天一国特別巡回師のメッセージ、
柴沼邦彦先生の説教
「真の父母様の夢」の第2回です。
☆
人種差別のない世界を目指された真の父母様
米国・ニューヨークで開催された
「ヤンキー・スタジアム大会」(1976年6月1日)で、
真のお父様は次のように語られました。
「神様の目には黒人も、白人も、 黄色人種もありません。
このような『神主義』的観点から人間を見て、
世界を見ることができなければなりません。
皆様の先祖たちが血と汗を流して成し得た
建国精神に立ち返りましょう。
『神主義』思想に立ち返りましょう」
(『平和経』1329ページ)
☆
米国には奴隷制度が認められていた暗い時代があります。
白人が黒人を公然と虐げてきた歴史があるのです。
皆さんは、マーティン・ルーサー・キング牧師を
ご存じでしょう。
キング牧師は1968年4月に暗殺されたのですが、
1963年8月にワシントンDCの
リンカーン記念堂で行った演説は、
世界的に知られています。
一部を紹介します。
「私には夢がある。
それは、いつの日か、この国が立ち上がり、
『すべての人間は平等に作られているということは、
自明の真実であると考える』という
この国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。
私には夢がある。
それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、
かつての奴隷の息子たちと
かつての奴隷所有者の息子たちが、
兄弟として同じテーブルにつくという夢である。……
私には夢がある。
それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、
肌の色によってではなく、
人格そのものによって評価される国に
住むという夢である」(ウェブサイト「AMERICAN CENTER JAPAN」より)
☆
お父様はキング牧師を高く評価しておられました。
お父様は、人種差別がなくなり、
世界の全ての人種、民族が、
家族のようになることを願って、
1971年に米国に渡られたのです。
☆
神様の悲しみに胸を痛められたお母様
真のお母様もお父様と同じ夢を抱き、
平和世界を築くために世界を巡回されました。
そして2018年1月、西アフリカのセネガルで、
奴隷貿易の拠点として知られるゴレ島を訪問されました。
奴隷たちは強制的に船に乗せられ、
アフリカから北米大陸に連れていかれました。
狭い船内で、すし詰め状態にされ、
家畜よりもひどい扱いを受けたのです。
それをごらんになる神様は、
どれほど悲しんでおられたでしょうか。
☆
お母様は、神様の悲しみに胸を痛めながら、
このように祈られました。
「敬愛してやまない天の父母様(神様)。
長く遠い日々をあなたの息子、娘を探してくるご苦労と、
恨(ハン)の多い路程において、
無知な人間たちによって何度も
天を苦しめてきた歴史を私たちは知っています。……
あなたの深いみ旨とイエス様の本質を知らない
キリスト教文化圏は、今日このアフリカのゴレ島の
悲痛な歴史を残しました。
『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』
と言われたイエス様のみ言はどこかに行き、
キリスト教の文化圏からここアフリカに来た
宣教師たちは彼らの本質を忘れ、皮膚の色が
違うといって人間として対することができなかった
歴史的なその恨み多い歳月を、
五百年余り耐えて、待ってきたこのアフリカの民を
記憶してくださるようにお願いいたします。
愛する天の父母様。
きょう、真の父母の名前で、今まで恨がしみわたった
このゴレ島の霊たちを解怨成就して、
天の父母様が主管される天上の修練を通じて、
善霊として復活して地上の子孫たちに臨み、
天の父母様を中心とした人類一家族の夢を
成すことのできるアフリカとなり、
世界の前に光となり、ともしびとなりうる、
これ以上の葛藤と苦痛と戦争のない
天の父母様を中心とした完全に一つになった
和合と統一の世界を成し遂げるにおいて、
積極的に協助することを願いながら、
真の父母の名によって解怨成就します。
アーヂュ」(2018年1月19日、セネガル・ゴレ島
〈『世界家庭』2018年3月号9ページ〉)
お母様は、「天の父母様」という名前を
口にするだけで涙を浮かべられる方です。
そのような姿を拝見すると、いかに神様を愛し、
その夢を実現しようとされているのかが、
自然と伝わってきます。
天一国特別巡回師 柴沼邦彦
『世界家庭』2022年2月号
紙上説教 真の父母様の夢A
全ての人種、民族が家族になる
天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して第13回
https://www.kogensha.jp/news/detail.php?id=10140
(Blessed Lifeより)
『世界家庭』2022年2月号
紙上説教 真の父母様の夢A
全ての人種、民族が家族になる
天一国特別巡回師に聞く
神霊と真理に満ちた教会を目指して第13回
https://www.kogensha.jp/news/detail.php?id=10140
(Blessed Lifeより)
☆
再編集 文責:ten1ko2
私たちは、日本の地で生まれ育ったこともあり、
他国の人達との交流はあまりなく、
どちらかというと、優越意識が強いのかな、と思います。
また、かつて、アフリカなどを植民地にしてきた、
西欧諸国もキリスト教国家です。
神様を愛しているはずなのに、
人類を等しく愛することができませんでした。
神様の夢、願い、神様の心情を理解することが
できませんでした。
まさしく、親の心子知らず、
そんな親不孝の人類だったのです。
万民を等しく愛される神様の心情を知って、
そのごとく実践された真の父母様は、
まさに神様の愛の実践者です。
私たちも、真の父母様に似る者になるべく、
世界人類が家族になる為に
今の歩みをなしていることを
自覚していきたいと思うのです。
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