2025年03月05日

自由主義国家では、人間らしさが奪われている?! 家庭連合が標的になった理由 *ニュースがわからない人に《5分で解説》 



250305.jpg


「ほぼ5分で読める勝共理論」の続き。
共産主義の理論である「疎外論」
これが、いかに間違いであるのか、説いています。

疎外論の何が間違いなのか?

疎外論では、「資本主義社会では人間の本質が失われている」
「人間らしさが奪われている」と言っています。

そうしてできたのが共産主義の国、例えば
旧ソ連や中華人民共和国、そして北朝鮮などでした。

では、これらの国では人間らしい生活が
あふれているのでしょうか。

日本や米国よりも、人々が
もっと生き生きと暮らしているのでしょうか。

そうとも言えないようです。
むしろ特権階級だけが莫大(ばくだい)な富と力を持ち、
国民が自由を奪われている、
反対する人は厳しく弾圧されてしまう、
そんな国になっています。

これは、人間疎外論が根本的に
間違っていたということを意味しています。


では、何が間違っていたのでしょうか。

一つは、疎外の本質の捉え方を間違えたということです。
人間らしさの定義が違うということです。

人間には心と体があります。
哲学的に表現すれば、精神と物質です。

ある人がニコッと笑えば、
「あ、この人はうれしそうだな」と思います。
でも実際には、うれしいという心は見えません。

実際に見えているのは表情、つまり体の動きです。
体の動きを見て、「あ、うれしそうだな」とか、
「悲しそうだな」という心の動きを感じ取るわけです。
 
笑っている顔を見て、「あ、この人は
顔の筋肉が収縮運動をしているな」といって
体の動きを感じ取る人はちょっと変わった人かもしれません。

このように、人間には心と体があります。

心と体、どちらが大切?

では、心と体はどちらが大切でしょうか。
もちろんどちらも大切であることは言うまでもありません。

心が幸せなら体が傷ついてもいい、
体が幸せなら心が空虚でもいい、
ということはありません。
両方とも大事です。

ただ、両方とも大事であることを大前提として、
よりどちらが大事なのかといえば、
やはり心ではないでしょうか。

例えば、心が傷つくことと体が傷つくことでは、
より傷が深いのは心ではないでしょうか。

このように、心が体より重要だということを、
勝共理論では「心と体は、主体と対象の関係である」
といいます。 


実は日本の憲法も同じように考えています。

憲法は個人の自由を保障していますが、
その中に精神の自由と経済活動の自由があります。
そして精神の自由は経済活動の自由よりも、
より強く尊重されています。

例えば、お店とお店の距離が近いと倒産するかもしれない、
というときに、お店は何メートル以上離さないとだめだよ、
というルールを国が作ることもできます。

経済活動の自由を国が制限してしまうんですね。
でも、あなたは変な意見を言ってはいけないよ、
という制限をするのは、よほどの理由がないと駄目です。

これを法律の学問では二重の基準といいます。
明らかに差を付けているのです。

これは、日本国憲法が人間の本質は
より心にあると考えているということの表れです。

しかし疎外論ではそのようには考えません。

ほぼ5分で読める勝共理論 21
疎外論F 疎外論に対する批判と代案(1)
https://www.kogensha.jp/news_web/detail.php?id=23653
再編集 文責:ten1ko2


心と体はどちらも大事だし、
特に心が重要である。。。

もちろん当然のことであり、
誰もが納得することだと思います。

そして、心が大事である・・・その証拠として、
思想や良心の自由、信教の自由、表現の自由
これは憲法で保障されているのです。

今、私たち家庭連合に対する、
政府のとらえ方、裁判の行われ方、
そのようになっているのか、と考えると
疑問を提示ざるを得ません。

今は、家庭連合だけを悪の存在に
させようとしていますが、
これは、家庭連合だけの問題で終わらないことでしょう。

まさに本来の自由主義とは、
まったく異なる道を歩んでいる・・・
それが日本の現状なのだと
はっきりと知るべきではないでしょうか。



最後までお読みいただき ありがとうございました!
ポチッ!がまだの方はお願いしますm(__)m
ポチッは1日1回有効で、1週間の合計で
ランキングの順位が決まります。
ポチッとすると、現在の順位が出てきます ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村
良い記事だと思った方は、
応援のクリックをお願いします!

(記事冒頭の哲学・思想ブログのバナーも
ブログ村のバナーとなっています
どちらからでも応援して頂けます)



※ 当ブログ記事の転載、拡散は、歓迎いたしますが、
その際は、リンクを貼っていただくか
当ブログ名と記事URLを記載して頂くようにお願いいたします。
(このブログ記事に飛べるようにして紹介してください)

なお、当ブログの記事に対して
曲解や悪用ととれる引用、無断転載
に関しては、固くお断りいたします。

※ このブログは、
あくまでも個人の意志に基づいて、書いているものであり、
教会本部の意向とは直接関係がありません。
過去においても、今後においても
全ての責任は私自身に帰属するものであります。 

posted by ten1ko2 at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 勝共理論 勝共活動  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする