ほぼ5分で読める勝共理論
今回は、『共産主義の中心にある「疎外論」』です。
☆
共産主義には政治理論、経済理論、歴史理論、
そして哲学理論があります。
とは言っても、共産主義のこの部分が経済理論、
この部分が政治理論と
はっきり分かれているわけではありません。
例えば、カール・マルクスの著作に
『資本論』という本があります。
これはマルクスが20年以上かけて書いた経済理論です。
マルクスは全4巻にしようと考えていたのですが、
生きている間には1巻しか書けませんでした。
残りはマルクスが死んだ後に、
エンゲルスという友人が編集したものです。
実はこの『資本論』は純粋な経済理論ではありません。
哲学理論をかなり含んでいます。
もちろん政治理論や歴史理論も含んでいます。
このように、共産主義は
さまざまな理論が複雑に絡み合ってできています。
その中でも、中心的な位置にあるのが哲学理論です。
そしてその哲学理論の中でも、
さらに中心的な位置にあるのが「疎外論」なのです。
☆
ところで「疎外」という言葉は、
ちょっと分かりにくい言葉ですね。
普段からこういう硬い言葉を使う人はあまりいないと思います。
「あの人は疎外されている」と言えば、
「のけ者にされている」という意味になります。
この言葉が哲学で使われると、
「人間があるべき本来の姿、人間の本質を
失っている状態」という意味になります。
できるだけ身近な例で説明してみましょう。
とてもおしゃべりが好きな人がいるとします。
しゃべらないと生きていけない、というような人です。
そしてその人に、3日間絶対にしゃべっちゃだめだよ、と言いました。
これはかなりつらいですね。
その人にとっては存在そのものが
否定されているような感じかもしれません。
次元は違いますが、これが疎外です。
☆
つまり疎外論では、人間は本来こういう姿である、
という「人間らしさ」あるいは
「人間の本質」の定義をしています。
そして現在の社会は、その「人間らしさ」を
奪う社会なのだと説明しています。
社会制度にちょっと問題があるから
修正しないといけない、ということではなく、
社会が根本的に間違っている、
人間として生きることの意味を奪っている、
だから倒さないといけない、ということになるわけです。
☆
では、共産主義は「人間らしさ」を
どう定義しているのか。
あるいは現在の社会がなぜ
その人間らしさを奪っているといえるのか。
ここがポイントになってきます。
そしてここが分かると、やはり共産主義はまずいな、
これが広がれば大変なことになってしまうな、
ということがよく分かると思います。
https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=23077
ほぼ5分で読める勝共理論 15
疎外論@
共産主義の中心にある「疎外論」
(Blessed Lifeより)
ほぼ5分で読める勝共理論 15
疎外論@
共産主義の中心にある「疎外論」
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
「現在の社会が、間違っている」
そもそも、そういう発想自体、
敵を外側に作ることになります。
ある意味、永遠に理想社会はできないのではないか、
そのように思わされます。
客観的にみると、
おかしな発想だな、と思うのですがね。。。
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