愛の力は、人間の体の痛みを超えさせる
北谷先生の証し
「霊界はある 霊人たちはいつも共にいる」
続編になります。
☆
意識が回復したあと、私は霊界を清めるため、
「病室に天運石や孝情苑を持ってきてほしい」
と家族に頼みました。
自発呼吸が戻らない中、
医師が妻に、「術後14日を超えたら、
鼻マスク式の人工呼吸器は、外さなければなりません。
それまでに自発呼吸が戻らないようなら、
気管を切開して人工呼吸器を装着する必要があります」
と告げました。
奇跡的に、期限ぎりぎりで自発呼吸ができるようになり、
人工呼吸器は外されました。
☆
次の段階は、自分で食べて飲めるようになることです。
私はずっと、喉に管を通されて栄養を摂取していました。
管を外してもいいかどうかは、
わずかな水を飲んでみて、きちんと
食道を通過できるかどうかで判断するということでした。
水滴が少しでも肺に入ってはいけないのです。
また、医師から、「できるだけ
たんを外に出すように」と言われました。
たんを出さないと、のみ込んだものが
肺に入る危険性が高まるということでした。
しかし、だんを出すためにえずくと、
ものすごく苦しいのです。
とにかく大変でした。
☆
そのような中、妻や子供たちが面会に来てくれると、
痛みが和らぎました。
本当に不思議でした。
午後3時頃から6時、7時くらいまでの
3、4時間が面会時間で、
家族が手や足をさすったり、もんだりしてくれると、
痛みはずっと消えたのです。
私は、原理講師として、食口や伝道対象者に向かって
「原理」のみ言をたくさん語ってきました。
“万物は何のために存在するのか?
命を生かすために。
命は何のためにあるのか
愛を育むために”
というようなことを、
ある程度の実感を込めて伝えてきたと思います。
生きるか死ぬかの瀬戸際に立ってみて、
「原理」が説いていることを
本当にそうだと痛切に感じました。
☆
私は、妻が24時間、隣で一緒にいてくれることを願いました。
子供に対しても同じです。
しかし、病院では完全看護の体制が敷かれており、
面会時間しか一緒にいられませんでした。
わがままで恥ずかしい話ですが、
「こんなに希望しているのに一緒にいられないなんて、
この病院は何なんだ!」
と不平不満の思いがあふれました。
愛の方は、人間の体の痛みを超えさせます。
そのことを体験し、改めて、
“蕩減時代は終わった。
愛の時代、天一国の時代が到来した”
と実感しました。
☆
人々の命を生かすため自らが命懸けで歩む
入院中、私は、霊界から真のお父様の声を聞きました。
それは、次の五つの内容です。
第一に、神様について正しく教えなさい。
第二に、真の父母について正しく伝えなさい。
第三に、霊界があることを、より多くの人に伝えなさい。
第四に、皆がみ言の実体になれるように、
生活指導をしっかりとしなさい。
第五に、どんなことがあっても、
神様、真の父母様を愛するように、親が
責任を持って自分の子供を育てるべきことを伝えなさい。
☆
そして、私が壇上に立って証しをしている場面が、
たくさん出てきました。
私が生かされた理由は、"まだ霊界に来てはいけない。
やるべきことが残っている"
ということだったのだと思います。
リハビリ期間に抱いていた本音は、
『もし後遺症が残り、家族に迷惑をかけたり、
み旨を歩めなかったりしたら、
すぐに霊界に行ったほうがいい。
霊界でのみ旨が始まるだろうから』
というものでした。
☆
そのような私に、日常生活が戻ってきました。
今もこうして、天のみ旨を歩めることが、
ただただ感謝です。
真のお父様に誓った、
「死生決断、全力投球」のみ言の実践。
それをずっと意識して歩んできました。
私が命を懸けなければ、人々の命は生まれ変わりません。
もう一度、そのみ言を実践するチャンスを頂きました。
全ての願いがかなう時代に入りました。
☆
私たち一人一人は先祖を代表しています。
先祖を救い、一人でも多くの人に神様と真の父母様、
そして霊界を伝えていかなければなりません。
誰もが、いずれは霊界に行きます。
霊界で神様と真の父母様の前に立つとき、
「やれるだけのことはやりました!」
と、胸を張って言える、
今後の人生にしていきたいと思います。
神様と真の父母様、善霊界の導き、
そして、本部スタッフをはじめ、
多くの食口の皆様の祈りの協助があって、今があります。
心から感謝申し上げます。
World Family 2024.10
☆
再編集 文責:ten1ko2
北谷先生の証しを読みながら、
「悔いのない人生を送らないといけない」
そのように思わされました。
愛の時代に入っていることを
実感しないといけないし、
実践しないといけないと思います。
そして、お父様が北谷先生に語られたように、
神様・真の父母様、そして霊界の存在を
正しく証しする者になっていきたい、と思うのです。
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