以前、お世話になった教会長が、
大教会長として1年半近く歩まれています。
昨年書かれたものなので、
ちょっと時が経過していますが、
その頃の心境を本部HPに書いておられますので、
紹介させていただきます。
☆
改革の中、教会長として赴任して
私は事件のあるなしにかかわらず、教会改革の
意志をもって牧会者の責任を受け入れました。
み旨を変えることはできないし、
そもそもそれを変えようとすることは
原理的に正しくありません。
ただ、天のみ旨の成就は、私たち人間の
本心の幸福が条件であるはずです。
食口たちの救いと幸福の実感が伴わない
天の摂理などあるはずがない。
これが牧会者としての私の信念です。
☆
事件後、様々な経緯があり、本部より
教会改革の号令がなされました。
目標設定、評価基準、組織倫理などの変化・改善、
そして世代交代まで急ピッチで行われています。
一方、世の中からは疎まれ、
メディアは罵詈雑言を浴びせ続け、教会前では
連日反対する人たちが叫んでいたので
気が萎える寸前での戦いでしたが、
だからこそ粛々と変えるべきところは
変えるんだ、という意思だけで走ってきました。
☆
私はこの教会改革の中で「地域化の推進」と
「次世代への継承」がその眼目に
ならなければならないと考えています。
これらのことは、これまでも本部でも
現場でも取り組まれてはいましたが、
まだまだ不十分であったことは否定できません。
だからこそ現在、教会が一丸となって取り組んでいます。
現在私が担当する教会でも地域化に対する
教育や実践を進めていますし、教会で行われる
すべての公的・私的行為が次世代へ
受け渡していく意味を持っていることを教えています。
しかし、組織の建付けや人材の配置の変化、
新規定の導入などで果たされる部分は
ごくわずかだと実感しています。
☆
これらがなされていくためには、
何よりも牧会者やスタッフまで含めた、
食口たちの信仰観の変化が最も大切です。
教会が「愛」を学ぶ場所であり、
「愛」に触れられる場所であり、
「愛」を実践する場所になることこそが
教会改革の本質です。
そして食口たちを評価するならば、
愛の成長と実践を一番の評価軸にするべきです。
ここまで懸命に歩んできた教会員たちは
愛を受けるべきです。
抽象的なわかりづらい神学的な愛ではなく、
彼らが実感できる生活的な愛であるべきです。
それは彼らの悩みや苦しみに寄り添い
共に泣くこと、希望や夢に向かい
共に歩むことだと考えています。
彼らの本性には天の願いが込められており、
地の理想が息づいています。
そして食口同士が本心からお互いに愛し合い、
許し合い、夢を語り合うことができるなら、
「地域化」も「次世代への継承」も
そのままなされていくと信じています。
☆
現在の立場についてから8か月ほどが過ぎましたが、
ゆっくりとそのような変化を感じ始めています。
時間はかかりますが、教会員たちが誇りを持てる教会、
二世たちが喜んで通える教会、
真の家庭を築くことができる教会を目指し
前進していきます。
☆
再編集 文責:ten1ko2
「教会前では連日反対する人たちが叫んでいた」
最近はわかりませんが、昨年松濤本部に行ったとき、
入口で街宣カーを使って叫んでいる政治団体がいました。
用事を済ませて帰ろうとすると、
受付の職員さんが、「こちらからどうぞ」と言われ、
玄関裏口を案内されて帰った、そんなことがありました。
このコメントを書いてくださった大教会長を始め、
「前線配置」ということで、
二世の方々が、責任者として
模範を示して歩んでくださっています。
私の所属する教会のエリア(旧:教区)でも、
今年から、二世牧会者が大教会長になりました。
とても柔軟な対応をされ、
また、私たちに寄り添ってくださっています。
ダメなものはダメ、と過去のレッテルを貼られている状態は、
払拭しなければなりません。
そのためにも、今後の歩みが重要であると思うのです。
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なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。
※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。
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