李相軒(イ・サンホン)先生の「霊界からのメッセージ」
今回は、『植物の世界』です。
☆
神様が人間を創造なさる時、すべての万物を
人間のために創造されました。
植物も、ただ人間のために造られたのです。
地上生活において人間は、
休暇シーズンになれば山や渓谷や海に行きます。
それは自然に接しながら、人体にたまって
様々な害になる要素を除去しながら、
精神を療養するためです。
これは、やはり霊界でも同じです。
霊界にもいろいろな次元の美しい自然があります。
その種類は列挙するのも大変なくらいに多様です。
地上では植物園、公園、休養地などで美しい花や木、
いろいろな植物をよく見かけるでしょう。
しかし、天上の植物は美しく、地上のそれとは比較できないほどです。
☆
花や木、名も知らぬ雑草など、それらの美と調和は
地上とは著しい差があります。
中でも、特に差があるのは色合いの調和です。
すべての植物は、美そのものです。
その場に人間が共にいると、植物は
自らの固有の特性によって、より一層麗しく
美しい色と香りを発するようになります。
植物は、人間の心の状態に自ら進んで感応してくれます。
あるときはゆらゆらしたり、
あるときは自然に人間を優しく包んでくれます。
植物は、人間の香りを嗅ぎながら生きているように思われます。
人間がそばに寄ってくると、植物はおのずから
多様な姿を表現して自らの姿形を自慢し、
その人の心に感応して固有で魅惑的な香りを発散します。
このような天上の万物を見つめていると、
人間はたちまち恍惚(こうこつ)の境地に入ってしまいます。
☆
地上においては春夏秋冬という
四季による変化がはっきりとしていますが、
霊界においては人間の心によって春が訪れたり、
夏が訪れたりと、季節の多様な姿を現しています。
例えば、雪の降る真っ白な草原が見たい
と思い立った瞬間、その人は一瞬にして
広く真っ白な草原に立つ自分自身の姿を発見します。
では、当事者以外の人もこのような姿を
見ることができるのでしょうか。
その人の心情にかかわらず、見えることもあるし、
見えないこともあります。
しかし、地上と違う点は、四季の期間が
一定に定まっていないという点です。
そのため天上には常に美しい季節が続くこともあります。
人間一人一人が自分の望みの季節に、
業務や読書や休養などをすることができます。
地上においては美しい紅葉は秋にしか見ることができませんが、
天上ではいつでも美しい紅葉を見ることができるのです。
人間の心の状態によって木そのものが美しい紅葉に染まるし、
木や花や草などが人間の心に共鳴し、
色とりどりの紅葉に変わったり、
草原に変化したりします。
☆
ここは私の知性では表現し切れない部分があまりにも多いのです。
ここではいつも美しい四季の姿を見ることができます。
明らかに夏なのに、雪に覆われたような木の枝や花がありますが、
それを触ってみると雪ではないのです。
そして冬でもないのにやせこけた木の枝があったり、
夏にもやせこけて枯れたような木が現れることもあります。
童話に出てくる魔法使いみたいな話だ、
と表現すればいいのでしょうか。
このような植物の姿を見ると、
人のいない閑静な所に生きる木の葉の色と、
人と常に接する所に生きる木の葉の色が特異なのです。
後者の木は前者に比べて
非常に多彩で魅惑的な香りがするし、その姿も多様です。
ここでは、やせこけて枯れた姿は、
ほとんど見つけることができません。
☆
天上での美しく多彩な自然の姿を
一度も経験していない地上人に説明するのは、
本当に難しいものです。
李相軒にとっても説明しにくいのですが、
ましてや一般の地上人に、どうしてこの現象が理解できるでしょうか。
結論的に言うと、天上の自然の美しい姿は、
まるで魔法使いが魔法を使うように変化に富んでいます。
それは、人間の精神を完全に魅了するほど美しいのです。
このような植物の固有な特性と様態は、
天の父母(神様)が子女たる人間のために
つくっておいたもので、まるでおもちゃのようです。
「天の父母様、ありがとうございます。
私たちを創造する前に、子女である私たちのために
こんなにも美しく、麗しく、かぐわしいおもちゃを、
至誠と精誠を込めて造ってくださり、
天の父母様、本当にありがとうございます」と、
私たちは喜びを天の父母様に帰すべきです。
私たちは、天の父母様の子女としての道理を
しっかりと立てていかなければなりません。
(1999年12月1日)
第二部 天上天下の救世主・真の父母
第二章 被造世界(宇宙論)
二 植物の世界
霊界の実相と地上生活 43
植物の世界
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=15785
(Blessed Lifeより)
第二部 天上天下の救世主・真の父母
第二章 被造世界(宇宙論)
二 植物の世界
霊界の実相と地上生活 43
植物の世界
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=15785
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
天上の植物たちは、『人間の精神を
完全に魅了するほど美しい』
と言われるほどのものだと考えると
見てみたい、という思いがわきます。
しかし、その前に重要なのが、
感性を磨かないといけないし、もっともっと
万物を愛する心情が必要なのかなあと思います。
天の父母(神)様は、私たちに素晴らしい天国を
準備してくださっている。。。
天国人に相応しい人格と心情を
まず磨くことを第一に日々の研鑽が大事だと
改めて思うのです。
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