2024年06月04日

地獄にはペットはいない 上流と下流で天地の差、動物たちの姿 《李相軒先生*霊界メッセージ》



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李相軒(イ・サンホン)先生の「霊界からのメッセージ」
今回は、『下流層の動物世界』です。

下流層の動物世界

霊界の下流層においては、
動物の姿を見る機会はめったにありません。

ほとんどの動物が、ある一定の場所に隠れているからです。
一般的にここでの動物は、
人間の声を聞くとすぐに逃げてしまいます。
人を恐れる傾向が強く、人間と一緒にいることを願いもしません。

下流層の動物たちは人の目を避けて通るため、
人間は彼らの姿をほとんど見ることができません。

上流層の鳥たちは「チュンチュン」と、
いつでもどこでも歌を歌っているため、
彼らの姿をいつも自由に見ることができます。

しかし、下流層の鳥は
人が通るとさっと逃げてしまうので、
鳥の歌声をほとんど聞くことができません。

したがってここでは、人間と動物の調和
というものはほとんど見いだすことができないのです。

もしも人間の目に入りでもしたら、
たちまち捕まって食べられてしまうため、
動物は真っ先に人間の目を避けて逃げていってしまうのです。


そして下流層では、動物たちの
恐ろしい鳴き声が時々聞こえてきます。

全く同じ動物でありながら、
どうして上流層では歌声を出し、
下流層では恐ろしい鳴き声を出すのでしょうか。
私は、この点をじっくり考えてみました。

上流層の動物たちは常に、何の恐れもなく、
主人に対する不安感もありません。

誰かが私を捕まえはしないか、銃で撃ちはしないか、
といった恐怖感は全くありません。
しかし下流層の動物たちは、常に追われる境遇にあります。

そのため、ライオンのような恐怖の鳴き声が
現れるしかないのではないでしょうか。

実際、ここでの動物たちの鳴き声は、
上流層のそれとは全く違います。

上流層では平安な声ですが、下流層では
恐怖におののいていて、鳴き声そのものが違います。

動物世界で人間は主管主

神様は、宇宙万物を創造なさる時、
人間を万物世界の主管主としてつくられました。

しかし、誤った歴史が綿々と続くことによって、
人間は主人の立場を喪失してしまったのです。

しかし、本然の世界(霊界の上流層)に立ち返れば、
人間は、神様の創造の法則によって万物世界の主人となり、
堂々とした姿で登場できるのです。

このような厳然たる事実に対して、私たち人間は、
どのように感謝を捧げたらよいのでしょうか。

親なる神様の、子女に向けられた慈愛と愛の前に、
私たちはいま一度感謝を捧げましょう!

そして、本然の世界において主人の姿で堂々と現れ、
神の子としての喜びを神様にお返しする道を歩みましょう!

(1999年11月30日)

李相軒(1914〜1997)(光言社刊
『霊界の実相と地上生活』【霊界の様相編】より)
第二部 天上天下の救世主・真の父母
第二章 被造世界(宇宙論)
一 動物の世界
霊界の実相と地上生活(42)
下流層の動物世界/動物世界で人間は主管
Blessed Lifeより
再編集 文責:ten1ko2


下流層の世界においても、
万物はあるんだな、と改めて思いました。

自然万物は地上の世界以上に、
霊界では、人間の心情の基準に相対して、
存在しているのでしょう。

動物も、植物も、水のようなものであっても、
万物はみな、人間の愛がよくわかるといいます。
そして、愛情というものは、この肉体があるときにこそ、
大きく育てられるとのこと。

ふと、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出しました。
たとえ、クモであっても、命あるものです。
万物を愛したという愛の実績で、
霊界の位置も引き上がることもあり得る・・・

動物たちや、周りの環境など、万物は、
私の心情や、心霊基準を表す鏡なのかもしれません。


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posted by ten1ko2 at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 霊界 霊人と共に歩む生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする