「ダンベリー精神 」の2回目は、
文鮮明師が、ダンベリーに収監される前、
米国議会が開いてくれた公聴会での
スピーチを紹介します。
☆
このシリーズでは、真のお父様(文鮮明先生)のダンベリー連邦刑務所収監(1984年7月20日)から40年を迎えるに当たり、「ダンベリー精神」とは何だったのかを振り返ります。
真のお父様は1971年に渡米されて以来、アメリカの救いのために投入しておられましたが、不当な裁判によって脱税の罪に問われ、1984年5月に、懲役18カ月と罰金2万5000ドルの判決を受けました。
その後、お父様は、米国上院司法委員会が主催する「宗教の自由に関する公聴会」(1984年6月26日、ワシントン・米国議会上院公聴会室)で声明を発表されました。
お父様はその中で、神の愛するアメリカが精神的に覚醒し、自由のとりでとなるよう訴え、「もしアメリカと世界が生き残り、神の意思を行える保証があるならば、私は喜んで私の生命をささげる意志があります」と揺るぎない決意を表明されました。
☆
「宗教の自由の保護のために働けることを名誉に思います」
「宗教の自由に関する公聴会」における文鮮明師の声明より(要旨)
私の裁判について最高裁が上告を棄却して以来、
宗教界の中から極めて強い抗議が示されています。
私はそうした宗教の自由のチャンピオンたちに
改めて感謝するとともに、このような証言の機会を
極めて歴史的なことと感じています。
私は単にアメリカ議会に向けて話しているのではなく、
神の前で、歴史に向けて話しているのです。
アメリカの建国精神回復のために歩んだ12年
1971年、神は私をアメリカに呼ばれ、キリスト教の復興と
建国精神の回復のために、運動を起こすよう求められました。
神は私を、医者や消防士の役割を果たさせるために
アメリカに呼ばれました。
劇的な精神的覚醒を求められたのです。
全世界が生き残れるかどうかは、アメリカが
その責任を全うするかどうかにかかっています。
アメリカは自由の最後のとりでなのです。
この12年間、私は身も心も全てささげて
アメリカのために尽くしてきました。
こうした使命を完遂する過程で、私は各方面で
論議の対象となり、一部の人々から
快く思われない人物となりました。
そして、迫害されるようになったのです。
しかし、私は決して迫害を受けた
最初の宗教指導者ではありません。
多くのユダヤ教、キリスト教会の指導者たちも、
迫害の道を通ってきています。
今日、私も同じ伝統に従うことを名誉と感じています。
☆
今回の裁判は、最初から税金問題ではなかったのです。
これは政府による宗教への内政干渉です。
政府が統一教会(現・家庭連合)を選んだのは、
統一教会なら誰も助けにやって来ないだろう
と考えたからです。
しかしそれは誤算でした。
アメリカ宗教界は、一人が脅迫されれば
全員が脅迫されたと受け取り、全員が安全でなければ
誰一人も安全ではないと見るのです。
政府がその権力を乱用すれば、その影響は極めて重大です。
われわれはこうした動きを、ここで停止させなければなりません。
もしそうしなければ、次は誰の番になるでしょうか
神の摂理から見ると、この法廷闘争は
アメリカの宗教の自由の立て直しの機会となっています。
私が有罪となったのは、宗教上の信念と
活動による以外の何ものでもありません。
私は、(文鮮明〈ムン・ソンミョン〉という)私であるが故に罰せられるのです。
これはアメリカの良心にショックを与え、覚醒させることになりました。
多くの宗教指導者および信者たちが怒りで立ち上がっています。
彼らは抗議の意を表明しています。
☆
神の意思を行うためなら喜んで生命をささげます
今日の世界で最大の対決は、
「神への信仰」対「神の否定」です。
無神論を基礎にする共産世界は、
人類の夢の実現に失敗しています。
一方、自由世界は物質的になって神を忘れ、
世界の深刻な危機に直面し無力です。
世界は混乱によって混沌(こんとん)としています。
ここに神を中心とした新しい世界観が現れなければなりません。
私はその世界観を、神の愛の心情を基盤にして教えています。
それを「Godism」(神主義)と呼んでいます。
これが世界の新しい解決方法となることを、
私は宣言します。
神主義は、全ての宗教家および良心家を一つにします。
この世界観は、敵国同士にも統一をもたらすでしょう。
これは人間精神の真の自由をもたらすものであり、
この理想は地上天国実現に向けてわれわれを導くものです。
また、この世界観は高次元の思想体系であり、
多くの人々を個人的神体験に導いています。
こうした効果は絶大なものがあり、
一部から“洗脳”などと非難されるほどです。
これがメディアなどから誤解されてきた理由です。
☆
私を敵の頭目と見る共産主義者たちは、
こうした誤解を利用し、
私を破壊しようと試みています。
こうした困難にもかかわらず、私は今日、
こうしてアメリカの宗教の自由の保護のために
働けることを名誉に思います。
もし、私がアメリカ国民に対し、
迫りくる危機を警告するビーコン(信号)の役目を
果たせるなら、私の犠牲は
大きな目的にかなったものとなるでしょう。
今日の問題は、アメリカと自由世界が
生き残れるかどうかという問題です。
そのために私は喜んで侮辱を受け、
どこへでも出かけ、いかなる労働もいとわず、
いかなる十字架をも耐え忍んでいるのです。
そしてもしアメリカと世界が生き残り、
神の意思を行える保証があるならば、
私は喜んで私の生命をささげる意志があります。
今日、私はいかなる人にも憎悪を抱いてはいません。
イエス・キリストは十字架につける人々を許し、
十字架上で祈った伝統を示しています。
私もその伝統を支持し、ずっと以前に
私を非難する人々を許しています。
私はアメリカ政府に対し、何の敵意も抱いていません。
私はアメリカのために祈っています。
そして人類史上最も深刻なこの時代に、
神が私を使い、宗教の自由の闘いと
アメリカの精神的覚醒を促していることを
神に感謝しています。
アメリカに神の祝福がありますように。
ダンベリー精神 2
「宗教の自由の保護のために働けることを名誉に思います」
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=25343
(Blessed Lifeより)
「宗教の自由の保護のために働けることを名誉に思います」
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=25343
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
「政府による宗教への内政干渉」
アメリカで行われたこの裁判、
今の日本でも同じように行われているのだ、
と言わざるを得ません。。。
しかし、お父様は、
「アメリカ政府に対し、何の敵意も抱いていません。
私はアメリカのために祈っています」
と語られているのです。
これは今の私たちにも
願われている内容ではないかと思うのです。
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