2024年05月23日

愛さないといけないと分かっていはいるけれど... 《礼拝説教*愛》



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菊谷高司(山梨エリヤ)大教会長の
礼拝説教、「愛」を
何度かに分けて紹介します。

〇生涯をかけるほど重要な「愛」

(略)

本日の説教題目である「愛」。
何度聞いたかわかりません。

み言を通して、「愛さなければならない」
ということは分かっています。
しかし、それができないから、つらいのです。
‴もう、向き合いたくない”
と感じてしまうこともありますよね。

そのような環境下で、
私たちはどのように
「愛」と向き合っていくべきなのでしょうか。

本日のみ言を拝読します。

「私は、生涯、神様の真の愛を実践するために生きる
人生の道理を教えてきました。
これは、個人だけでなく、
家庭と社会、国家、このよ うにすべての次元で
適用されなければならない基本原理です」

(天一国経典『天聖経』1434ページ)


神様の真の愛を実践することは、
生涯をかけるほどに重要であ るということが分かります。
また、 “愛というものは、それほどまでに重要なのか、
そのように感じる一 節でもあります。

〇生と死のはざまであふれ出た言葉

23年前の2001年9月11日に発生した
「アメリカ同時多発テロ事件」は、
世界を震撼させ、かつてない
混乱と恐怖を巻き起こしました。

ハイジャックされた4機に生存者はいませんでしたが、
ユナイテッド航空93便は、4機の中で唯(ただ)唯一、
地上における犠牲者を出さなかった航空機です。

この機内での出来事について、
複数の報道を見聞きしたことがありますが、
その中で印象に残っている内容を紹介します。

ユナイテッド航空93便には、
結婚十年でようやく命を身ごもった未来のお母さん、
出張を終えて妻と幼い娘たちが待つ
自宅へ向かうお父さんなど、
33人の乗客(ハイジャック犯を除く)と、
7人の乗務員が搭乗していました。

すると、突如、4人のテロリストにより
ハイジャックされたのです。

一部の乗客が、テロリストにばれないように
家族と連絡を取ると、
すでに三機がハイジャックに遭って自爆テロが行われ、
世界貿易センタービルやアメリカ国防総省本庁舎に
激突したという情報を得ます。

このままでは、自分たちは
全員死んでしまうという現実を知るのです。


そのような状況を前にした乗客たちが、
どれほどの絶望感にさいなまれたか、
想像できないほどです。

生きるか死ぬかという緊張感の中、
乗客や乗務員たちは家族に電話をします。

そして、涙を流しながら心を込めて、
ある共通の言葉を伝えていたことが、
後に、多くの証言を通して知られることとなりました。

その言葉は、「I love you (愛している)」という
ラストメッセージ でした。

これは、あくまで私の推測ですが
誰もが家族や友人、周りの人との関係が
良かったとは限りません。
中には、人間関係においてうまくいかず、
苦しんでいた方もいたかもしれません。

しかし、ここで重要なのは、生と死のはざまで、
誰から指示されたわけでもなく、
最後にどうしても伝えたかったこと、
相手の心に残したいとあふれ出てきた言葉、
それが、ほかのどの言葉でもなく、

「I love you」
というラストメッセージだったということです。

実は、そのような究極の局面に追い込まれなくても、
日常の中で、私たちの本心はこう言っています。

「仲直りしたい」
「一つになりたい」
「ごめんなさいと言いたい」
「ありがとうと言いたい」
「許してあげたい」と。

「み言を聞いたから、愛さなければならない」
という義務感ではありません。
私たちの本心は、知っているのです。

再編集 文責:ten1ko2


先日、総務部長の研修会がありました。
本部担当局長がこんな証しをしていました。

『皆さん、奥さんを愛していますか?
私は妻に毎朝、キスをして仕事に出かけます。

ある夜、夫婦喧嘩をして、翌朝を迎えました。
会話もない中、朝のルーティンをしなければなりません。
妻もそのことを知っているわけですね。

いやいやながら、妻にキスをしました。
すると不思議なことが起こるんですよ。
自分が悪かった、と悔い改めるんです。
神様の前に本心で反省するんです』

その証しにとても感動しました。
私の本心は、「愛したい」「一つになりたい」
わかっているんだな、と思いました。

恥ずかしながら、
私達夫婦も似たような経験をしています。。。

次回に続きます。

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