2024年09月06日

やっぱり愛されたい妻・・夫は愛したい! 家庭連合の夫婦が陥りやすい穴とは 《夫婦愛*魔法の法則》         太陽・月・地球 実は大切な「月(女性)」の役割



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橘先生の「夫婦愛を育む魔法の法則」
今日から本編の第一回目になります。

「男は与えたい、女は受けたいんだ」


「でもやっぱり私、愛されたいのよ!」

1980年代後半、ニューヨークにいた時、
アメリカの姉妹が発した言葉です。

今はもうこの言葉とそのシーンしか記憶に残っていませんが、
相談に来た彼女に私が「許して、愛して……」
と話していた時に返ってきた言葉でした。

それは、「自己否定」、「ために生きる」などの
教えを受ける中で、何の疑問もなく
自分の内に封印してきた思いが、
目の前に出されたような感覚でした。


当時は、文孝進(ムン・ヒョウヂン)様がベルベディアで説教をされ始めた頃でした。

ある日の説教で、孝進様が、
「男は与えたい、女は受けたいんだ(Men want to give. Women want to receive.)」と言われました。
この時の驚きもまた、忘れられません。

真(まこと)の子女様が、“受けること”を
女性の本性として肯定されているように感じたのでした。


真の父母様から素晴らしい主体者を頂き、
感謝する一方で、彼に良くしてもらいながらも、
「この人は信仰ゆえに私を大事にしてくれているのだろうか。
私が妻で良かったと思い、女として
愛してくれているのだろうか」という疑問が、
言葉にこそしませんが、女としての私の心の奥深くにあるのです。

そんな思いを抱えてきた私が海外で出合った
『新・良妻賢母のすすめ』(コスモトゥーワン刊)は、大きな衝撃でした。

その出だしに、「夫に愛され慈しまれることは、
結婚している女性の心からの願いです」とあります。

“愛を受けること”に焦点を当てているのです。


統一原理で“女性は対象”と学びながらも、
現実の信仰生活の中では“受けること”に焦点を当てません。

愛されること、認められること、受けることを
求めてはいけない、ひたすら与え尽くすのだ、と努めます。
愛する側に立っているんですね。

でも、そのまま夫婦という相対関係に臨むと、
なぜかうまくいきません。

幸せな家庭の土台は、愛ある夫婦関係です。
愛ある夫婦関係を築くために対象の位置にある女性がすべきは、
“愛される妻になるための努力”です。

愛される妻になるには、夫から愛が自(おの)ずと
湧いてくるように努力しなければなりません。

夫に愛されて力を得、その愛を
子供に注げば、子供は健全に育ちます。


昔から男性は太陽、女性は月に例えられますね。
月は太陽から受けた光で地球(子供)を照らします。
女性は、夫からの愛を受け取って満たされてこそ、
穏やかな心で子供に愛を注げるのです。

ですから、まず “受け取る”ことを学ばなければなりません。

地球は自転軸がずれず、それによって豊かな生命が存在しています。
地球の自転軸がずれないのは、月のおかげだそうです。

月がちょうどいい大きさなので、その引力に支えられて
軸がずれず、水と緑の豊かな青い地球が保たれ、
生命が育まれているのです。

過去に二度、僅かに軸がぶれた時、地球は氷河期に入りました。

 
このような事実を見ると、改めて神様の創造のみ業に感動します。
母の役割をそのまま表していると思いませんか。

地球から見る月はいつも同じ側が見えます。
反対側が地球に向くことはありません。

満月なのに“兎(うさぎ)”が見えないということはないでしょう?

お母さん(月)は常に子供(地球)のほうを見ていて
決して目をそらさず、子供の周りを回っているのです。

ここで忘れてならないのは、地球と月はセットで
太陽(お父さん)の周りを回っているということです。

子供のことばかり考えていて、夫の存在を忘れたら、
正しい判断ができなくなってしまいかねません。

そういう父・母・子の位置関係を
正しく理解することが、愛の中でそれぞれが
健全に成長できる家族となるための土台なのです。

 
位置関係と共に知っておくべき大切なことは、
太陽の本性と月の本性です。

真のお母様は女性指導者たちに対して、
「女性の不幸は、女性が神からもらい受けた
本性と役割がいかに貴いものかを
知らないところに由来しているのです」

(『平和経』)と語られました。

この本(『新・良妻賢母のすすめ』)で焦点を当てるのは、
夫婦の位置関係を正しく理解すること、
男性の願いや気性・特性を理解すること、
そして、“夫の愛をいかに呼び起こすか”
“いかにして愛される妻になるか”です。

「え〜っ、そんなこと思っていいの〜?」
なんて思わないでください。

妻がただ耐えて自己犠牲の道を行っても、
夫も子供も本当の意味で幸せにはなれません。

妻が夫の愛を求めることは身勝手な願いではありません。
自己中心的でもありません。


太陽が一方的に光を注ぐように、
男性は本性的に与えたい、愛したいので、
妻を愛することが彼の喜びであり活力です。

彼の自信は増し、より男らしくなり、
より満ち足りた幸福な人生を送ることができます。

夫に愛されない妻は、夫から、男としての、
夫としての素晴らしい喜びを奪ってしまっているのです。

妻が愛される努力、夫の内にある愛を呼び覚ます
努力をすることは、夫を幸せにし、
子供たちを幸せにする道なのです。

そして、その目標に至るまでの過程は、
あくまでも原理原則をもってなされます。

 
祝福家庭の婦人は、特に夫の信仰が確立されている場合、
その教えゆえにかえって油断していることもあるかと思います。
信仰ゆえに、離婚はない、という安心感です。

その安心感から、妻として夫に愛される努力を
怠ってしまうことはないでしょうか?

でも、ちょっと考えてみてください。

夫から、「僕はあなたを決して裏切りません。
それは原理に反しているからです」とか
「霊界での審判が怖いからです」
「天国に入るためです」とか言われたらうれしいですか?
女として複雑な気持ちになりませんか?

「あなたを愛しているからです」
と言ってほしいですよね。


中には、夫に対して葛藤している方もおられるでしょう。
「愛せない」
「あんな人に愛されたいとは思わない」
と言われるかもしれません。

でも、男性のものの見方、考え方、感じ方を知り、
男性への理解を深めていけば、
どうしてそんな態度を取るのかと
怒っていたことも、そうだったのかと合点が行き、
怒りが和らぎます。

そうすると、それまで見えなかった
夫の良い点が見えてくるようになり、
自然に愛しやすくなっていくのです。

橘 幸世・著(光言社・刊
『夫婦愛を育む魔法の法則』〈2017年8月25日初版第2刷発行〉より)
第1章 男女の創造本性を刺激する授受作用
「男は与えたい、女は受けたいんだ」

スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』2
再編集 文責:ten1ko2


「四大心情」という言葉があります。
子女の心情、兄弟姉妹の心情、夫婦の心情、父母の心情です。
その心情は夫婦の間で完結するというのです。

「男は与えたい、女は受けたいんだ」
この孝進様のみ言は、なんとも衝撃的ですね。

なんというか、男性、女性の体の機能もそうですし、
心もそのように作られているので、
与えること、受けること、
それが「本性」なのかな、と思わされます。



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posted by ten1ko2 at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 夫婦講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする