2024年12月30日

「さあ大塚。地獄を救いに行こう!」  *地獄を見た証し 《大塚会長》



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大塚克己UPF日本議長の、自叙伝より
霊的に「地獄」を見た、壮絶な証しです。

霊眼で見た真の父母様は、七色に輝いていた

当時、私は成天寮という学舎にいたのですが、
そこで不思議な体験をしました。

忘れもしない1977年11月22日午後5時に、
霊眼がばっと開いたのです。

ちょうど風邪を引いて、休んでいるときでした。
布団の中から天井を見たら、 違った光景が
映画のように浮かび上がってきたのです。
目を凝らすと、地獄の光景であることが分かりました。

幾層にも重なり合った男性と女性が、
全裸で淫行にふけっていました。
そして、その淫行にふけっていた者同士が、
今度はナイフを取り出して殺し合うのです。

血がバーッと降り注ぎ、血の池ができた中に、
殺された人がドボンと落ちる。
悲鳴や怒号、鼻が曲がるほどの悪臭・・・

目を背け、耳をふさぎたくなるような、
おぞましい光景でした。


苦しくなった私は、我知らず天に向かって
「もっと上を見せてくれ」と叫び ました。

すると場面がばっと変わって、今度は薄暗く、
草木が一本も生えていないような、
荒漠とした山の谷間の道を、
私が一人で歩いている光景を見せられました。

空には白と黒の雲が渦巻き、
風が吹き荒れて、ものすごく寒いのです。

そういう中、岩陰から一人の真っ黒い人間が現れました。

その人が私に言葉を投げかけるのですが、
それが全て矢になって飛んできて、私に当たるのです。

痛くてたまらないので、小走りに逃げました。
「口から出るものが人を汚す」(マタイ15・11)
という聖書の言葉を実感しました。


やっと野原に出ると、すすきの穂が
風に激しく揺れていました。
その暗鬱で荒涼たる景色を見ていると、
深い孤独感が襲ってきました。

キルケゴール(デンマークの哲学者、思想家)は、
「絶望」を「死に至る病」と表現しましたが、
本当にその孤独は絶望の中にいるようでした。

私は思わず、「お父様お母様、助けください!」
と叫んでいました。

そのとたん、パーッと雲が分かれ、天井がパカンと割れて、
金ピカに輝く黄金の円盤盤がサーッと降りてきました。

見ると、その円盤の上に、真のお父様と真のお 母様が
祝福のときの服装で、王冠を被って立っておられました。

そのお姿は、透明でありながら七色に輝いていて、
もう名状しがたい美しさなのです。

うっとりしていると、その円盤がそばまできて、
私を引き上げてくれました。

私は、半ば腰を抜かしたような感じで、
円盤の上にちょこんと座っていました。


するとお父様が、何とおっしゃったと思いますか?

「さあ大塚、地獄に行こう。地獄を救うために」
とおっしゃったのです。

そして、言うな否や、
真の父母様は地獄に向かっていかれたのです。


私は悟りました。
真の父母様は全てを勝利されましたから、
堂々と天国の椅子に座っていてもよいはずです。

そして、私たちが勝利するのを待って
おられればいいのです。
ところがそんな真の父母様ではありませんでした。

地獄の底に降りていって、そこで
苦しむ人々を一人残らず救済するために、
血を流しながら歩まれる方だったのです。

このような、生々しい霊的体験をした私は、
その後3日間、口もきけないような状況になりました。
この体験は、私の魂に深く刻まれました。

自叙伝「天地人真の父母様との対話」
祝福家庭夏号2024
再編集 文責:ten1ko2


地獄の世界は壮絶ですね。。。

しかし、真の父母様は、
「地獄に行こう。地獄を救うために」
これは、親であるからこそのメッセージだと思います。

霊界におられるお父様は、
地上で摂理を進めておられるお母様と
まさに一心同体で地獄を救われる歩みをされています。

地上でどんなに悪なる活動をしてきた霊人たちも、
真の父母様を見つめる観点は、
私たちの次元を超えておられます。

微々たる歩みではあるけれど、
地獄までも愛して行かれる真の父母様に
少しでも近づき、その愛を相続(受け継ぐことが)できる
私たちでありたいと思うのです。


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