新潟の大教会長(2世)が、
シンポジウムで語られたメッセージ
「霊性の地・新潟から信教の自由を叫ぶ」
続編です。
☆
■「神様、苦しかったです」
親はなぜ、メディアからバッシングされ、
ネットを開けば誹謗中傷の中にある、
この統一教会の信仰を持っているのだろうか。
神様なんて本当にいるのか私は、
その答えを研修会で必死に求めてみました。
(研修会の中で、山頂で祈るというチャレンジがありました。)
司会が「人生を振り返りながら
祈ってみてください」と言いました。
その登山で、私は神様に出会うこととなりました。
人生を振り返り、手を合わせて祈ろうとしたとき、
私の口から最初に出てきた言葉は、
「神様、苦しかったです」でした。
「何であのとき、神様は助けてくれなかったのですか!
なぜ導いてくれなかったのですか!」
私は、嗚咽しました。
☆
■親の愛を心の底から感じる
いろいろな思いが湧いてくる中、
一つの光景が目の前に現れます。
父と母が泣いている姿でした。
私は中高生期に非行に走り、
警察に補導されたことがあります。
そのとき、母がボロボロ泣きながら迎えにきました。
車の助手席に乗り、母の顔を見ながら
「ごめんね」と謝ると、母は、
「あんたが捕まったから泣いてるんじゃないよ。
警察から電話がかかってきたとき、
もしかしたら事故や事件に
巻き込まれて死んだのかもと思った。
でも、もう一回会えて良かっ た」
と言って、また泣きました。
私は中学生のときに家出をしまし た。
父は涙を浮かべながら、
「どうして俺の言っていることが、おまえに分からないんだ」
「何で、俺の思いがおまえに届かないんだ」と言いました。
男気あふれる父が、涙を流していました。
☆
『自分も苦しかったけど、親も苦しかったんだ。』
そんな思いが、胸に押し寄せてきました。
そのとき、『もしかしたら神様も、
自分の人生を見て苦しかったのかな?』
と思い、祈りました。
「神様、もう僕のことは愛してないですよね」
「愛することなんて、できないですよね」
「本当に愛しているんですか?」
そのとき、私は人生で初めて神様の声を聞きました。
胸に迫ってきた、響きわたるその声は、
「愛している」
「おまえのことをずっと愛してきた」
と繰り返し聞こえました。
”神様って本当にいるんだ。
神様は自分のことを諦めていなかったんだ。
自分と一緒に今いるんだ。
今も自分を導こうとしているんだ”
そのようにはっきりと実感しました。
☆
私は、その日の出会いを通して信仰を持ち、
神様を信じる勇気を手にしました。
人のために生きること、人を愛すること、
世界平和のために生きること、
それらをばかげたことだと思っていた
私の価値観は、一変したのです。
『世界平和を本気で目指し、
苦しんでいる人に手を差し伸べていこう。
人生をかけて誰か一人だけでも助けてあげたい。
救ってあげたい。
誰かのために愛の人生を生きたい』
そんな心が芽生えたのが、
私が信仰を持つに至った原点です。
☆
私は研修会後、両親と向き合いました。
それまでの人生を隠さずに伝えたのです。
私がどれほど多くの過ちを犯したのかも伝えました。
両親からこっぴどく叱られるかもしれないと思っていましたが、
両親は涙を流しながら、「おまえは何も間違ってない。
間違っていたのは、私たちだよ」と言い、
不足な私を受け止めてくれました。
そのときに初めて親の愛を心の底から感じました。
そして、私は思いました。
『この両親の元で生まれてきて本当に良かった。
この両親によって信仰を受け継ぐことができて本当に良かった。
私は家庭連合の二世であることを誇りに思う』
世界家庭2024.11月号
☆
再編集 文責:ten1ko2
神様を実感した・・・
神様を自分で感じることができた人というのは、
本当に強いな、と思います。
昨日の徹夜精誠でも、
二世たちの証しがありました。
父を早くに亡くし、母をも亡くされたり、
日韓家庭で、信仰をもっていることを
なかなか証しすることができなかったり、
いろんな悩みや辛さを抱えていました。
しかし、真の父母様の心情に触れ、
神様が自分を見つめる心情に触れると、
ここまで前向きになっていき、
天の希望になっていくことができるのだなあと、
とても勇気をもらいました。
大教会長の証し、まだまだ続きます。
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