2025年01月04日

なぜ、あの時神様は助けてくれなかったのか なぜ親がこの信仰をもっているのか 《信教2世・大教会長》



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新潟の大教会長(2世)が、
シンポジウムで語られたメッセージ
「霊性の地・新潟から信教の自由を叫ぶ」
続編です。

■「神様、苦しかったです」

親はなぜ、メディアからバッシングされ、
ネットを開けば誹謗中傷の中にある、
この統一教会の信仰を持っているのだろうか。

神様なんて本当にいるのか私は、
その答えを研修会で必死に求めてみました。

(研修会の中で、山頂で祈るというチャレンジがありました。)

司会が「人生を振り返りながら
祈ってみてください」と言いました。
その登山で、私は神様に出会うこととなりました。

人生を振り返り、手を合わせて祈ろうとしたとき、
私の口から最初に出てきた言葉は、
「神様、苦しかったです」でした。

「何であのとき、神様は助けてくれなかったのですか!
なぜ導いてくれなかったのですか!」
私は、嗚咽しました。

■親の愛を心の底から感じる

いろいろな思いが湧いてくる中、
一つの光景が目の前に現れます。
父と母が泣いている姿でした。

私は中高生期に非行に走り、
警察に補導されたことがあります。
そのとき、母がボロボロ泣きながら迎えにきました。

車の助手席に乗り、母の顔を見ながら
「ごめんね」と謝ると、母は、
「あんたが捕まったから泣いてるんじゃないよ。
警察から電話がかかってきたとき、
もしかしたら事故や事件に
巻き込まれて死んだのかもと思った。
でも、もう一回会えて良かっ た」
と言って、また泣きました。

私は中学生のときに家出をしまし た。

父は涙を浮かべながら、
「どうして俺の言っていることが、おまえに分からないんだ」
「何で、俺の思いがおまえに届かないんだ」と言いました。
男気あふれる父が、涙を流していました。


『自分も苦しかったけど、親も苦しかったんだ。』
そんな思いが、胸に押し寄せてきました。

そのとき、『もしかしたら神様も、
自分の人生を見て苦しかったのかな?』
と思い、祈りました。

「神様、もう僕のことは愛してないですよね」
「愛することなんて、できないですよね」
「本当に愛しているんですか?」

そのとき、私は人生で初めて神様の声を聞きました。

胸に迫ってきた、響きわたるその声は、
「愛している」
「おまえのことをずっと愛してきた」
と繰り返し聞こえました。

”神様って本当にいるんだ。
神様は自分のことを諦めていなかったんだ。
自分と一緒に今いるんだ。
今も自分を導こうとしているんだ”

そのようにはっきりと実感しました。


私は、その日の出会いを通して信仰を持ち、
神様を信じる勇気を手にしました。

人のために生きること、人を愛すること、
世界平和のために生きること、
それらをばかげたことだと思っていた
私の価値観は、一変したのです。

『世界平和を本気で目指し、
苦しんでいる人に手を差し伸べていこう。

人生をかけて誰か一人だけでも助けてあげたい。
救ってあげたい。
誰かのために愛の人生を生きたい』

そんな心が芽生えたのが、
私が信仰を持つに至った原点です。


私は研修会後、両親と向き合いました。
それまでの人生を隠さずに伝えたのです。
私がどれほど多くの過ちを犯したのかも伝えました。

両親からこっぴどく叱られるかもしれないと思っていましたが、

両親は涙を流しながら、「おまえは何も間違ってない。
間違っていたのは、私たちだよ」と言い、
不足な私を受け止めてくれました。

そのときに初めて親の愛を心の底から感じました。

そして、私は思いました。

『この両親の元で生まれてきて本当に良かった。
この両親によって信仰を受け継ぐことができて本当に良かった。
私は家庭連合の二世であることを誇りに思う』

世界家庭2024.11月号
再編集 文責:ten1ko2


神様を実感した・・・
神様を自分で感じることができた人というのは、
本当に強いな、と思います。

昨日の徹夜精誠でも、
二世たちの証しがありました。

父を早くに亡くし、母をも亡くされたり、
日韓家庭で、信仰をもっていることを
なかなか証しすることができなかったり、
いろんな悩みや辛さを抱えていました。

しかし、真の父母様の心情に触れ、
神様が自分を見つめる心情に触れると、
ここまで前向きになっていき、
天の希望になっていくことができるのだなあと、
とても勇気をもらいました。

大教会長の証し、まだまだ続きます。


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