橘先生の『夫婦愛を育む魔法の法則』より
今回は、「信教の自由」です。
☆
第2章 受け入れる
信教の自由
自由の中でも信教の自由は、
男性にとって特に重要だといいます。
『新・良妻賢母のすすめ』には、
ある信仰を持った婦人が、夫にも
同じ信仰を持ってほしくて、宣教師と
打ち合わせをし、夕食時に訪問してもらうよう
セッティングした話が載っています。
夫ははめられたと思い、
窓から逃げ出し、家出してしまいます。
3日後に見つかり、妻が二度と
宗教の話はしないという約束をして、
ようやく家に戻りました。
その後、家出をした時に知り合った男性信者から
話を聞いた夫は、妻と同じ信仰を持つようになります。
夫の言葉です。
「教会のことをもっと知りたいと
思っていたんですが、妻からは
聞きたくなかったんです」。
☆
この「あるがまま受け入れる」という原則を、
信仰に関しても当てはめましょう。
夫を伝道したいので
あるがまま受け入れるというのでは、
本当の意味で受け入れていることにはなりません。
信仰を持つよう変わってほしいと
願っているのですから。
夫が信仰熱心でも、付き合い程度でも、
黙認でも、反対でも、その点も全部含めて
今のままの夫を受け入れるのです。
もちろん、夫が同じ信仰を持ってくれることを
願い続け、祈り続けてよいのですが、
仮に持ってくれなくても、自分にとっては
大切な愛する夫であり伴侶であることに変わりはない、
というスタンスです。
☆
信仰に関しても、ご主人が
深呼吸できるようにしてあげてください。
男性は信教の自由には想像以上に敏感で、
自分をコントロールしようとする気配を
ちょっとでも感じれば、反発します。
☆
信仰歴10年ほどの婦人が、ご主人を
教会に連れて来られました。
彼女が信仰を持った当時、ご主人は
「俺まで巻き込むなよ」と言ったそうです。
以来、その時まで黙認状態。
心にバリアーを張りながらも教会に来られた
ご主人に聞いてみました。
「奥様は、教会に来られるようになっていかがですか?」。
ご主人の答えです。
「性格は良くなりましたね」。
さらに、「親族の問題で話し合った時、
妻の言うことがもっともだと思いました。
夫婦で同じ価値観を持つことは大事かなと……」
と勉強を始められたのです。
☆
また、『新・良妻賢母のすすめ』にも、
これと通じるような実例が載っています。
異なる信仰を持った男性と結婚する女性に対して、
賢者が与えたアドバイスは、
「信仰の違いを問題にしてはいけません。
……自分の信仰をしっかりもって、
その教えの生きた模範となりなさい」。
☆
ある60代の既成祝福家庭のご婦人から
とても素晴らしい証(あか)しを聞きました。
熱心にみ旨を歩んでこられた方で、
お子さんたちも信仰二世として立っておられます。
常に夫を立てて一度もけんかをしたことがない。
一日4回ハグをし、愛の言葉を交わす。
育った環境で満たされないままきた夫の情の世界を、
見事に埋めて満たしてあげている。
幸せを感じているご主人は、
奥様を好きにさせてくれているそうです。
☆
信仰の篤(あつ)い男性の中には、
真のお母様の代身として妻の意見を
尊重される方もおられるでしょう。
妻は、尋ねられたら意見を言うのはよいのです。
でも、聞かれる前からあれこれ言っては、
男性はうれしくありません。
橘 幸世・著(光言社・刊
『夫婦愛を育む魔法の法則』〈2017年8月25日初版第2刷発行〉より)
スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』11
https://www.kogensha.jp/news_web/detail.php?id=26667
(Blessed Lifeより)
『夫婦愛を育む魔法の法則』〈2017年8月25日初版第2刷発行〉より)
スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』11
https://www.kogensha.jp/news_web/detail.php?id=26667
(Blessed Lifeより)
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再編集 文責:ten1ko2
夫にとって妻は、愛の対象であり、
また、信頼すべき、一番の相談者でもあると思います。
橘先生の証しを聞いて思うのは、
夫に正しく信仰を持ってもらうこと、
そこに重きを置くのではなく、
まずは、ありのままを受け入れること、
そのことが大事なのだ、いうことです。
何よりも愛を先立てること、
それは、妻も夫も同じなのではないか、と思うのです。
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