でもあり、先生の教えは私の胸を刺し、
私は日本が大嫌いになりました。
高校のときの先生は日本について何にも言いませんでしたが、
私の大学生のときは左翼主導の反米、
反日のデモが頻繁に起き、大学の授業ができないほどでした。
そのような社会的雰囲気でしたが、
左翼の過激なデモは間違っていると
自覚するようになりました。
☆
そんな時、家庭連合の教え「統一原理」に触れ、
大変感動し、日本の留学生と一緒に
勉強することになりました。
ある日、日本人留学生と一緒に行動することになった時、
反発的な感情を抑えきれず、「日本人とペアになるなら、
もう教会をやめてもいい」と言いました。
その時、家庭連合の教会長は、世界の人々は
皆神様の子女であり、私たちは兄弟姉妹であるので、
お互いに愛し合い、お互いに手を繋いで
国境の壁を越えていかなければならないと教えてくれたのです。
しばらく考えたところ、
「それが神様の願いであるなら」
と思って、教会長の言葉に従いました。
また、その頃、日本のコンビニ、LAWSONが
韓国に広がり、そこでの買い物を頼まれました。
「日本系のお店には行かない」と言ったら、
やはり「日本は兄弟の国同士であり、
愛せないというのは天の願いではない」と教えてもらいました。
大学時代の自分の反日の感情を完全に無くし、
今までと全く違う私になりました。
☆
教会の仕事をするようになったある日、
文鮮明先生による集会に参加し、日本に来るようになりました。
仲間の中には悩んでいる人もいましたが、
私は何のためらいもなく、日本に移住したのです。
そのとき、文先生は日本に行くとき
必ず“守るべき使命”を下さいました。
第一に日本人よりも日本を愛すること。
第二は日本のために涙をたくさん流すこと。
第三は韓国語を紹介することでした。
しかし、その使命を十分に果たせず、
特に日本人よりも日本を愛することは
簡単なことではありませんでした。
完全に日本人に成り切らなくてはできないことであり、
葛藤しながらも徐々に成長してきました。
☆
韓日の国際結婚をした我が家では、
オリンピックになると、「お父さんチーム」と
「お母さんチーム」に分かれ、お互いに応援し合いました。
例えば、私が金ヨナ選手を応援すると、
日本人の妻は浅田選手を応援し、
長女は浅田選手が好きで、次女は金ヨナ選手が好きでした。
それぞれ好きな選手を応援し、勝っても負けても
最後に残るのは“楽しかった”という思いだけでした。
このようにして「国同士が
互いに愛し合う国になっていくだろうな」
と思いました。
それが家庭連合なのです。
「私たちの声を聞いてください」
☆
素晴らしい証しですね。
真の父母様は
日本を心から愛し、尽くしていかれました。
その心情を知られたがゆえに、
韓国牧会者(教会長・教区長)の方々も、
日本に尽くしてくださっています。
日韓の難しい問題は、簡単に解けませんが、
20年、30年日本の地で歩んでくださっている
韓国牧会者たちは、見えないところで
大きく貢献してくださっています。
そのほとんどが日本人と祝福を受けた
韓日家庭ですが、
その家庭が一つになる姿を通して、
韓国、日本両国の在り方、
人類一家族の姿を見ることができます。
☆
韓国人の牧会者は家庭連合には、
数多くおられます。
様々、葛藤があることでしょうが、
本当に日本を愛する実践されています。
何よりも奥様が日本人なので、
奥様を愛され、日本を愛されているのです。
そんな韓国牧会者の方々が、
この日本家庭連合にいるということを
皆さんにも知っていただければ、と思います。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
さらに、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、
無断転載はお断りいたします。
(善なる目的で使用することに関しては
その限りではありません)