大塚克己UPF日本議長の、自叙伝より
今回は、マッチングを受けた時の証しです。
☆
マッチングの場で、真のお父様の
心情に共鳴する不思議な体験
心情に共鳴する不思議な体験
1978年9月、1610組のマッチングがあり、
全国から4000人近い未婚の青年たちが集いました。
私も候補者として、金沢から
マッチング会場(埼玉県神川村(当時))に行きました。
狭い会場に候補者がひしめき合って座っていましたが、
さらにあとからあとから到着するので、
私はあれよあれよという間に、
ステージの真ん前に押し出されていました。
私は日頃から、礼拝や集会などでは、後ろとか
隅っことか、目立たない場所で静かに聞いているのが好きでした。
にもかかわらず、否応なしに、最も苦手な位置、
一番前のど真ん中に座るはめになってしまったのです。
困ったな、居心地が悪いなと思っているうちに、
真のお父様が来られて、み言が始まりました。
すぐそばで語られるみ言を拝聴しながら、
私は不思議な体験をしました。
共鳴というのでしょうか、お父様の心情に合わせて、
自分の心情が自然に動じ静ずるのを、
はっきりと感じたのです。
イエス様の「わたしが父におり、父がわたしにおられる」
(ヨハネ14・10) という言葉は
こういう状態だったのかと思いました。
☆
やがてマッチングが始まりました。
お父様は、そばに侍っていた日本の先輩家庭の一人に、
「伝道などの教会活動で、最も実績のある者から祝福しよう。
男性一人、女性一人を選びなさい」とおっしゃ いました。
こうして選ばれた女性が、
後に私の妻となる橋本多恵子さんでした。
お父様はすぐに、「たえこちゃん、いらっしゃい」
と呼ばれ、彼女が後ろのほうから歩いてきました。
実は彼女には、自分が最初にマッチングを受ける
という、直感のようなものがあったそうです。
それで、「そんな畏れ多いことがあってはいけない」
と思って、後ろのほうで人の陰に隠れていたのです。
ところが、お父様から直々に名前を呼ばれてしまい、
出てこざるをえなくなったのです。
☆
お父様は、名前が挙がった2人の男女が合えば
マッチングしようと思っておられたようですが、
どうも合わなかったようです。
そして次の瞬間、お父様が
ばっと私をごらんになったのです。
これは私の主観ですが、そのときお父様は、
決して探しておられなかった、
私がそこにいるのを分かって振り向かれた、
という印象を受けました。
お父様と私との間で、
次のようなやりとりがありました。
「おまえは今、何をやっているんだ」
「はい、CARPの学舎長をしています」
「どこでやっているんだ」
「金沢です」
「じゃあ、来い」
こうして、私が多恵子さんの相手に決まったのです。
1610組の中の1組めの誕生でした。
このときお父様は私のことを、
「この男は、明るくてすなおで優しくて、
統一歌会(家庭連合)でもまれに見るいい男」
とおっしゃいました。
マッチングを受けると、
「よろしくお願いします」と挨拶をした後は、
もう何もすることがありません。
それで、会場の外から窓越しに、
他の兄弟姉妹たちのマッチングのようすを
見ながら時間を過 ごしました。
☆
お父様のマッチングは本当に不思議です。
私の知り合いのある女性は、なんと、
彼女と同じ名字の男性と祝福を受けました。
実は彼女は養女で、その家名を
守らなければならない立場だったのですが、
お父様のマッチングで、図らずもそれがかなったのです。
私の知る限り、彼女と同じ名字の男性は
その場に一人しかいませんでしたから、驚きでした。
☆
また、ある人が、自分が指されたと
思って立ち上がると、お父様は
「違う、その後ろ」などとおっしゃいます。
ひしめき合う男女の中から的確に
「一人」を探し出されるのです。
後ろにも目がついているのではないか
と思うほど四方八方にアンテナを張り巡らし、
霊界を完全にオーブンにしておられるように感じました。
☆
再編集 文責:ten1ko2
神川工場でのマッチング、よく1610双と言われますが、
この時、大塚議長が第1号のマッチングなのは、
多くの方がご存じかと思います。
ただ、そういう背景があったというのは、
初めて知りました。
お父様が肉体と精神の限界を超えて、
精誠を尽くして行われた祝福。。。
今、御父母様が直接関わることがない、
そのような時代になりましたが、
祝福の価値は、変わることがないのです。
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