2024年03月20日

一つになるには、その人の過去を知ってみる 目に見えないものを大切に・後編 《金元弼先生のベストアンサー》



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見えない神様と一つになるには、
どうしたらいいでしょうか──

金元弼先生のみ言、
『目に見えないものを大切にする心』
後編です。

1986年、ヨーロッパに赴任された際、
語られたみ言です。



目に見えないものの貴重さ

一つの例を分かりやすく話してみましょう。

一人の貧しいこじきがいるとします。
これをこじきだと思ったらそれほど関心はありません。
しかし、そのこじきの過去を調べてみると、
その親がある国の国王だったと考えてみましょう。

そうすると、ただのこじきで終わるでしょうか。
そうはならないでしょう。
そのこじきを大事にする心が出てくるのです。
そうでしょう?


また、私たちのメンバーの中に
気に入らない人がいるとしましょう。

しかしその人は、過去に自分の親から愛され、
本当に親孝行した人であるとするなら、
その人に対する考えがどう変わるでしょうか。

そういうことを考えてみると、
今現れているものばかりでなく、
現れていない部分を知るということが、
どんなに大切なことかが分かります。


先生は、北韓のろう屋から出られた時に、
ろう屋の中で食べておられた食べ物を持ってこられ、
平壌に残っていた弟子たちに
お土産として分けてくださいました。

ただ有り難いと考えるかもしれませんが、
先生がろう屋の中で食べたいけれども食べないで、
弟子たちにあげようと思って持ってこられたものだと考える時に、
どんなに感謝の心になるでしょうか。



神と真の父母を喜ばせるために

皆さん、いかがですか?
だれにも言わない、自分の良いところを
人々が分かってくれるというのは。

知られると嫌ですか。
それを私が分かるほうが良いですか。
真の父母に分かってもらうほうが、もっと良いですか。

そこで私は皆さんの良いところをどんどん見つけて、
それを真の父母に伝えてあげたいのです。

これが、私がこの国に来て一番やりたいことであり、
私の使命の中でも重要なものです。

そのためには、神と真の父母が願うことを、
皆さんにやってもらわなければなりません。
ところが皆さんには神の願いが分からないところがありますから、
それを教えるのが私の使命です。

時には私の言うことが皆さんにとって
気に入らないこともあるかもしれませんが、
それでも私の言うことを聞いてくれますか? (はい!)。
それが私を一番助けることです。

そうすれば、真の父母は、神は、皆さんの良いところを見て、
また皆さんの国の良いところを見て、お喜びになるでしょう。

そうしたらその神は、真の父母は、皆さん一人一人を、
また家庭を、皆さんの国を、
そしてヨーロッパを祝福したくなるでしょう。

それが私がやりたいことです。
私と皆さんが心を一つにして助け合うことができれば、
それが可能になるだろうと思います。
皆さんはそういうことをしようとする私を助けてくれますか? (はい!)。

神が喜ぶことを、真の父母が喜ぶことをたくさんしましょう!

一九八六年五月十五日
ドイツ・フランクフルト本部教会
『目に見えないものを大切にする心』

金元弼 信仰生活シリーズ 2
生活伝道 真の父母様に倣う伝道の精神
再編集 文責:ten1ko2


私たちは平面的な観点で物事を見つめがちです。
物事を立体的にみること、
平面的にみると問題がある時ほど、
そのような見つめ方が必要なのではないでしょうか。

かつて、復帰摂理のノア家庭において、
ハムがノアの裸につまずき、
心情一体化するための摂理が失敗したように、
一つ一つの現象の背後を
見つめていくことが大事なのだと思います。

そして、愛情をもって対していく。
すべてが神様の子女ですし、
神様の願いが託されています。

孝情というのが貴いのは、
すべてを超越して、
一つになれることだと思うのです。



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posted by ten1ko2 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 金元弼先生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする